韓国ドラマ「冬のソナタ」
ヨン様ことペ・ヨンジュン&チェ・ジウ共演、韓国ブームの火付け役となったラブストーリー
あらすじ
女子高生ユジンは不愛想でクールな転校生チュンサンに惹かれ両想いとなるが大晦日のデートをすっぽかされたあと彼が事故死したと知らされ心に深い傷を負う。~10年後、設計事務所で働くユジンはサンヒョクと婚姻していたがチュンサンと瓜二つのミニョンと出会い心が揺れ動く。周囲の人たちを傷付け一度婚約解消するものの元に戻る、一方、失恋するミニョンだが習ったこともないピアノが弾けたり母の勘違いだと言う言葉に徐々に不信感を抱くようになりチュンサンを調べて見ると彼の家に母の姿が・・・
重要人物 キャスト/ペ・ヨンジュン&チェ・ジウ共演
チュンサンは高校時代のユジンの恋人だが事故死
ミニョンはチュンサンと声も姿もそっくりな開発会社「マルシアン」の理事でアメリカ育ち
◆チョン・ユジン(チェ・ジウ)
高校時代に恋人が事故死した事で心に深い傷を抱える。ポラリス設計事務所。
幼なじみのサンヒョクと婚約するがチュンサンそっくりなミニョンが現れ動揺
◆キム・サンヒョク(パク・ヨンハ)
ユジンの幼なじみ。チュンサンとの関係はよくない。ユジンと婚約するが・・・
◆オ・チェリン(パク・ソルミ)
高校時代はチュンサンが好きだった。ミニョンの恋人。フランスから帰国してブティックを開く
◆コン・ジンスク(イ・ヘウン)
ユジンやサンヒョクの高校時代の仲間。大人になるとユジンの家に居候。帰国したチェリンの店で働く
◆クォン・ヨングク(リュ・スンス)
ユジンやサンヒョクの高校時代の仲間。ムードメーカー。成人後は獣医
◆キム次長(クォン・ヘヒョ)
マルシアンの次長
◆イ・ジョンア(パク・ヒョンスク)
占いが得意。ユジンと一緒にポラリス設計事務所で働くおばさん。
◆カン・ミヒ(ソン・オクスク)
ピアニストでミニョンの母親
◆キム・ジヌ(チョン・ドンファン)
サンヒョクの父親で教授。チュンサンの事をよく覚えている
◆ヒョンス(ハ・ジェヨン)
ユジンの父親だが既に亡くなっている。カン・ミヒとキム・ジヌとは同級生
◆イ・ギョンヒ(キム・ヘスク)
ユジンの母親
ネタバレあらすじ/冬のソナタ
学生編
ユジンは放送部に所属し、幼なじみのサンヒョク、一番の理解者チンスグ、プライドが高いチェリン、いつも人を笑わせるヨングクと一緒に学生生活を楽しんでいます。
ある日、無口で暗い雰囲気のあるカン・ジュンサン(チュンサン)が転校してくるが互いに父親がいない事もあり急速に仲良くなっていきます。ピアノのテストで何も弾かず俯いているだけのチュンサンを呼び出しユジンはピアノを教えようとするがチュンサンのピアノの腕前はプロ級でした。
ユジンは初めて学校をサボって抜け出しチュンサンと湖畔でデートした事でクラスメイトからは恋人だと決めつけられるがサンヒョクやチュンサンが好きなチェリンはこの状況に納得できないでいました。
チュンサンは父親を探すために母親の出身校である春川に転校してきており半分に破られている一枚の写真を頼りに調べると父親はサンヒョクの父親で大学教授ジヌだと分かり近付きます。
しかしそれに気付いたサンヒョクから何故父親に会うのだと責められます。
敵意を抱いたチュンサンは「おまえとの仲をひきさぐためにユジンに近付いた!」と思ってもいない事を言い放つがユジンに聞こえてしまいます。
しかしキャンプに行った時に遭難したユジンをチュンサンが見付けたことがきっかけで仲直りします。
初雪の日に湖畔でデートした二人は、互いに作った雪だるまをキスさせたあと初キスを交わします。
帰りにユジンの家に招かれたチュンサンは自分の母親とユジンの父親が仲良さそうに腕を組んでいる写真を発見します。
チュンサンが持っていた写真の切れ端にはユジンの父親が写っていたのです。
三人(チュンサンの母、ユジンの父親ヒョンス、サンヒョクの父親ジヌ)は高校の同級生であり母親とヒョンスは恋人同士だった事を知ってチュンサンは驚いて家を飛び出して行ってしまいます。
大晦日の夜にデートの約束をしていたのでユジンは向かうがチュンサンは来ませんでした。
休み明け学校に行くとチュンサンが事故死したと知ります。
チュンサンは父親がヒョンスだと知りユジンから離れる決意をしてアメリカへ行こうとするがポケットに借りていたピンクの手袋を見付けユジンの元へ届けようとしたところ大晦日の日に事故に遭ってしまったのです。
家に帰ったユジンはチュンサンから小包が届いている事に気付きます。
それはチュンサンが自ら弾く「初めて」が録音されたテープであり最後に「メリークリスマス」と吹き込まれていました。
放送部みんなで紙を燃やしお別れの儀式を行いました。
10年後/ミニョン登場
ポラリス設計事務所で働くユジンは幼馴染でラジオ局に勤めるサンヒョクと婚約していました。
初雪の日、ユジンは美容院で髪をセットしてから婚約式に向かうが降り出した雪に笑顔を浮かべるチュンサンを見掛け、持っていた携帯電話を落とし後を追うが見失ってしまいます。
ユジンが現れなかったので婚約式は中止となってしまうが同級生が春川の高校で婚約式を開き、そこで指輪の交換をしました。
しかし、チェリンの恋人でチュンサンそっくりなイ・ミニョンが現れ全員が驚きます。
スキー場改装のためユジンは開発会社「マルシアン」を訪ねると理事はミニョンでありスキー場改装の責任者でもありました。動揺を隠しながら現場の視察に向かうが山小屋で温まっているミニョンを見てユジンはチュンサンにしか見えなくなってしまいメガネを取るようお願いしてしまいます。
チェリンから聞かされたサンヒョクは何も話してくれなかったユジンを責めてしまうがチュンサンではないのだから応援するべきだと思います。
しかしチェリンは「ユジンは誰の真似もして欲しいものは服でも恋人でも横取りする人なんだ」とミニョンに伝えます。
チンスクがユジンが着るパーティードレスをプレゼントしたいと言っていたのでミニョンからプレゼントされたドレスを自分が買った事にすればいいと渡し、同じドレスを着てパーティーに向かいました。
そして「自分に気を持たせるために初恋の人に似ている」と言い出すかも知れないと伝えました。
何も知らないユジンは酔い潰れてしまい気付くとホテルにいて眼鏡を外すミニョンを見て「チュンサン・・・」と口にするとミニョンは返事しました。
チュンサンは生きていたんだと涙を流して喜ぶがチェリンからいろいろ聞いていたミニョンは芝居をしていて「そんな人だったとは・・・がっかりだ」と言い放つのです。
占いが好きなユジンの先輩チョンアは「運命のカード」をミニョンに渡し、これと同じカードを持った人が運命の人だと伝えます。スキー場工事の職人が酒を飲み凍死しそうになったのでミニョンは解雇するが妻の命日だから大目に見るようユジンはお願いしました。
揺れる心
ミニョンはユジンに説得され解雇を取り消すがチェリンから聞いている話とユジンがあまりにも違うため混乱します。しかしチェリンがやってきて「ユジンが強引にホテルに誘われたと言ってた」と激怒されたのでユジンの部屋に押し入り「女好きだがユジンに興味はない、無駄な努力はするな」と言い放ちました。
仕事が落ち着いたのでミニョンはチェリンを驚かそうと内緒でソウルに戻りブティックを訪ねるが中から彼女とチンスクの会話が聞こえてきます。
自分にそっくりなチュンサンは存在していて、高校時代のユジンの恋人で事故死した事を知ります。
ミニョンは謝罪するため急いでスキー場に戻ります。ユジンが落とし物をしたので呼び止めて拾うとそれは運命のカードでした。その時立てかけてあった木材が倒れてきてそれをみたユジンは咄嗟にミニョンを突き飛ばして下敷きとなってしまいます。
軽傷ですんだユジンだが現場に駆け付けたサンヒョクはミニョンを庇って怪我をしたと聞いて動揺を隠せないでいました。ミニョンは信用できなくなったチェリンに別れを告げユジンが退院する日に誤解していた事を謝罪しました。
山頂にいる時に吹雪でゴンドラが動かなくなりロッジで過ごす事になったユジンは寝ているミニョンのメガネをそっと外します。
それに気付いたミニョンは「死んだ人をいつまで想っているのか?あなたが好きだからもっと前を見て欲しい」とミニョンは想いを伝えました。
ユジンはしっかり断らない態度をとっていたためサンヒョクから責められ、横取りされたと一方的な感情を持つチェリンからも責められます。
ユジンはミニョンが好きでした。しかしサンヒョクも気になるのでどちらも選択しない決断を出すがミニョンはそれは決断ではなく放棄だと伝えます。
ユジンは強引に結婚しようとするサンヒョクに婚約解消の話を告げるが納得できないサンヒョクはスキー場でラジオ公開放送する計画を立てユジンの母親や同級生を呼び付け一方的に結婚することを宣言します。
しかしサンヒョクの母親からチェリンの恋人とどういう関係なのかとみんなの前で問い詰められユジンは「結婚できません」と告げ出て行ってしまいます。
記憶・同一人物
ミニョンはユジンに追い付き「もう絶対に話さない」と抱き締め別荘に連れていきます。そこにはアメリカ帰りのピアニストであるミニョンの母カン・ミヒがいました。
春川出身だとユジンを紹介した時、ミヒは「小さい頃ミニョンはあの湖畔で溺れた事がある」と口にするがアメリカ生まれで今回初めて韓国に来たミニョンは勘違いしたミヒを不思議に思います。
チュンサンから道に迷ったらポラリスを探すよう言われた話をユジンから聞きミニョンはポラリスのネックレスをプレゼントしました。
そして別れを告げられたサンヒョクが精神的におかしくなり入院して危険な状態と知りミニョンは「自分は動かないから見付けられるはずだ」と説得しユジンを病院に送り届けます。
しかし、しばらく看病していたユジンは自分がいないとサンヒョクは死んでしまうと思いそばにいる事を決心してしまいます。
すっかり元気になったサンヒョクは早く結婚して留学しようとします。
ミニョンは失恋したショックを隠せずキム次長から休むよう言われるが鍵盤に触っただけで弾けてしまった自分を天才だと笑って誤魔化します。
母親がピアニストなんだから覚えていないだけだとキム次長から言われたミニョンは休暇を取って春川で釣りをしていると昔チュンサンという子供が溺れた事を知ります。
自分に似ている人の名前がチュンサンであり母親から「溺れた」と聞いていたミニョンは何かひっかかります。そしてチュンサンの住所を調べて向かうとそこには母親がいたのです。
「チュンサンって誰なんだ?僕はだれ?ミニョンって誰なんだ?」
父親の事ばっかり聞き自分に冷たかったチュンサンが事故に遭い記憶を失ったので精神科医に頼んで記憶を生めたのだと母親は白状しました。
一方サンヒョクはラジオでの演奏をお願いする為ミヒのコンサートに来ていました。
パンフレットを見たユジンからミニョンの母親だと教えられ、驚いたサンヒョクは春川の高校へ行き名簿を調べるとチュンサンの母親の名前・ミヒを確認しミニョンとチュンサンは同一人物だったと知ります。
またチェリンも探偵を雇い同一人物なのだと知ります。
二度目の事故
ミニョンはユジンに会いに行き「僕がチュンサンです。ユジンさんが愛していたチュンサンなんです」と伝えるが「ユジンが好きだった人の名前を使って近付くな」と言ってきたサンヒョクを殴ってしまいます。
しかし「例えチュンサンだったとしてもサンヒョクを選ぶ」とユジンに言われてしまったミニョンは力が抜けてしまいます。
ミニョンはチュンサンの家で「初めて」が録音されたテープを聞くが何も思い出せず高校へ行っても何も感じませんでした。そしてチュンサンだとしても記憶がなければ意味がないと受けとめサンヒョクにアメリカに行く事を告げました。
ユジンが出社するとミニョンから小包が届いていました。
開けるとユジンの大好きな「始めて」のCDが入っておりプレイヤーで聴きながら手紙を読みます。
「今からアメリカへ行きます。最後にユジンさんの好きな曲をプレゼントしたかったがチュンサンみたいに録音出来ないので・・・・」
ユジンは二人だけの秘密を知っていたことに驚きミニョンは本当にチュンサンだったと気付き空港まで駆け付けて「チュンサン!!!」と呼び止めます。
ユジンは泣きながら「ゴメンね、気付いてあげられなくて」と伝えホテルに戻り話をします。
何を聞いてもやっぱり思い出せないミニョンはサンヒョクに「迎えに来て欲しい」と連絡を入れ寝ているユジンに置き手紙を残し出て行きます。
しかしそれに気付いたユジンが追いかけてきて道路に飛び出してしまったのでミニョンは助けようとしてトラックと接触し意識不明となってしまいます。
病院で何も食べず付きっきりで看病するユジンの想いが強過ぎてサンヒョクや友達は誰も止めることは出来ませんでした。
ある日、目を覚ました事に気付いたユジンは慌てて先生を呼びに行こうとするが「ユジン・・・」と呼ばれ驚いて振り返ります。
ミニョンは「ユジンさん」と呼ぶがチュンサンは「ユジン」と呼ぶからです。
チュンサンが思い出したのはユジンの事だけだったがそれでもユジンはチュンサンが思い出すたびに1つ1つプレゼントを貰っているみたいで嬉しい気持ちになります。そんなユジンを見てサンヒョクは別れる決心をしました。
ソウルで信号待ちしていたチュンサンは道路でピンクの手袋を振り回している子供を見て思い出します。事故にあった時の洋服を春川の家で見付けそのポケットからピンクの手袋を発見し約束通りユジンに返しました。
その帰り事故に遭った時に待ち合わせしていた場所に連れて行かれるとチュンサンはあの時この場所でユジンに言いたかった事を思い出すのです。
「ユジン、愛してる」
運命のいたずら
高校時代の記憶をほとんど取り戻したチュンサンの誕生日にチェリン以外の同級生やキム次長、チョンアが駆け付けます。
チュンサンは何故、春川へ転校したのか分からなかったがユジンから父親を探すためだと知らされます。
チュンサンの彼女がヒョンスの娘だと知ったミヒは家を訪ねチュンサンは私の子だから別れるよう説得してくれとイ・ギョンヒ(ユジンの母親)に言いました。
ヒョンスとミヒは恋人同士で結婚の約束までしていた過去があるのです。またサンヒョクの父チヌはチュンサンは息子ではないのかミヒに訊くが違うと言われます。
その直後ばったりチュンサンと会いミヒと同級生だった事で父親を知らないかと聞かれたチヌは「父親が死んだ」と知りヒョンスだと思うのです。
サンヒョクからお酒に誘われたチュンサンはユジンと結婚する予定だったがユジンの母親からも自分の母親からも反対されていると話します。
ミヒ・チヌ・ヒョンスは同級生であり今の自分達みたいな関係で不思議だと話すサンヒョクは反対されても何があっても自分の母親に感謝しなければダメだと言います。
もしヒョンスと別れてなければユジンとは義母兄弟になっていたじゃないかと言われ不安が押し寄せます。
そしてチュンサンはミヒから確認をとり父親がユジンの父親ヒョンスだと知るのです。
チュンサンは今すぐ二人だけで結婚式を上げようと計画し何も知らないユジンも受入れるが父親からチュンサンの父親はヒョンスだと知らされたサンヒョクが教会に駆け付け結婚式を止めさせます。
サンヒョクはユジンの手を強引に引き自分の車に乗せソウルへ車を走らせます。チュンサンは、おそらくサンヒョクは真実を知ったのだろうと分かり追いかけることは出来ませんでした。
ユジンから責められるサンヒョクではあるが真実が言えないためチュンサンとの結婚は反対だと言い張ります。
チュンサンはユジンはきっと耐えられないから真実は言わないでくれとサンヒョクにお願いします。辛さが分かるサンヒョクはチュンサンを心配します。
チュンサンはユジンと別れる決意をして思い出にユジンを冬の海に連れて行きます。近くの旅館で泊る事にした二人だがチュンサンはサンヒョクに電話をかけ二人の思い出の写真などはすべて捨てるよう頼み明日迎えに来てほしいとお願いしました。
そしてユジンが買ったカメラとポラリスのネックレスを海に投げ捨てそっと姿を消しました。
目覚めたユジンはチュンサンではなくサンヒョクがいる事に驚きます。
「チュンサンはユジンの事は好きじゃないみたいだ、記憶が戻りはっきりした、そう伝えてくれと言われた」
嘘に決まっていると思ったユジンはチュンサンを探しに行くがサンヒョクの母親が訪ねてきます。
別れたり戻ったりうちの息子の事をどう思っているのか?と責められたユジンは「チュンサンと兄弟だったのは気の毒だけど・・・・・」と聞いて耳を疑います。
すべてを知ったユジンは「マルシアン」に押しかけ「本当なの?」と恐る恐る聞くとチュンサンは頷きました。
兄弟だと知った二人は最後に会う事にします。互いに愛していると言葉を発しユジンは自分が設計した「不可能な家」の模型をチュンサンにあげます。
そして二人は振り返らず別々の方向へ歩き出しました。
結末/冬のソナタ
サンヒョクの父チヌはヒョンスとの子供なら学年が違うはずだと気付きチュンサンの家を訪ねるがチュンサンが倒れたので急いで救急車を呼び同行します。
若い人が倒れるのは普通じゃないため検査すると言った先生に自分とチュンサンの親子関係も調べるようお願いするとほぼ間違いないという検査結果が出ました。
ミヒが嘘をついたのは恋人ヒョンスと別れ自殺未遂をした後チヌと一夜を過ごした時に出来た子をヒョンスの子だと思う事で生きる事が出来たからです。
チュンサンは検査結果を聞いてすぐに手術をしなければ命が危ないと言われます。
また手術をしてもおそらく視力はなくなるだろうと言われユジンから貰った「不可能な家」の模型を細かく紙面に書き移しながら記憶します。
チヌから本当の父親は自分だと聞かされ母親に会いに行ったチュンサンはその時の真相を聞き悔し涙を流します。
サンヒョクはチュンサンならしょうがないけど結婚出来ないならもう一度自分とやり直したいと父親に相談するが「チュンサンは私の子だ」と言われ驚きます。
自分と兄弟だと分かり、また親の関係がおかしくなりそうなのを見たサンヒョクはチュンサンの元へ行き「ユジンに俺と結婚するよう説得しろ、もうおまえが表れてからめちゃくちゃだ、おまえが誰と兄弟かなんて関係ない」と想いをぶつけます。
そんなサンヒョクの想いを受けとめたチュンサンはユジンに電話をかけアメリカへ行く事と失明する自分が幸せに出来るわけないと考えサンヒョクと結婚すれば幸せになれると伝えました。
家に戻ったサンヒョクは自宅にかかってきた電話に出ると病院の先生からで「チュンサンと連絡がとれないのでアメリカで手術する書類をまだ全部渡していない事を伝えて欲しい」と父親への伝言を頼まれます。
詳しく話を聞いたサンヒョクはユジンを連れて急いで空港に向かったがチュンサンの乗った飛行機はすでに離陸した後でした。
ユジンはパリへ留学することになりチュンサンのところへ行くようサンヒョクからニューヨーク行きのチケットを渡されるが「幸せだった頃の思い出を大切にしたい」と言ってアメリカへ行ったチュンサンの言葉を受けとめユジンはパリへ出発しました。
~3年後~
帰国したユジンはサンヒョクと一緒にヨングクの家に行きます。ヨングクとチンスクが結婚し子供が生まれたのでお祝いをするためです。
そこにはチェリンも駆け付け高校時代の仲良かった頃に戻っていました。
「ポラリス」に出勤するとチョンアから建築雑誌を見せられ、そこにはユジンが設計した「不可能な家」と似た家の写真が載っていました。
「不可能な家」は小さな島にありユジンは船で向かいます。
一方、チュンサンは「不可能な家」の庭に座り込み、綺麗に咲いている白いバラに手をふれ好きな色は白と言っていたユジンの事を思いながら「どう?気に入った?」とつぶやきます。
ユジンは島に到着し歩いていると「不可能な家」が見え始めます。
中に入りテラスから綺麗な海を眺めていると失明したチュンサンが一歩一歩、足で距離を測りながら中に入ってきました。
ユジンの足が机に当たってしまいその音で誰かいると気付いたチュンサンは「どなたですか?」と呼びかけます。
何も答えられないユジンに対してチュンサンは「ユジン・・・ユジンなの?」と呼びかけると涙を流しながらユジンは「そうよ、、チュンサン」と返事しました。
夕日で赤く染まった海が見えるテラスで二人は抱き合い永遠の愛を掴んだのでした。