作品情報/運命の桃花 宸汐縁
「レッドクリフ」で孫権を演じたチャン・チェンと中国若手4大女優の1人ニー・ニーの共演、一途な愛を貫く大ヒットラブ史劇。
第4回金骨朶網絡影視盛典で「今年の優秀作品賞」を受賞し2020年愛奇芸尖叫之夜では最優秀ドラマ男優賞、最優秀ドラマ女優賞を受賞した作品。
夸父山桃林で父親の医仙・楽伯から桃林の外に出ないようにと言われて育った無邪気な丹鳥族の少女・霊汐は天界を魔君から救った戦神・九宸の武勇伝を読んでは胸をときめかせていました。桃林を抜け出して天宮へ行った彼女は天兵に追われ不思議な場所に迷い込むと偶然にも5万年前に天界を救い長い眠りについていた九宸を目覚めさせることに・・・。九宸に仕える侍女として天宮に住むことになった霊汐だったが彼女には封印された魔君を呼び覚ます魔の力が宿っていたのだった。
ネタバレあらすじ/運命の桃花
第58話/愛の誓い
結婚が決まった霊汐は嬉しくて夸父山桃林で酒に酔い迎えに来た九宸に従極淵へ行きたいと催促します。
酔っていることもあり霊汐は積極的に迫りついに身体を重ね甘い一夜を過ごします。
翌朝「国主を譲るのを待てないようだな」と九宸から婚姻約定書を渡され霊汐は昨夜の出来事を思い出し恥ずかしい想いをしながらも喜びます。
九宸は結婚の準備が進んでいる事を天君に知らせに行くが天尊がいるのを気にします。
縛霊淵にいた事を思いだし嫌な予感がして向かうと魔君と化した景休と再会します。
「幽冥門が開けば山霊族は皆殺しに間違いなくなる。そうした場合、師と主君に忠誠を尽くし大義のために議性にするのか、愛する霊汐と手を取り合い年月を重ねるのか悩むがよい」
九宸は天君に話を通し雲風の石封の刑を解くと「もう千年経ったのですね、青瑶はどこに」と聞かれるが頼みがあると告げ扶雲殿に連れて帰ります。
師匠は生涯を懸けて六界を守ってきたので弟子として代わりにならなければならない事を告げ天宮で自分のフリをして零落したように装えと命じます。
そして九宸は「縛霊淵の事は知っています」と天尊を訪ねました。
第59話/戦神の使命
戦神は魔を除き衆生を守るのが務めであるため九宸は愛する霊汐が誰にも傷付けられぬようお守り下さいと天尊に願います。
「師に難あらば労を尽くすのが弟子の本分、早く手を打たねば」
天尊から「止めよ」と告げられるが九宸は「師匠からの大恩に来世で必ず報います」と頭を下げ去ります。
九宸は石封の刑を解いて雲風に扶雲殿に閉じこもるよう命じ縛霊淵の底に行き魔を食いとめます。
霊汐は嫌な夢ばかり見るので元気にしているのか文を送ると「夫になれない」と手紙が届き呆然となるが自悟崖から雲風が消えた報告を受け向かいます。
上神がたやすく雷刑で亡くなるわけないと青瑶は取り乱し霊汐は抱き締めます。
九宸が扶雲殿から出てこないのを不審に思った霊汐は訪ね仙術で強引に開けようとするが跳ね返されます。
「どんな時でも一緒に立ち向かうから何かあったなら話して」と泣きながら呼びかけると九宸のフリをする雲風は「上神になるよう協力したがそなたは私にとっての劫でもあった。その俗縁は断たれ劫難も消えた。男女の情など持っていない」と言います。
強引に開けようとしても扉を開ける事ができず泣き崩れる霊汐を十三や司命は心配しながらもその場を離れます。
17日も座り込んでいた霊汐は「話したくないのね。でも婚姻の約定書も交わしたのだから逃げられないし後悔もできない。何が起ころうと私を見捨てないで」と告げて去ります。
最終回の第60話/約束の言葉
桃林で雲風を見たと探している青瑶を見た霊汐は扶雲殿にいるのは九宸ではないと直感し駆け付けます。
「青瑶さんは悲しみ暮れて酒に溺れてるけど見守らなくていいの、5万年も苦しませたのに同じ事をしているじゃない」と訴えると予想通り閉じこもっていたのは雲風でした。
九宸が危険なんだと察知し何処にいるのか教えてと迫ると魔を食い止めるため縛霊淵の底に留まる使命を引き受けた事を知ります。
青瑶は天宮まで捜しに行くと雲風と再会し生きていたのかと頬をひっぱたき桃林に帰ります。雲風はすぐに後を追い騙していた事を謝罪して抱き締めます。
霊汐は山霊界国主を正式に昶亭に譲る文を残し縛霊淵へ自ら飛び込みます。
なぜ来たのかと怒る九宸に「戦神の仕事を止めはしないが妻として添い遂げる」と霊汐は告げます。
縛霊淵へ飛び込んでまで九宸を選んだ霊汐を見て景休はなぜ自分には機会をくれず苦しまなければならないかと怒りが爆発します。
景休と霊汐の前に道を踏み外し魔君と化した景休が姿を現します。
激しい死闘の末、九宸は景休を幽冥門へと引きずりこみ霊汐に門を閉じるよう叫びます。魔を封じる事は出来るが九宸も出られなくなってしまうので霊汐は躊躇するが「私を信じろ」という九宸の声が響き門を閉じます。
「どんな事があってもそなたの元に戻る」
300年後、霊汐は扶雲殿を訪ねると花煙が人間界で修練に励み仙人となって戻っていました。何者かと聞かれた霊汐は「ここの主の妻だ」と告げ娘の念児を連れて桃林に向かいます。
十三が変身する日なので雲風や青瑶たちは集まると「男なのか女なのか」で話がもりあがります。
司命は喜んで出迎えるが十三は何も覚えていないので「ゆっくり知り合おう」と告げ霊汐たちも頷きます。
霊汐は従極淵で念児のおもちゃを片付けながら歩いていると何かに導かれていることに気付きます。おもちゃをたどっていくと長生結が落ちており九宸が帰ってきたと確信して探すと念児を抱っこする彼の姿を目にしました。
涙の再会を果たし従極淵で家族として暮らすのでした、終