作品情報・キャスト
越谷オサムのベストセラーを「フォルトゥナの瞳」や「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」などて手掛けた三木孝浩監督が嵐の松本潤、上野樹里を主演に映画化。
広告代理店で働く奥野浩介は営業先で同級生の渡来真緒と10年振りに再会します。やがて付き合い始めるが彼女は謎の病気で13歳より前の記憶がなく突如消えてしまいます。すると何故か真緒を知る者がいなくなった・・・。
ネタバレあらすじ/陽だまりの彼女
広告会社に勤務する奥田浩介は営業先で中学の時の同級生・渡来真緒と再会します。
浩介が覚えている13歳の時の真緒は裸で徘徊していたところを警察に補導された事や里子である事を馬鹿にされクラスでは酷いイジメに遭っていた事だった。
浩介はマーガリンを髪の毛に塗られている真緒を見て我慢出来ずに止めに入りいじめっ子の顔にマーガリンを塗りつけた事を思い出した。
それから勉強を教えたりしているうちに仲良くなり公園でキスした事がある。
浩介が15歳の時に引っ越してから会ってはおらず10年振りの再会だった。
真緒の会社へセットボートのデザインを持って行こうとするが上司に卑猥だからと断られます。
浩介は街中にある企業看板の写真を撮っている時に偶然真緒と会い手伝ってもらえる事になりこれがきっかけで急速に仲良くなり真緒は浩介にキスしました。
審査が通った頃、2人は付き合っていました。
江ノ島をデートした時に浩介は子供の頃に遊んでいた猫屋敷に連れて行きます。
浩介の手の甲には助けた猫に引っ搔かれた傷跡が今でも残っていました。
猫が大好きな浩介は中学時代にも猫を助けようとした時があり、その時は可愛くないから止めなと真緒に止められた事を思い出します
真緒にいきなり実家に連れて行かれ結婚しますと紹介されます。真緒は13歳から前の記憶がなく裸で歩いていたところを当時警察官だった父親に保護され引き取られていました。
浩介のことも、やがて真緒の記憶から消されると父親から言われるが浩介は結婚して一緒に住む決断をしました。
真緒は髪の毛が抜け身体が痩せていきました。ちゃんと専門科に診てもらうと問題はなかったが記憶がない時のストレスが洗脳的に残っているかもしれないと先生から言われます。
真緒の上司・新藤は真緒のことが好きで浩介とのデートを気になって尾行していました。
真緒が浩介に飲物を買いに行って貰っている時に猫屋敷にいる女性と親密そうに話している姿を目撃します。
真緒が結婚した頃、会社で倒れ新藤は江ノ島まで送るが車を降りて尾行すると猫屋敷にたどり着きました。
そこで真緒は仮の姿だと知ります。
結末/陽だまりの彼女
浩介は新藤から真緒が落としたお守りを渡されます。
そのお守りは小さい頃に持っていたものであり猫を助けた時に首輪に付けたものだった。
そして同じマンションで子供が落ちそうになったところ真緒は助けようと一緒に落下してしまうが子供を抱いたまま着地します。
目撃した浩介は、真緒はあの時に助けた猫なんだと確信します。
真緒が急にいなくなります。
浩介は必死で探すが関わった者は全員真緒の記憶がなく真緒を通して知り合った育ての両親などは浩介の記憶も消されていた。
浩介は幼い頃に猫を助けた海岸へ行くと沖を眺める真緒を発見します。
助けられた猫はどうしても浩介と会いたくて真緒の姿になったのでした。
中学時代、自転車で二人乗りしたみたいに浩介は思い出を残そうと真緒とデートします。
そして中学時代にキスした同じ場所で抱きしめキスしました。
「また生まれ変わっても浩介を見つける気がする」
真緒の記憶が消された浩介は目を覚まします。
会社のパーティーに参加した浩介はそこで流れていた曲を聴いて何故か涙を流します。 桜満開の季節になり自転車を降りて景色を眺めてると猫が近寄ってきたので浩介は撫でます。
「猫、お好きなんですか?」
顔を上げるとそこには真緒が立っていました。(終)