作品情報キャスト
ディリラバとチャン・ビンビン共演の春秋戦国時代を舞台に描いた中国ラブ史劇
秦の侵略に周辺諸国が抵抗していた紀元前240年頃、祖国の衛を追われた公孫家の娘、麗は2人の兄弟子と共に総帥である祖父のもとで剣術の腕を磨いていました。秦王嬴政(後の始皇帝)は子供の頃に人質となっていた趙で麗に救われておりずっと想っていたが再会すると秦を恨んでいたので身分を明かす事をやめる。
美しく成長した麗は秦軍から追われていたが共に逃げていた二番兄弟子・荊軻が負傷してしまい彼を救うための解毒薬と引き換えに彼の子を身籠もりながら嬴政のいる秦宮に入ります。
始皇帝の妃となった麗の真の目的はとは?!彼女の復讐心を分かっていながらも、愛を貫こうとする嬴政。
ネタバレあらすじ/麗姫と始皇帝
第5話・秘計
秦王/嬴政の命で捜索されていると知った公孫麗は荊軻と一緒に魯勾践のもとを離れ、人相書きを目にした韓申は師妹は大丈夫なのかと心配します。
秦軍から逃走する麗と荊軻は公孫羽を殺害した風林火山と出くわします。公孫麗には傷1つ追わせてはいけないと命じられている事を知った麗は荊軻が危ない目に遭っているので退かないなら自害すると自らの首に剣を当てます。
魯勾践の友人・田光に助けられるが荊軻は深い傷を負って毒が全身に回っており解毒剤がなければ7日で命を失うと言われます。
風林火山にやられたと告げると秦の妖術師・姚賈の手下だと知らされ麗は自分のせいだと嘆きます。
謀反を起こした嫪アイ一派を処刑した嬴政は天下統一の志を言い当てた呂不韋の食客・李斯を気に入り国の安寧のために帰京させた実母・趙姫を南宮に幽閉し実権を握る呂不韋を罷免しました。
そして秘計がうまくいったようだと報告を受けた嬴政は麗に再会できるのも時間の問題だと思います。
第6話・条件
荊軻を救うために田光に馬を準備してもらった公孫麗は秦王府を訪ねます。
秦王に拝礼すると「痩せたな」と言われたので不思議に思いながらゆっくり顔を上げると嬴政だったので驚きます。
冷静に考えれば衛王府を自由に行き来できるのは秦王だけでした。
「余の望みは命ではなく、そなた自身だ」
荊軻を救えるなら自分の命はどうでもいいと思う麗は「解毒剤をくれれば三ヶ月後に入内する」と条件を出します。
麗は荊軻の治療をしてくれている田光に解毒剤を渡した歳に疲れから倒れてしまいます。目を覚ますと荊軻が普通に食事を口にしていたので喜ぶが「本当に田光が処方した薬なのか」と聞かれ動揺します。
なんとか誤魔化した麗は荊軻は祖国を復興させる志があるため解毒剤をどうやって手に入れたかは内緒にするよう田光にお願いします。
元気になった荊軻は魏の旧都・安邑をぶらつくと衛兵を目にし麗を隠すが「人相書きはもうないから大丈夫」と言われ何故なのか疑問に思います。
嬴政は李斯に廷尉の職を与えます。荊軻が麗を一途に想っていることを悟る田光は斉に寄留している燕の高漸離は博学多才で剣術にたけるので互いに競え合えば大きく成長するだろうと勧めます。
麗はしばらく休みたいから自分は行かない事を伝えると田光も「魏から斉は遠いから身体が持たないだろう」と援護します。
第7話・契り
親政を執り行う嬴政は相国の位を廃止すると伝えると「臣の権勢が王をしのげば国は危うくなるので英断です」と李斯は賛同します。
呂不韋は咸陽を離れても名が知れ渡っているため他国と内通しないよう監視を付けます。
公孫麗は荊軻に想いを伝えると彼も同じ気持ちでいてくれたので結ばれます。
静かに暮らす事を望んでくれるなら嬴政の怒りを買ってでも共に逃げたいが荊軻には祖国復興の志があるため「私はあなたのもの、忘れないで」と告げます。
そして斉にいる高漸離のもとへ発つ荊軻を見送ったあとお迎えが来たので悲しみをこらえ約束通り秦王府に向かいます。
後宮は大王と后妃が暮らすところであり侍衛いがいの帯刀は許されないので祖父の形見である短剣を没収されてしまいます。
何も知らなかった華陽太后は滅びた国の娘が秦王の妃になるなど言語道断だと激怒すると楚夫人も後宮の秩序が乱れると進言します。沐浴させられた麗は良人に封じられる事を知り自害しようとするが侍女に止められているときに貧血を起こして倒れます。
麗は荊軻の子を身籠もっており、太医から知らされ激怒して刀を抜く嬴政に「さっさと殺せ」と言い放ちます。
その頃、高漸離と競い合い戻ってきた荊軻は麗がいない理由を田光から知らされ秦に向かって馬を走らせます。
第8話・後宮
「私を殺せ」と言い放つ公孫麗は嬴政/秦王に刀を突き付けられても動じません。
やっとの想いで彼女を娶ろうとしていた嬴政は怒りながら剣を捨て口外した者は死罪だと言い放ち出て行きます。
嬴政は後宮で宴を開くと楚夫人たちは喜ぶが良人の位を与えられた麗姫が連れられてやってきたので不満を募らせます。
楚夫人から吟じる詩を拝聴したいと言われ「身を奪われても心の中には愛する者がいてその想いを貫く」という意味の詩をうたいます。
また武術のお手並みを拝見したいと楚夫人から告げられると嬴政から「秦で一番の豪傑・蒙武と手合わせてやる」と言われます。流産させるつもりかと頭にきた麗姫は「勝ったら祖父の短剣を返してもらう」と嬴政に告げお腹を守りながら蒙武に勝利します。
しかし「短刀を返すとは言っていない」と嬴政に言われた麗姫は「一国の王が約束を破るとは」と見下すと「お腹の子を殺されないだけ感謝しろ」と耳元で言われます。
荊軻は王宮に侵入するが麗の侍女となる清児に見ない顔だと気付かれ騒がれてしまい捕まって投獄されてしまいます。
嬴政から「汚らしい子を生ませてやるから余の子だと思わせろ、そして秦から離れないと誓え」と首を絞められた麗姫はわが子を守るために誓います。
しかし寝床に迫る嬴政に「祖国を滅ぼされ祖父は殺された、一生秦人を許せない」と睨み付けると、嬴政は言葉を失い景良人と情を交わして気持ちを誤魔化します。
第9話・嫉妬
秦王の嬴政は麗姫のお腹の子が自分だと思わせるために毎日寝床に通うが心を開いてくれる様子はありません。
牢に入れられていた荊軻は労役のため移送され、侍衛として潜入していた韓申は秦王の身の回りの世話をする官・趙高の話から麗姫が懐妊していると知り驚きます。
華陽太后から立后を勧められる嬴政は麗姫が懐妊したので時期尚早だと告げると彼女とい楚夫人は激しく動揺します。
華陽太后はどんな手段を使ってでも麗を王后にはさせないと楚夫人に告げ太医に堕胎薬を調合させます。楚夫人が万が一バレた事を心配しているので趙高を買収するから問題ないと安心させます。
楚夫人に呼ばれた景良人は「あなたが身籠もれば邪魔はしないし私が身籠もればあなたを大事にする。しかし麗姫が王后になるのは防がなければ」と言われ薬を手渡されます。
麗姫は倒れてしまうが武術で鍛えた身体であるため流産を避けることができました。駆け付けた嬴政は何者かが堕胎薬を混入させたと知り李仲と趙高に犯人を捜し出せと命じます。
たくさんの贈物が大王から届き、麗姫は「すべていらない、何かくれるなら短刀を返せと伝えて」と趙高に伝えます。お見舞いにやってきた敏夫人から「警戒せず私には心を開いて。私と大王は幼馴染みで兄妹のような関係なの、あなたは私と同じで打算がない」と言われ頷きます。
第10話・失意
麗は眠っている時に気配を感じ目を覚ますといきなり首を絞められます。
騒ぎを聞きつけた嬴政は駆け付けると呂不韋の女だと勘違いした幽閉されているはずの趙姫だったので南宮に連れて行かせます。
侍衛に護衛を命じてから南宮を訪ね「呂不韋は追放したのだから奴の女はいない。謀反を起こした嫪アイの子など秦の恥だから処刑したのだ」と言い放ちます。
「一国の太后が持つべき品格も威厳もない。秦王である余の名誉は傷付けられた。すべてはお前のせいだ」と告げ出て行きます。
趙高から疑わしいところは何もなかったと報告を受けた嬴政は「どうやら買収されたようだな」と告げ李仲に合図します。
剣を突き付けられた趙高があっさり認めて土下座して謝罪したので嬴政は処刑を命じるが麗姫から子は無事だったから追求はやめてと止められたので「うせろ」と怒鳴りさがらせます。
移送されていた荊軻は田光に救出され燕に帰るが「公孫麗のためにも生きて剣法を引き継がねばならない」と言われても麗を失ったショックは大きく酒浸りの日々を送ります。
泥酔しているところを鵠落剣法の剣譜を狙う丹頂門に襲われるが蓋聶と蓋蘭に助けられます。