作品情報とキャストの紹介
中国で動画再生回数80億回を超え2020年上半期視聴回数第1位を獲得したラブ史劇
ネタバレ感想/夢幻の桃花
第19話/選ばれし王后
太后は酒ばかり飲んで部屋に閉じこもる宋玄仁を心配し「承虞国の未来はそなたに懸かっているのに色恋ごときのために大業を投げ出さないで」と説得しに行きます。
後宮に秩序なくば内政も安定しないので素性の知れない九夫人(白鳳九)だけを寵愛するのは止めて徳と才を備えた者を王后に立て後宮を束ねるよう告げます。
また白鳳九は葉青緹との密会を知っていながら会いに来ない大王を心配し落ち込んでいると成玉が姿を現します。情劫を終わらせなければならないが辛くさせるのが辛いと思いを吐き出し誰が王后になるのかなと口にします。
成玉は情劫を終わらせるためなら白鳳九いがいの者なら誰でもいいのだと告げるが宋玄仁は朝臣たちの反対を押し切り白鳳九を選びました。
白鳳九が選ばれた事で月華宮の者は全員ご祝儀を頂き給金も上がりました。沐芸から感謝される白鳳九だが努力が水の泡だと内心思います。
自分に釣り合わない身分は不孝を招くだけだと口にすると葉青緹が何か出来ることがあるなら言ってくれと訪ねてきます。
気持ちは嬉しいが立后を逃れる方法なんてないでしょと告げると手紙を渡されます。
そこには自分に対しての想いが綴られていました。「もし王宮を出るなら千山万水を越えて生死を共にする」と読んでいると「転機がきたか」と司命が突如背後に現われたので驚きます。
大王が久しぶりにやってきて愛情があまりにも強いことを知った白鳳九は心を鬼にしなければと決意します。
宋玄仁が留守にしている間に王陵の地図を手に入れた応王は聶初寅に渡すと霊璧石を奪ったら大王に退位を迫ろうと言われます。
不安を抱えると「決起に成功すれば即位できる、手はずは整えるから大丈夫だ」と言われ、立后の儀が行なわれる際に宮中の者は王宮を出て宗廟で天地を祭り、侍衛も大王たちと王宮を出るので絶好の機会だと伝えます。
葉青緹は手紙を渡さない方が良かったかも知れないと一人で塞ぎ込んでいると届けられた衣に「あなたと共に千山万水を越えたい」と文が隠されていました。
宋玄仁は太后と一緒に皇后を待っていたが葉青緹と一緒に姿を消したと報告を受け王宮全体が慌ただしくなります。
第20話/王宮の混乱
葉青緹と白鳳九が共に雲隠れをし宋玄仁(大王)は激怒して捜索させます。
以前から心を通わせていたようだと報告を受けた太后も「王家をなんだと思っているのか」と激怒するが密かに暗殺を狙っていた応王は計画を中止にせねばと聶初寅に伝えに行きます。
聶初寅は無敵の葉青緹が率いる禁衛軍は崩れ白鳳九は大王からの信用を失ったので逆に好機ではないかと言い計画通り攻めると告げ妖刀の嵐雨を差し出します。
白鳳九と葉青緹は禁衛軍に追いつかれると葉青緹が剣を抜いたので殺してはダメだと白鳳九は止めます。
王宮に戻る事を伝えると「共に逃げれないなら共に逝こう」と葉青緹は従い剣を下ろします。
宋玄仁は「喜ばせるためにどれだけ準備をした事か、素性を隠し余に話していた事もすべて嘘だったのに想いだけは本物だと言うのか」と怒り悲しみます。
涙する白鳳九は「すべて最初から間違っていた、葉青緹は自分が誘った」とひれ伏して謝罪すると「もう会うことはない」と牢獄されます。
白鳳九は心配して来てくれた成玉に役目を果たしたけど辛すぎると胸の内を話します。
宋玄仁は「白鳳九は称号を剥奪して平民に落とし故郷へ帰す、葉青緹は唯一の子孫なので将軍家は没収し葉家の者を故郷に帰します」と伝えると死罪が当然であるため大王が弱腰でどうするのかと叱咤します。
その夜、王宮に聶初寅の兵が侵攻し応王は王陵の地下宮殿へ向かいます。
成玉の内力で治療を受けていた白鳳九は何か起こったようだと察知し宋玄仁は頼れる者が葉青緹しかいないので解放させ王宮を守れと命じます。
白鳳九は謁見を申し出て「国と民のために葉青緹を解放してください」と願い出ます。すでに命を下していた宋玄仁は彼を救うためなのだろうと嘆きながらも彼女を連れだし秘密の抜け道を通って地下宮殿へと向かいます。
するとそこには敵と結託して霊璧石を奪おうとする応王がいました。
第21話/情劫の結末
宋玄仁と白鳳九は地下宮殿に向かうとそこには霊璧石を手に入れたい応王がいました。
宋玄仁を守るために応王に刺されてしまった白鳳九は妖刀だと気付きます。遅れてやってきた葉青緹は霊璧石を掴もうとする応王の腕を斬り付け剣を交えます。
葉青緹は大王と白鳳九を逃がし仕掛けを下ろして敵と一緒に閉じこもりました。白鳳九は戻ろうとするが大王に引っ張られているうちに意識を失います。
応王は命を落とし承虞国は平和を取り戻したが葉青緹が自分たちを逃がし命を失ったことで白鳳九は落ち込みます。また大王は太后を慰めに行きしっかり埋葬する事を伝えるが「あんな愚か者に育てた覚えはない、骸なんて地下宮殿にほっとけ」と言われます。
白鳳九は葉青緹から頂いた腕輪を見つめ悲しみ、命を取り戻せないなら3年の喪に服すると誓います。成玉は心配してすぐに駆け付け妖刀の傷に効く薬を届けます。
王后のままでいてほしいと告げられる白鳳九だが自己嫌悪に陥り翌朝に王宮を出て行きます。すぐに大王に追いつかれてしまうが「私の心には葉青緹がいる。お心に背き申し訳ない。これは私にとっても劫だった。さようなら」と崖から投身しました。
生きる希望を失ってしまった大王に「先祖代々の偉業を投げ出すのは許さない、しっかりしろ」と太后は叱咤します。
しかし、大王の気力は戻らず心労で他界してしまいます。数年後、聶初寅は兵を率いて攻め込み霊璧石を奪う事に成功しました。
葉青緹を生きかえらせて欲しいと幽冥司の冥主・謝孤シュウに頼むが妖刀で刺され邪悪な気に侵されているので復活しても妖魔となると言われます。
邪気を払って仙体に変え瑶池で清めて神仙にするのが唯一の方法だと知り九天で会えるなら人間界に戻るよりずっといいと思います。しかし、頻婆樹の木は10年に1度開花し実を結ぶが効能はそのたびに違い人間の体を仙体にする実ができる事もある程度であり人間を仙体に変えるのはとても難しいことでした。
また頻婆樹の木は西天梵境にも九天にもあるがここ数万年どの木も実を結んでいませんでした。