作品情報/運命の桃花 宸汐縁
「レッドクリフ」で孫権を演じたチャン・チェンと中国若手4大女優の1人ニー・ニーの共演、一途な愛を貫く大ヒットラブ史劇。
第4回金骨朶網絡影視盛典で「今年の優秀作品賞」を受賞し2020年愛奇芸尖叫之夜では最優秀ドラマ男優賞、最優秀ドラマ女優賞を受賞した作品。
夸父山桃林で父親の医仙・楽伯から桃林の外に出ないようにと言われて育った無邪気な丹鳥族の少女・霊汐は天界を魔君から救った戦神・九宸の武勇伝を読んでは胸をときめかせていました。桃林を抜け出して天宮へ行った彼女は天兵に追われ不思議な場所に迷い込むと偶然にも5万年前に天界を救い長い眠りについていた九宸を目覚めさせることに・・・。九宸に仕える侍女として天宮に住むことになった霊汐だったが彼女には封印された魔君を呼び覚ます魔の力が宿っていたのだった。
ネタバレあらすじ
第43話/寄り添う二人
街の華やかさはないが美しい桃林小築で九宸と暮らす林黙は幸せを感じていたが街の人々が仙術で凍らせた徐海たちを見て騒ぎ出したので危険が及ぶのではないかと心配します。
お金持ちが大師に魔除をさせると知った林黙は枝をばらまき火を点けようかと迷っていると九宸がやってきて「お人よしめ」と怒られます。
林黙は自分を助けるためにした事でも大騒ぎになっているので一緒に実家に帰らないかと誘いました。祖母は厳しく妹には疎まれているので嫌だが両親の事が気になるようになっていたのです。
九宸は今はまだ帰らないと告げ氷を解きました。
林黙は衣が完成したので着させ「素敵だわ」と口にするが九宸に向けた言葉だと勘違いされるのではと照れてしまいます。
景休は密かに山霊界に戻り宝青公主の命を助けるために続霊丹を手にすると侵入に気付いた欽原がやってきます。宝青に恋する欽原は景休が手にするものを見て察し追う事はせず駆け付けた黒蚩は一度戻ってきたのだと知ります。
元瞳は自分を呼ぶ声が聞こえ足を進めると魔君に行き着き「何か用か」と聞くと「お前が魔を呼んだのだ」と言われます。
「幽都山に追いやられたのだから奥底では求めているだろう、服従せよ」と言われた元瞳は魔君を殺して功により天宮に戻る言い放ちその場を離れます。
人間界の方駿は司命がこっそり置いていった櫛を手に取ると出会ったばかりの青瑶を思い出します。
病院を訪ねると既に廃墟となって随分経つと知りがっかりするが肖像画を見て5万年前の記憶が黄泉がえりました。
一方、天宮では披香殿の主神で瑤姫夫人の長男・桑南星君が情劫を終えて戻ってくる噂が広がっていました。
玉梨との縁談が取り消され喜ぶ雲風がじっくり策を考えて青瑶に求婚するつもりだと知った司命はそっと汗を拭きます。
第44話/天の配剤
十三がやってきて神尊が呼んでいるというので青瑶は付いていくが何か様子が変なので立ち止まります。しかし自分を呼ぶ声がして振り向くとそこには方駿がいて5万年の情劫を経た桑南星君だと気付きます。
その頃、青瑶に求婚を申し込むために十三に連れてくるよう頼んでいた雲風だったが青瑶が人間界での夫だった桑南星君と再会したと知りふて腐れます。
司命が仲立ちしたと知り押しかけるが危険を察知した司命は扶雲殿に逃げ込み十三に会いに来たんだと誤魔化していました。喜ぶ十三は司命に向かってくる雲風を必死に守ります。
林黙を偶然見つけた宋家の執事が桃林小築を訪ねてきます。林黙は若様もいますと中に招くが九宸を見た執事から「許嫁がいながら家出して祖母を病にし男と同居するとは何事か」と怒られます。
九宸を宋子玉と思いこんでいた林黙は驚き執事が帰ったあと「初めて会った時からずっと騙してたの」と責めます。
「そなたの事が好きだから守りたかった。すべて守るためだ。本当は姿を現す気はなかったが誰かといると気になるし頼る者のないそなたが心配だったのだ」
嬉しくて涙を流す林黙は今ここですべて話せば許してあげると告げると名前が九宸だと知ります。故郷や兄弟はいるのかと聞きたかったがキスされ嬉しくて抱き付きます。
九天の上神だと九宸は告げるが林黙は「ふざけないで真面目に答えて」と同じ質問を繰り返します。仙術で林黙を眠らせた九宸は人間界の身分を作るよう命じ書類を林黙に渡しました。
林黙は祖母が病だと知ってから気にしており実家に帰るから一緒に来てくれるかと聞くと九宸が承諾してくれたので喜びます。
実家に戻ると言葉を話せる林黙を見て楊氏は涙を流して喜び迎え入れるが妹の林綻は落ちぶれて戻ってきたのかと言います。
第45話/家族の絆
祖母から耳が聞えない時に酷い事をしたと謝罪され何もかも自分が悪いから父親は責めないであげてと泣きながら抱き締められます。
処方箋に目を通した林黙は安静にしていれば大丈夫だと告げると縁談相手は林黙がいなくなった後も詩作にふけ今更押しかけてきたので林綻が罵って追い出したと知ります。
家族に温かく迎えられ目に涙を浮かべ喜んでいると林少海が帰ってきたので駆け寄り「ずっと会いたかった」と抱き締めます。
林少海とぎこちない挨拶を済ませた九宸はこの先いかなる災いや危険や困難に見舞われようとも全身全霊で命に代えても林黙を守ると誓いました。
桃林にいる雲風は情劫を経るために人間界に5万年も居座って多くの分身がいるような者は愛が深いのではなく女遊びをしていただけだと必死に訴えます。
戻ってくるなり絡みやがってとグチグチつぶやくと笑顔で近付いてくる青瑶にキスされしばらく間放心状態となったあと喜びを爆発させました。
承妟の禁足を解く勅命を伝えに桑南星君がやってきたので青瑶は深く愛し5万年も執着してきたが今はもう吹っ切れていると告げました。
林黙と九宸は桃林小築に戻り掃除をして綺麗にします。林黙は仕事を終えると禁足の解けた承妟に尾行されている事に気付き太い枝を投げ付けるが粉々にされます。
妖術だと思った林黙はあなたより仙術が使えて強い者と知り合いだから近付いたら成敗すると言い放つと「九宸か・・・遠目に見るだけのはずがすまない」と去って行きます。
自分を覚えていないのだと承妟は落胆し、林黙は九宸を知っていて自分を霊汐と呼んだ事を気にします。
九宸は承妟が会いに来たのだと気付き友達だと説明するが林黙が納得するはずはありませんでした。司命が訪ねてきたので九宸は時が来たのだと把握するが次の劫は何か聞いても教えてくれませんでした。
九宸は「どんな目に遭おうとも諦めず前に進めば必ず希望が見えてくる」と告げると「私の身に何か起こるの?そばで守ってくれるんでしょ」と林黙に抱き締められます。