作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/如懿伝
第29話・毒の贈り物
嫻妃(如懿)は冷宮にいた時によくしてくれた凌雲徹の出世を乾隆帝に願います。
神を祭る坤寧宮の侍衛にしたと侍女・毓瑚から報告を受けるが凌雲徹は乾隆帝の命で自分を守っていた事を聞かされ信じていたが陛下に見捨てられたわけではなかったのだと再確認します。
凌雲徹は花房にいる衛嬿婉が苛められているのを目にし出世を期待できないと別れを告げられていたが彼女に同情し仕事を手伝ってあげます。
嫻妃は惢心と散歩していると「衛嬿婉を別の部署へ異動させて欲しい」と凌雲徹にお願いされ春になったら他の部署を当たってみると告げます。
迎春の宴で乾隆帝は貴重な真珠の品を后妃嬪たちに配ります。
皆が喜ぶなか慎嬪(阿箬)は箱を開けると辰砂が入っていたので悲鳴を上げてしまいます。乾隆帝から説明を求められた毓瑚は玫嬪(白蕊姫)と儀貴人の被害を追跡調査していたと言い、乾隆帝はもう一度当時の状況を話してみろと慎嬪に命じます。
阿箬は当然関与しているが大勢を抱き込み辰砂を仕込むなど彼女の能力では無理だと嫻妃は告げると富察皇后や慧貴妃(高晞月)は動揺します。
乾隆帝は自害させないよう命じて慎嬪を連行させると「今夜は眠れない者が多いでしょうね」と海蘭と嫻妃は話します。
弟を監禁され慧貴妃から脅された慎嬪はすべての罪を背負って認めます。一人でやったなど信用できないが乾隆帝はすべての妃嬪たちの尋問をするわけにもいかず朝廷の君主で後宮の君主でもあるから分かってくれと嫻妃に告げます。
第30話・命懸けの出産
一生しゃべれなくなる薬を飲まされた阿箬の処置を命じられた嫻妃(如懿)は宮中では真相の究明が必ずしも大切ではないと思います。
外で跪かされている阿箬の前に椅子を用意させて座り「共に育ったあなたを家族と見なしてきたが私を陥れ自分をも追い詰めた。あなたに深手を負わされるなんて思いもしなかった」と睨みつけます。
そして忠実な者にはしっかり報いるが一度裏切れば終わりだと皆に言い放ち阿箬を冷宮に送りました。冷宮に送られた阿箬は1日も耐える事が出来ず首を吊って自害しました。
嫻妃は産気づいた海蘭を訪ねると無事に皇子が誕生するが出血が止まらず海蘭が昏睡状態となります。
斉侍医が駆け付け止血したことで助かり、嫻妃は誕生した第5皇子を乾隆帝に見せに行くと「名前は永琪、海蘭は嬪に昇格させ称号は愉とする」と言われ海蘭に変わって感謝します。
乾隆帝は愉嬪を危険にさらした侍医は無能だとして罷免し、嫻妃は許侍医と李侍医が宮外に出る前に誰と接触するか探るよう命じると嘉嬪(金玉妍)だと分かります。
乾隆帝は阿箬の棺を焼くときに妙な現象が起き嫻妃が非難の的となっていると富察皇后に言われ「皇后は秩序を乱さぬよう噂を封じるべき立場だ」と告げます。
35日忌は魂が戻ってくると言い伝えがあり翊坤宮に鬼火が現われたと知った慧貴妃は自分の所にも来るのではないかと脅え精神が病んでいきます。
第31話・亡霊騒動
翊坤宮に鬼火が現われ嫻妃は霊媒師を呼んで皆を安心させます。
お前の罪を被ったのだと阿箬の声を耳にする慧貴妃(高晞月)は亡霊が殺しに来たのだと恐れます。噂を聞いた嘉嬪(金玉妍)は追い詰められて何か話したとしても困るのは富察皇后だけだと笑みを浮かべます。
富察皇后は亡霊の噂話を禁止し嘉嬪に誘われお見舞いに行くとお札だらけの部屋で阿箬が毎晩やってくると慧貴妃が脅えていました。
「我々の身代わりになったのではないか、皇后も嫻妃を殺そうとしたでしょう」と言われた富察皇后はこれまでの関係性から失言は許すが侮辱は許さないと席を立ちます。
皇后のために手を貸していた慧貴妃は見捨てないと掴みかかると「乱心したようね」と嘉嬪にひっぱたかれます。
病に伏せっていると知った嫻妃はお見舞いに行くと慧貴妃の太監・双喜が蛇を飼っていると知り太監・三宝に調べさせます。
乾隆帝が戻ってきたのですぐに報告すると拷問を受けた双喜は慧貴妃に命じられ冷宮に毒蛇を放ったことや食事に細工したことを白状しました。
砒素の毒を盛ったことは口を割っていないので続けて取り調べをするよう命じます。(砒素は嫻妃の自作自演)
噂を自ら広め江侍医に頼んで幻覚を見る草をよもぎに混ぜていた嫻妃は報いを受けさせる事が出来たが父親が重臣であるので慧貴妃の身分はそのままで幽閉された事で不満を抱えます。また黒幕の富察皇后は正妻である事から証拠がなければ疑いたくないと乾隆帝に言われてしまいます。
そんな中、嘉嬪は妃に昇格して嘉妃となりただ一人計画通りに進んでいました。
第32話・身代わり
嫻妃(如懿)は富察皇后に挨拶に行くと衛嬿婉から姚黄(百花の王)の花が届けられます。
とても綺麗だと告げるが嘉妃(金玉妍)から「衣にある花の刺繍も姚黄のように見える」と皇后に対抗しているように思われる発言をされます。
気にするなと皇后に言われた嫻妃はおいとまするが嘉妃は更に不安をあおるような事を告げます。
機嫌が悪くなった皇后は花を片付けろと命じると粗相をせぬように嫻妃から配慮を賜り衛嬿婉がやってきたことを知ります。
衛嬿婉が嫻妃を褒め讃えたので頭にきた嘉妃は嫻妃の名前・青桜をもじって桜児と名付けて引き取りたっぷりと苛めます。
嘉妃が皇后に媚びを売っているのは乾隆帝が重視しているからであり後宮で力を得たいのは清に嫁ぐ前に結ばれる予定だった世子の役に立ちたいからでした。
皇太后は嫻妃の父親・那爾布が事故死とは思えず調べていた結果、慧貴妃(高晞月)の父親・高斌の仕業だと分かります。
凌雲徹は行方が急に分からなくなった衛嬿婉を探していると嘉妃に仕えている事が分かるが腕に痣があったので苛められているのだと察知し嫻妃に報告するよう惢心にお願いします。
衛嬿婉の名を変えて虐げるのは自分への当てつけだと分かる嫻妃は鬱憤晴らしなら殺したりはしないだろうと思い機を見て必ず助けると凌雲徹に伝えさせます。
嘉妃の衛嬿婉の虐げ方は目に余るので嫻妃はどうしたらいいかと悩むが愉嬪(海蘭)から乾隆帝に取り入ろうとしたことがあると知らされます。
~純妃が第6皇子・永瑢を出産します。第1皇子・永璜は純妃の親戚と結婚し、純妃は3人の皇子を育てている事から子に恵まれない富察皇后は焦りを感じます。