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如懿伝(最終回)85話~87話ネタバレあらすじを感想を交え結末まで

作品情報/如懿伝

4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。

清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。

 

あらすじ

妃たちの間で想像を絶する過酷な乾隆帝の寵愛争いが勃発し後宮では数々の陰謀が渦巻いていた。信じていた友や侍女の裏切りも当たり前な厳しい情勢の中でも権力や悪に屈することなく乾隆帝の長馴染みである如懿は一途に皇帝を愛し続け皇后の座へと上り詰めていく。皇后となった後も波乱に満ちた運命を辿ることになるが信念を命を賭けて貫いた。
皇后/烏拉那拉如懿/青桜(ジョウ・シュン)乾隆帝/愛新覚羅弘暦(ウォレス・フォ)愉妃/珂里葉特海蘭(チャン・チュンニン)純貴妃/蘇緑筠(フー・カー)衛嬿婉(リー・チュン)惢心(チェン・シャオユン)凌雲徹(ジン・チャオ)李玉(ホアン・ヨウミン)皇太后(ヴィヴィアン・ウー)など

 

「如懿伝」全87話ネタバレあらすじ一覧

 

 

ネタバレ感想/如懿伝

 

 

第85話・口封じ

叔母から「宮中の毒は体ではなく心を殺す」と言われていた如懿は意味が分からなかったので同じ窮地に落ちたと皇太后に告げます。

二人の子を守れず5皇子・永琪も逝ってしまい残りは12皇子・永璂となったが禁足となって金冊と印璽も没収された今守る術がないので自分は長くないことを伝え「烏拉那拉の唯一の血脈を守ってほしい」と皇太后に願い出ます。

 

衛嬿婉(皇貴妃)は容珮と葉心に侍女・春嬋が連れ去られたと報告を受け不安になります。

如懿の目的は不安にさせる事だけであり「皇貴妃の悪事を知っている者は全員始末されているから次は誰かしらね」と告げて解放させます。

春嬋は数々の件を問い詰められ何も話していないと告げるが衛嬿婉は疑い、春嬋の方も自分は消されるのではないかと警戒するようになります。

永璂の養育を皇太后がすることになって食事が今までの御膳房から運ばれなくなり、じわじわと効く毒を混入させていた衛嬿婉はますます春嬋を疑うようになります。

一方、永璂が御膳房から運ばれた料理ではなく尚書房で食べた物に拘っていたと知る皇太后は料理人を調べるよう命じます。衛嬿婉は料理人を始末しなければと思い間に合わなかったら責任を取れと春嬋に言い放ちます。

 

「父上の命令に常に従う必要はない、まずは母上を大切にね」と15皇子・永琰に伝える衛嬿婉だったがそれを耳にした和敬公主が乾隆帝に伝えていました。

乾隆帝は皇太子候補は永璂か永琰しかいないと思っており皇子の母として見過ごせない教育のため衛嬿婉の手元で育てる皇子と公主の養育を穎妃と恪嬪に託します。そして永琰は寿康宮で太妃らに養育させます。

衛嬿婉はわが子をすべて離されただけでなく蒙古の妃嬪からも挨拶されなくなり「やっぱりお前が裏切ったに違いない」と春嬋を引っぱたきます。

 

いつかボロが出るはずと密かに見張っていた愉妃(海蘭)は衛嬿婉に墓参りを命じられた春嬋が城外に出ていったので江侍医に尾行するようお願いします。

春嬋は唇に塗られた紅に毒が混入されていた事に気付き倒れてしまうが尾行していた江侍医に助けられます。愉妃は春嬋が亡くなったと偽りを伝え王太監にも「次はあなたかもね」と伝えます。

そんな時、乾隆帝は過労から倒れてしまいます。診察した江侍医は衛嬿婉と通じる包侍医にだけ嘘を伝え、皇太后は衛嬿婉がいるのを気付かないふりをして帝位争いが勃発するのを防ぐためにも陛下が皇太子に誰を選んだのか知りたいが隠し場所が分からないと話します。

(何で急に証言だけでこんなに衛嬿婉に厳しくなるのか。もっと酷いことが今まで見逃されているのに、だったら最初からやってよと思うww何も悪いことをしていない如懿がこのまま亡くなると思うとかわいそうでならない。衛嬿婉はもうダメでしょうね)

 

第86話・暴かれた真実

乾隆帝が昏睡状態になり皇太后の会話を耳にした衛嬿婉(皇貴妃)は毓瑚が扁額の裏に何か隠していた事を思い出します。

そして皇太子にわが子である15皇子・永琰の名前を書いて元に戻そうとするが目覚めていた乾隆帝が突如目の前に現われます。

慌てて跪く衛嬿婉の前に「病で先が短い蕓児に母親は如懿によって殺されたと偽りを伝えて延命治療で操り5皇子・永琪を亡き者にして皇后を陥れた」と愉妃が現われます。

愉妃は証人として春嬋を連れてきており衛嬿婉は生きている事に驚きます。春嬋は今まで忠誠を誓ってきたが口封じのために殺されかけたので皇貴妃の罪業をすべて白状しました。

辺地で懲役に服する者を勝手に帰京させた事を謝罪する愉妃はもう一人証人がいると告げ佐禄を呼びます。佐禄は「確かに母親は呪いましたが13皇子の命は奪っていません。皇貴妃の罪を被って死罪になったのです。愉妃を陥れるためジャチに銀票を渡したが露見したので母上に押し付けたのです」と証言しました。

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春嬋は13皇子だけでなく10皇子と5公主、6公主にも手をかけたと言います。5公主と6公主については計算外であり淑嘉皇貴妃(金玉妍)の飼い犬を躾し標的は12皇子だったと詳しく話すと衛嬿婉は自分は潔白で濡れ衣だと喚きます。

衛嬿婉は自分に子がいなかった時だから動機すらないと伝えると「凌雲徹が如懿様に好意を抱いていると知り嫉妬から如懿様を陥れるためです」とすべてを知る春嬋は言います。

愉妃は凌雲徹から託された指輪を乾隆帝に渡すと、12皇子・永璂の食事に細工していた事を突き止めた皇太后まで現われます。

皇太后は「如懿の罠にかかったのはそなたの心根が卑しいからだ、邪心にまみれているからこそ不当な手段で永琰の立太子を企てたのだ」と言い放ち如懿から受け取っていた経幡を見せます。そこには衛嬿婉によって葬られた多くの名前が記されていました。

乾隆帝は経幡1枚1枚に叩首せよと命じたあと体を折り曲げるほどに苦しむ牽機薬を飲ますよう毓瑚に命じました。

 

愉妃や容妃、穎妃たちは翊坤宮の門が開いたので訪ねるが容珮が取り次いでくれないので不思議に思っていると中から如懿の咳き込む音が聞えてきます。

また養心殿の太監に復帰した李玉は陛下に命じられて金冊と印璽を届けに行くが「お引き取りください」と容珮に言われます。

長い年月にわたって如懿を疑い酷いことをしてしまった乾隆帝は激しく後悔し翊坤宮を訪ねます。

秋狩りに誘われる如懿は長旅に耐えられないと断ると後宮を託され戻ったら金冊と印璽を受け取ってくれとお願いされます。

「蘭茵絮果」=「男女の情が深いのは最初だけでやがて尽きる」という言葉を伝えて見送った如懿は初めて皇后になった時に描いて貰った乾隆帝との絵を半分に切り燃やしました。

(余命を宣告された如懿が作っていたものは経幡だったのか、涙。乾隆帝はさっさと謝罪しに行きなさいよ。過ぎた事だから水に流せって・・・反省してんのかしら。でも謝罪されたとしても如懿にはもうどうでもいいのでしょうね。良心を守り通したのです)

 

最終回の87話・緑梅の記憶

秋狩りに出掛ける乾隆帝は如懿から「蘭茵絮果」という言葉を送られ後悔から元気がありませんでした。

紫禁城に残る如懿は想い出の城楼へ登りこれまでの人生を振り返ります。その夜、掟には反するがこれまで仕えてくれた容珮を隣に座らせ人生を語りお茶をすすめます。

容珮は茶葉を変えて戻ってくるが如懿が遺書を残し眠るように息を引き取っていたので膝から崩れます。

 

狩りに出ていた乾隆帝は病気だった如懿が亡くなり容珮も殉死したと報告が入り動揺します。

「金冊と印璽を受け取らず重病なのに秘密にするのは陛下への当てつけです」と横から話す慶嬪に出て行くよう怒鳴りつけます。

葬儀のため戻る乾隆帝は足取り重く翊坤宮に向かうと12皇子・永璂に遺した遺書を渡されます。

「重い病から解放されたから泣かないで、自由になれたの。私と同じようにやりたいことをやって自由になってほしい。己を大切に」

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半分の絵を見て復元を頼むが美しく忘れがたいものは目や心に記憶が残るので一度破れたらおしまいで不可能だと言われます。

如懿が最期に城楼へ登っていたこと、また冷宮された時に送った枯れた緑梅を遺していたことで幼馴染みの頃から如懿が皇后となって愛を誓い合った時までの想い出が鮮明に蘇り涙を流します。

いつからか自分が変わってしまった事に後悔する乾隆帝だが如懿の想いを汲み皇后としての埋葬はせず皇后に関する史書の記載や絵はすべて抹消するよう命じました。

皇太后から何をやっているのかと聞かれ、乾隆帝は重病を隠して薬を飲まず髪まで切って朕の顔を潰し何度も逆らったと告げるが本人が望まないのに与えられないと口にします。

皇太后は如懿を自由にさせたいのだと乾隆帝の気持ちを察し理解します。

 

9年後、乾隆帝は妻を娶り親王に封じられた永琰を皇太子にすると決め、錯乱状態になりながらも生き長らえていた衛嬿婉に毒薬を与えました。

乾隆40年、皇貴妃(衛嬿婉)が逝去、れい(火に令)懿の諡号が与えられました。

嘉慶4年、太上皇(乾隆帝)は如懿が自ら切り取った髪の毛が入っている小箱に切り取ったばかりの自分の髪の毛を入れました。

如意が遺した枯れた緑梅が芽吹きするのと同時に太上皇は息を引き取りました。

西暦1799年、乾隆帝が崩御、89歳。乾隆帝の死後、清の時代に烏拉那拉家の娘は二度と入内しなかった。終。

(もったいない。乾隆帝が如懿を疑ってギャーギャー喚き酷い行いをするのをもうちょっと省略してくれればとても面白い物語だったと思う。最終話はしっかりまとまって良かっただけに残念ですよ。容妃が来た辺りから如懿が自ら髪を切ってしまう間をもうちょっと省略して欲しい。だけど実際はどうなんでしょうね、如懿の亡骸を純恵皇貴妃の墓に葬った以外は髪を切ったという事も含めすべて証拠がないのですよね。永遠に謎でしょう。)

 

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