作品情報・キャスト
ベストセラーを映像化しアクセス数13億を突破した中国宮廷ドラマ。
時は清康熙8年。康煕帝は朝廷を支配していた奸臣オーバイを捕縛し一味と見なすチャハル親王の一族も討伐する。一族皆殺しの惨劇を逃れた親王の娘・良児は葉三と名乗る少年に救われるが叔父・納蘭明珠に家にたどりつくと命を狙われ記憶を失う。納蘭容若が懇願してくれたおかげで良児は名を琳琅と変え使用人として匿ってもらうが数年後、容若と恋仲となった事で追い出され下級宮女となる。琳琅の姿を見た康煕帝は彼女こそ探し続けていた良児だと確信する。また彼女の記憶を取り戻そうとする康煕帝の側には侍衛として仕える容若の姿が。皇帝と宮女、幼馴染みの三角関係の行方は?!
ネタバレあらすじ/皇帝の恋
第20話・手放す簫
琳琅が座り込みを始め康煕帝が聞く耳を持たないのでこのままでは彼女が危険だと思い、納蘭容若は拝謁し翠雋に惹かれているので賜りたいと願い出ます。
翠雋が刑場に連れて行かれ画珠と芸初が泣き崩れるなか「納蘭容若の正室とするのを許す」と陛下の詔が届き驚きます。
翠雋が助かって安堵する琳琅だが生涯を誓った愛する者が正室を迎えることになり困惑します。また端嬪たちから祝福される恵妃も「数々の王族貴族からの縁談を断り辛者庫の女官を娶るとは弟君は体面など意に介さない立派なお方だ」と言われ苛立ちを必死に抑えます。
琳琅は別れを決意するためにも花嫁道具の中に想い出の簫を入れて翠雋に贈ります。
「翠雋はあなたを愛しています。悲しませないよう傷付けないようよろしくお願いします」と容若に告げるとご祝儀のお裾分けを差し出されます。拒否するが幸せになって欲しいから受け取ってと翠雋に言われ複雑な気持ちで受け取りお見送りしました。
翠雋は幸せな気分で婚儀を行なうが初夜に待っていても容若が来ませんでした。また芸初の思いを知る長慶は抱き締めようとしたが自分は復讐のためにいるのだと思いとどまります。
そんな長慶は皇太后が飼っている犬が自分に懐いたこともあり慈仁宮での務めに変わるが芸初からお嫁さんにしてと言われ悩みが生じます。
第21話・親友の想い人
想いを寄せる納蘭容若に嫁いだ翠雋だったが初夜の日すらも相手にされなかったので悲しみます。
ある日、容若が弾いていた琴の音色が耳に届き、前に琳琅が簫を吹いていた曲と同じではないかと思うがそんなはずないと自分に言い聞かせます。
しかし、曲を教えて欲しいと琳琅から贈られた簫を持って行くと彼の表情を見て疑いが深まり2人が幸せだから知らせて欲しいとお願いした贈物も届けられていませんでした。書斎にある絵は誰なのか女官に聞くと知らないと言われるが隠しているのは見え見えでありここの主は自分である事を伝えもう一度聞きました。
容若と恋仲だったことがバレてしまった琳琅は過去のことだと告げ想い出の凧をあげて糸を切りました。
第22話・邪魔者
皇太后をそばで支える長慶は慈仁宮に勝手に侵入した女官に罰を与えよと命じられるが芸初だったので驚きます。
芸初は太監だろうと気にしないと伝えたかっただけだが長慶に頬を叩かれ泣きながら戻ります。
皇太后は康煕帝が妃嬪の元に顔を出さないと知り陛下の様子を訪ねるが小徳子が口を閉ざすので罰を与えます。自分に忠実な太監が必要だと考え長慶を陛下のそばに仕えさせます。
長慶はこれで暗殺しやすくなると思うが小徳子と琳琅から何か裏があると疑われており、なかなか陛下と二人きりになれるチャンスがありませんでした。
慈仁宮の方が人手不足だから陛下に戻るよう命じられた長慶は琳琅に邪魔されたと疑い陛下は御前女官に惑わされていると皇太后に告げ口します。
しかし皇太后は妃嬪のもとに顔を出さないのはそのためかと気付くが御前女官だろうが孫の顔が見れるなら構わないと思います。
第23話・皇太后の嫉妬
敬事房の総管太監から献上品が届くが端敬皇后にそっくりだったため皇太后は激怒し燃やすよう命じます。
先の純治帝が寵愛した側室で皇太后から夫を奪った女だと知らされた長慶は美人画を燃やしながら琳琅に似ていると気付きます。
長慶は乾清宮の下僕らと康煕帝が遊んでいると知り「親孝行な陛下が皇太后様を疎かにするはずないので企てたのは陛下が惹かれる女官ではないか」と皇太后に告げます。
皇太后が様子を見に行く気がなさそうだったので「だったら琳琅を呼び付けましょうか」と進言するが会う必要はないと言われてしまいます。
長慶は陛下からの贈物である刺繍の入った団扇をわざと破って謝罪し毛先が器用な琳琅なら治せると進言して慈仁宮に呼ぶことに成功します。
琳琅は刺繍をなおして皇太后に謁見すると「生きていたのか、陛下を惑わすために戻ってきたのだな」といきなり激怒されます。
顔を切りつけろと命じられた長慶は計算通りだと笑みを浮かべるが陛下がやってきたので慌ててナイフをしまいます。無礼を働いたと言われた陛下は経緯を訪ねるが母親を疑うのかと言われ自分が罰すると連れて帰ります。
第24話・琳琅の本音
康煕帝のお気に入りの女官は琳琅だと察知する端敏公主。
仲の良い2人を見て琳琅は胸が痛むので陛下の優しさに少しずつ惹かれていたんだと気付くが身分の低い者が想いを寄せてはダメだと思います。
大丈夫かと陛下に声をかけられ頷く琳琅だったが「陛下を欺くのは罰だ」と言われ「欺きました、罰してください」と口にします。
すると「本音を聞けたから私の手柄ね」と公主が現われました。
皇帝のくせに好きだと言い出せず相手の心が分からないとモジモジしているので公主は本音を聞き出す策を与えていたのです。
茶番により本音が聞けたから嬉しいと陛下に手を握られた琳琅は笑みを浮かべます
花園で待つよう陛下に言われた琳琅だがちょうどそこへやってきた皇太后から「陛下が女官をお供に選ぶはずない、惑わしたんだろ」と一方的に疑われ棒叩きに遭ってしまいます。
陛下は早く楽しみたくて急いで向かっていたが太皇太后に出くわしてしまい挨拶をしていて駆け付けるのが遅れてしまいました。
倒れている琳琅を急いで介抱する康煕帝は皇太后から派遣された御前をすべて御陵へ送りました。1人の女官のためにこんな事をするとはと皇太后は戸惑い「端敬皇后に似た顔で陛下を誘惑し母子の仲を裂いた」と太皇太后に告げ口に行きます。
「勘違いするな、端敬皇后はこの世にいないし陛下が愛する女人だぞ、陛下に恨まれ心は戻らぬぞ」