作品情報・バベル 愛と復讐の螺旋
パク・シフとチャン・ヒジンが共演したスリリングラブストーリー。不倫から始まる純愛と予測不能な展開にバベリストと呼ばれる中毒者が続出した。
あらすじは?
元新聞記者の敏腕検事ウヒョクは幼い頃の両親の死にコサングループのテ会長が関与している事を知ります。
復讐を果たそうと検事を辞めてコサングループの法務チーム長として潜り込みテ会長を追い込むことができる情報を探り出そうと企てます。
一方、テ会長の次男ミノがコサン電子の社長に就任しテ会長の妻シン・ヒョンスクは実の息子である長男テ・スホが社長になれなかったことに不満を持つ。
またミノの妻でジョンウォンは、夫の暴力に耐えながらつらい日々を送っていました。
そんな中テ会長がヘリコプターの墜落事故で重体となり、さらにミノが何者かに殺害される。2つの事件の担当検事となったウヒョクは、事件の容疑者となったジョンウォンを取り調べるのだが二人には秘密があった。
キャスト・重要人物
チャ・ウヒョク(パク・シフ)
元記者で復讐のために人生を捨てた検事
ハン・ジョンウォン(チャン・ヒジン)
元女優、コサングループ次男と結婚し人生破滅
シン・ヒョンスク(キム・ヘスク)
コサングループ会長夫人、実の息子が社長になれなかった事に不満
テ・ミノ(キム・ジフン)
コサングループ次男、コサン電子の社長でジョンウォンの夫
テ・ユラ(チャン・シニョン)
コサングループ長女で弁護士、ウヒョクに惹かれる
テ・ビョンチャン(キム・ジョング)
コサングループ会長
テ・スホ(ソン・ジェヒ)
コサングループ長男
全16話ネタバレあらすじ
1話・欲望
元記者のウヒョク検事はトラブルをよく起こすので留置所に宿泊する事が頻繁にあるがベユン率いるチームとは協力関係にあります。
大財閥コサングループで経営のイロハも知らないテ会長の次男ミノが社長になったことで社内は騒然とします。性格に問題があり無能な長男スホは苛立って白い粉を吸い込み、会長夫人ヒョンスクは実の息子が社長でない事に不満を抱えるが我慢するようスホに伝えます。弁護士の長女ユラから家族の集まりに招待されたウヒョクはついに会長と体面出来る時がきたと思います。
幼い頃の両親が命を落とした事にコサングループのテ会長が関与していると疑い記者だった時の同僚ジェイルが調べてくれていました。
コサングループの法務チーム長として潜入し探りをいれるのがウヒョクの目的でした。
しかし会長を逮捕できる証拠を手にするリッキーが拉致られ、しかもテ会長とミノが乗ったヘリコプターが海に墜落しました。
家族は病院に駆け付け、ニュースを見たウヒョクも駆け付けると会長は手術中だったがミノは行方が分からないと知ります。危険な状態だと分かるとスホと妻ヨンウンは笑みを堪えます。
個室で一人で笑うヒョンスクは理事会を開くよう指示を出すがミノが現われたので驚きます。その姿を目にしたミノの妻で元女優ジョンウォンは涙を流して引き返し階段に座り込みます。二人は仮面夫婦であり彼女は日頃から暴力を受けて人生破滅状態でした。
ウヒョクは彼女を追いかけ涙を拭いキスします。それを遠くから見つめるミノの姿が・・・。
2話・深淵
経済使節団のメンバーに選ばれた事でミノは離陸直前に降りるよう会長から命じられ助かっていました。
ミノは妻ジョンウォンの手を握り歩き出すと監視カメラの視界に入らない場所に連れて行き「お前と俺は偶然か、運命か、俺から逃げられはしない」と殴り、倒れた彼女を蹴っ飛ばして置き去りにします。
ジョンウォンはやっとの思いで帰宅するとテ会長の執務室でミノが心臓を刺されて亡くなったと聞かされます。
ヘリコプターの事故調査をしていたウヒョクは殺人事件の調査もする事になりベユン刑事と協力して捜査します。解剖の結果、機長がアレルギーショックを引き起こしていたと知り事故ではないと分かります。
ウヒョクは駐車場でミノ夫婦(仮面夫婦)がカメラの視界から外れたあとに別々に行動していることで車のドライブレコーダーで確認するとジョンウォンが暴力を受けていました。
彼女に暴力を振るわれた理由を聞くと「理由なく手を出す人です。私だけで十分です」と言いました。
ミノから暴力を受けたジョンウォンは涙を流しながらウヒョクの家にやってきました。身体を重ね夜帰って行ったが明け方帰ってきたと目撃情報があったのでウヒョクは聴取を続けます。
彼女はウヒョクの家に行ったとは口にしなかったが思い出の場所をドライブしたあと「離婚してやる」とミノから電話があり急いで会社に行ったと言います。
車を目撃してタクシーで尾行したので言っている事は正しいと分かってるウヒョクだったが何時に帰ったのか訪ねると「夜中2時」と言いました。
あの日、離婚して欲しくて急いで駆け付けたが見せられたのは離婚届ではなくジョンウォンと何回も密会していた写真でした。「男と別れろ。俺はすべてを手に入れる。会社だけでなくお前もな」と暴行を受けているときに机の上にあったペーパーナイフを思わず掴んだのでした。
堤防スーパーに寄ったリッキーは「パク・ミジャ」の骨壺からナイフを取り出します。
3話・不信
1年前、ジョンウォンは女優業に復帰するため検事の仕事の見学にやってきたが逃走しようとした被疑者にナイフを突き付けられてしまいます。その時救ったウヒョクは病室にやってきたミノを見て彼女が脅えていたのでなんとなく察します。
ミノは「なんで検察庁にいたんだ、家にいればいい」と言い、洗面台で手を洗いながら「助けやがって、余計なことを」とつぶやきます。
助けてくれたお礼にご馳走すると電話がありウヒョクは喜んで店に行くが彼女はやってきませんでした。
部屋を掃除していたジョンウォンはUSBを発見し中身を確認すると身体を重ねている時の映像だったので驚きます。そこに帰ってきたミノから暴力を受けていたのです。
店を出てコンビニでご飯を食べていたウヒョクだが彼女から連絡があり店に戻ります。
「財閥と結婚した私、幸せそうに見える?」と涙を流す彼女にウヒョクはそっとキスします。
現在、参考人聴取のためジョンウォンは弁護士に黙秘するよう言われ帰って行きました。
ベユンは彼女にアリバイがないのに犯人とは思えませんでした。日常殴られていたとしても夫婦だし女優が手を下すとは思えないのです。
ウヒョクは「夫を愛しているのか、他の男を愛しているのか、分からない」と言いました。
現在、長男のスホが犯人だと噂される中、ミノの秘書代わりを務めていたウ室長の行方が分からない事をウヒョクは知りベユン刑事に調べるようお願いします。
ウヒョクは屋敷を訪ね1人1人アリバイ確認したあと離れに住むジョンウォンが心配で訪ねます。抱き合ってキスしていたところ足音に気付き急いで離れます。ユラは家族を疑わないでと訴えるが、こんな事態に陥っているときにヨンウンは酔っ払って笑ってるし母親ヒョンスクはミノが亡くなった事を発表するし混乱して八つ当たりしているだけでした。
ユラが自分惹かれている事を知るウヒョクは「心配しているような事にはならないから大丈夫です」と言いました。
そしてテ会長の病室に行きます。幼い頃、父親が亡くなり悲しんでいたところ夜遅くテ会長が訪ねてきたのを目撃していました。翌朝、母親が首を吊って自ら命を絶ってしまいました。その時を思い出し「罪を償うべき」と怒りが込み上げ首を締めます。
4話・憎悪
テ会長の首に手をかけるウヒョクだがこんなんでは生ぬるいと手を止め病室を出て行きます。
ミノの爪から採取した皮膚組織のDNAがスホと一致し葬儀中に逮捕に向かいます。刑事を突き飛ばして逃げるスホをウヒョクは追いかけ捕まえました。
事情聴取するウヒョクはスホの顔に痣がありメイクで誤魔化していることに気付きます。喧嘩でもしたのか聞くがヒョンスクが裏で検事総長と話を付けやってきました。
「私を信じて、絶対に出してあげるから沈黙を貫け」とスホの耳元で言い真犯人が捕まるまでミノの葬儀を延期するよう理事に指示しました。
圧力をかけられたウヒョクは血液型からミノとスホは母親が違うのだと分かります。
「出生の秘密など興味はない。会社を奪われたくなくて殺したのか」と挑発すると無能で単純なスホはすぐに罠にかかります。
「あいつは悪魔だ、殺されて当然の奴だ」と怒鳴ります。ヒョンスクはミノが家にやってくるまでとても優しかったが笑うことはなく平気で犬を殺したりするミノを憎むようになり人が変わってしまったのです。
事件当日、確かに喧嘩したが殺してはいないとスホは言いました。
ヘリコプターの残骸からショックを起こす目薬が発見されそこには妻の指紋が付いていました。アレルギーを知っていたはずだと身柄を確保しようとするが検察の情報が筒抜けで逃げられてしまいました。
ジョンウォンは「しばらく家を出ます」と告げると「こんな時だからこそ家族は一緒にいなくちゃ評判が悪くなる」とジョンスクに言われます。
「家族だった時ありますか、私もミノも部外者と思っていたはず」と意見すると「どこまで知っているんだ」と睨まれます。
ジョンスクは親友ミソンの家でお世話になります。
令状請求が却下され釈放となったスホはマスコミの前で涙を流して無実だと演技しました。スホは帰宅すると「なんで黙秘しなかった」と責められ、「母さんを守るために何も話さなかったのに何で責められるんだ」と怒ります。
ジョンウォンから連絡がきたウヒョクは急いで帰宅し抱き締めます。小旅行に出掛け幸せな一時を過ごすが車に置き忘れたジョンウォンの携帯に出ると産婦人科であり、ウヒョクは気になって訪ねると彼女は診察を受けており妊娠三ヶ月だと知ります。
5話~12話まで
13話から16話/最終話まで