作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/如懿伝
第49話・子宝の薬
衛嬿婉は琴を聴かせたくて乾隆帝を訪ねると皇后(如懿)が連れてきた舒嬪が体調悪そうにしていました。
懐妊したのではと告げると乾隆帝は子宝の薬だと偽り子が出来ないように薬を与えていたので違うだろうと口にしてしまいます。その事を知っている如懿は乾隆帝に目をやり、舒嬪が子を諦め薬を飲んでいなかった事も知っているため懐妊したのだろうと喜びます。
天意と受け止めた乾隆帝は懐妊した舒嬪を妃に昇格させました。後宮を牛耳るために推薦していた皇太后は産んだ子は自分が養育して舒妃には働いてもらおうと企てます。
如懿は舒妃と同じ子宝の薬を衛嬿婉も飲んでいると知り薬を止めてみたらと助言するが処方を調べ懐妊を妨げる作用があると知った彼女から知っていて教えてくれなかったのだと恨まれてしまいます。
乾隆帝は斉侍医が皇太后のもとに出入りしている事を知り慧賢皇貴妃の死因に関係しているのではと疑います。
政情が安定し民も落ち着いてきたので国情の視察を兼ねて南巡で江南の地に行くことを決めると如懿は漢軍旗の各妃嬪たちと同行するので何かあれば愉妃を頼るよう舒妃に告げます。
乾隆帝と如懿は民のフリをして江南の地を楽しむが少し離れて同行する李玉は陛下と皇后に何かあったら大変だと生きた心地がしません。
第50話「腹いせの昇格」
皇太后は孝行してくれた乾隆帝のために宴の席で水上に花を浮かべ、玫嬪に琵琶を弾かせ慶貴人に歌わせます。
純貴妃(蘇緑筠)は花に囲まれて人が花蕊のようだと笑みを浮かべるが三文芝居に歓声を上げてどうすると嘉貴妃(金玉妍)に言われます。
蓮の花を見たかった乾隆帝は表現してくれた事に感謝するが南巡で皇后(如懿)だけを寵愛してはいけないと皇太后に言われます。
子が出来ない如懿は妃嬪たちに配慮がなかったと謝罪します。玫嬪と慶貴人を薦められた乾隆帝は自分が送りこんだ女を優遇させて後宮を牛耳りたいだけだろうと思います。
先に席を立つ皇太后はうまくいったと満足するが乾隆帝はその後に舞を披露した衛嬿婉を妃に昇格させ仕えさせていると知ります。
陛下の寵愛を得るために自分に媚びていた衛嬿婉はもう自分には近付いて来ないだろうと如懿は容珮に伝えます。
第5皇子・永琪が病で舒妃まで具合が悪いと報告を受け直ちに江侍医を戻らせます。
夜中、斉侍医が溺死するが乾隆帝が事故死に見せかけて裏切り者の排除を命じていました。皇太后が干渉しすぎていると感じていた乾隆帝は妃嬪に動きを探らせるだけならまだしも侍医にまで手を伸ばしてきたので粛清せねばと思ったのです。
衛嬿婉と手を組んでいた養心殿の太監・進忠は皇后は特別寵愛を受けているから仲違いしないようアドバイスするが凌雲徹にまだ未練があるのだと気付きます。
衛嬿婉は欽天監を買収して天象を利用し舒妃のお腹の子は災いをもたらすと乾隆帝の耳に入れます。また侍医も買収し江侍医の食事にお腹を壊すよう細工をして足止めし美貌である舒妃の顔にシミを残すよう告げていました。
着々と妃嬪たちを排除するため計画を進めるが進忠から凌雲徹は排除するべきだと言われ動揺します。
第51話・太監の誤算
夜伽に召された嘉貴妃の肌着を盗んだとして凌雲徹が捕らわれたと知った如懿(皇后)はそんな事をする人ではないため駆け付けます。
事実なら見過ごせないがこんなに早く犯人と証拠が挙がるなんて不自然だと乾隆帝に告げます。
罠なのに処刑してしまうと忠誠を誓う臣下がいなくなってしまうと告げると駆け付けた衛嬿婉(妃)も同意見だと進言します。
乾隆帝は凌雲徹を都へは帰さずに木蘭囲場での苦役を命じました。凌雲徹を罠に嵌めた進忠と殺したくない衛嬿婉は口論となるが侍女の仲裁でなんとか落ち着きます。
紫禁城に戻った乾隆帝は孫が生まれたら養育したいと皇太后が楽しみにしていたので舒妃が嫌がるでしょうと告げます。
「父子が相克する関係にあるのでしょう」と言われ欽天監から聞いた話を何で皇太后が知っているのかと思います。
口外禁止を命じたのに皇太后に伝えた者が誰であるか調べるよう李玉に命じるがその場にいた衛嬿婉から戻るときに玫嬪に会ったと言われます。
玫嬪が夜に陛下に呼ばれたようだと知る嘉貴妃は前皇后を陥れた事を暴露されるのではないかと勘違いし毒を侍女に渡します。
如懿と愉妃は永和宮の食事のチェックをする啓祥宮の侍女を目にし嘉貴妃は理由なく人に親切にしないので心配で訪ねると玫嬪が食事を与えたオウムが亡くなってしまいます。
如懿は江侍医に調査を命じると毒が検出されたが舒妃に飲ませていた薬にも余分なものが加わっており自分が足止めされたのも何かの陰謀の可能性があると言われます。
玫嬪は養心殿を訪ねると「慶妃、舒妃、そしてそなたは皇太后の間者だろう」と聞かれ認めます。
翌日、慶嬪が毒を盛られ子が産めない体となり、玫嬪が自分がやったとすぐに名乗り出て死罪を命じられたと知った皇太后は血迷ったのかと頭に来るが何か事情があるはずだと疑います。
第52話・最期の告白
玫嬪を見届けるよう命じられた如懿皇后は永和宮を訪ねます。
皇太后の間者だったとはいえ仲間の慶嬪に何で毒を盛ったのかと聞くと乾隆帝の命だと知らされます。また死の間際の茉心から孝賢皇后の差し金だと告げられ仇は討ったがわが子を失った事が心残りだと口にしたので確かめたのかと問います。
当時、富察皇后の嫡子は元気だったため庶子など脅威になり得ないし皇后と第7皇子を1人でやったとは思えないと訴えます。
嘉貴妃から命を狙われた事と関係あるのではないかと思うが死罪を命じられた玫嬪はもうどうでもいいと涙を流します。
如懿は子供と同じ場所に埋葬してあげるから冥土での再会が叶うはずだと告げると玫嬪は感謝し薬を賜りました。
如懿は今までの件に嘉貴妃が関与していると疑うが証拠がないので調べる必要があると愉妃に告げます。
舒妃が10皇子を出産すると如懿は喜ぶが欽天監が言う父子の相克を聞かされていた乾隆帝は10皇子が病を患っていると知り気にします。
衛嬿婉はここぞとばかりに皇子を遠ざければ害はないのではないかと進言すると乾隆帝は舒妃や皇太后の反対を押し切り親王府で養育させることを決意します。
皇太后は自分が養育して10皇子が亡くなってしまえば舒妃から恨まれるし親王府は娘・恒媞を育ててくれた事もあり信頼できるので仕方ないと受け止めます。
河南で黄河が決壊し洪水が大きな被害を出した事で多忙となった乾隆帝は高斌を復職させ堤防の修復を命じます。
如懿は新年や節句の時しかわが子に会えない舒妃と政務に負われる乾隆帝を支える日々が続きます。
如懿は妃嬪たちを集め陛下と10皇子の健康、そして玫嬪の葬儀もまだなので法要も兼ねて祈ると告げます。
嘉貴妃に「見届けたようだけど何を話したのかしら、毒婦にお優しいこと」と言われた如懿はそれとなく遠回しにすべて知っているように話します。
動揺する嘉貴妃は第7皇子と孝賢皇后は運が悪かったと口にしてしまい妃嬪たちの怒りを買います。厳正なる処罰を妃嬪たちから進言され如懿は経幡100枚を作って陵墓へ送るまで禁足を命じました。