中国時代劇/長安賢后伝
チャオ・インズ、チョン・イー共演、中国の五代十国時代を舞台に架空の4つの国を舞台にした中国大型宮廷ロマンス
見所
盛州・西斉・雍臨の三国が北方で勢力を争う梁の末期。
雍臨の郡主・賀蘭茗玉は盛州の第九王子・蕭承煦と運命的に出会い恋に落ちる。一方、蕭承煦に王位を継がせるという盛州王の遺言をもみ消して卑劣な手段で王になったのは第三王子・蕭承睿。
賀蘭茗玉は結婚の約束をしていたが戦死の知らせが届き、陰謀で殺されたと訴える第十王子・蕭承軒を死罪から救うため国王の側室となり復讐を誓うが戦死したはずの恋人が帰還する。
一人の女性の波乱の生涯を描いた切なくも美しい物語
キャスト/ チャオ・インズ&チョン・イー&ハン・ドン
「長安・賢后伝~全61話で紹介」
ネタバレ感想/長安・賢后伝
第1話/運命的な出会い
梁王朝の末期、国力が衰退し北方は盛州・西斉・雍臨の三つの国に分裂しました。
雍臨の草原、郡主・賀蘭茗玉(雍臨王の孫)は兄・克用たちと狩りを楽しんでいると西斉の第1皇子・司徒昆が姉・綰音を娶りにきたと報告を受けます。
かよわい綰音では虐げられてしまうと心配する茗玉は反対すると「かつて先代の王と西斉王が通婚の契約を結んでいたために良好な関係を築けていたんだ、耐えてくれ」と雍臨王に言われます。
梁王朝、天元6年、
盛州王・蕭尚遠は梁の策略にはまり永安城に封じ込められてしまいます。第9王子・蕭承煦はわざと敵の幕営に侵入して捕まり自分の命と引き換えに勝敗に関わる重要な情報があると訴えます。
謁見が許され将軍を始末すると、蕭承煦の文を読んだ蕭承睿(第3王子)が急いで兵を率いて駆け付け一掃しました。
盛州王は永安城へ向かう途中に襲撃を受け傷を負っており矢を調べると梁ではなく西斉のもので毒が仕込んであることが分かります。
嫌がる姉・綰音と入れ替わり輿に乗る茗玉は盛州王を解毒するために侵入していた蕭承煦と出会います。
茗玉は顔に湿疹を装い縁談を破談させようとしていたが蕭承煦にあっさり見破られてしまいます。司徒昆に会いたいなら雍臨から連れてきた馬手に成りすませばいいと告げると西斉の侍医を騙したいなら猫の目草をつぶして顔に塗ればいいと教わります。
解毒剤を盗もうとしてバレた蕭承煦が部屋に入ってきたので茗玉は匿ってあげます。すると「綰音は穏やかで上品なはず、奔放で勝気があるのは茗玉だ」と見破られたので「竜涎香の匂い、そしてその自信満々な顔付は盛州の王子ですね」と言ってやります。
二人は協力して西斉の林侍医を捕らえ、蕭承煦は毒を飲ませ郡主は重い疫病にかかっていると伝えさせ縁談を破談させます。
第2話/一目惚れした相手は?!
賀蘭茗玉と蕭承煦は互いの目的を果たし別れて帰路につきます。
賀蘭茗玉は待ち合わせ場所で妹を待っていると西斉の第2皇子・司徒成が騎馬隊を率いて狩りにやってきたので逃げ出すが獲物を捕らえる罠にはまってしまいます。
解毒薬を手に入れるために司徒成を捕らえに来た蕭承睿に助けられた綰音は外套を渡され一目惚れします。破談書を持ち帰る茗玉だが皆を騙したことで写経を命じられてしまいます。
司徒成と解毒薬を交換し帰還する蕭承睿だがすでに蕭承煦が連れてきた林侍医によって盛州王は復活していました。
沐王妃は喜ぶが蕭承睿が悔しがっているのを察知し異母兄弟で心は推し量りがたいので警戒するよう蕭承煦に伝えます。
雍臨は盛州と西斉の間にあり南は梁と接するので北方を統一するなら要となるから服従させる自信はあるかと国王に聞かれる蕭承煦は、その仕事は蕭承睿がふさわしいと告げます。
蕭承睿が妃・賀蘭芸琪(茗玉の従姉)を連れて雍臨を訪ねると知った蕭承煦は茗玉に会うために同行を願い出ます。
蕭承睿が国王と同盟の交渉を行うなか茗玉は従姉が嫁いでから会っていなかったので再会を喜びます。贈り物を受け取り感謝する茗玉だったが綰音は妹のより貴重な品ではあったが思いが込められていないと思います。
そんなとき、蕭承睿を見かけ自分が一目ぼれした相手は従姉の夫だったのかと悲しみます。
雍臨と盛州が同盟を結んだと知った西斉王は「お前が勝手に破談書を書いたことが原因だ」と司徒昆を叱咤します。
蕭承睿は解毒したものの毒に侵された時間が長く盛州王が危篤だと知らされ、蕭承煦とゆっくり故郷にいろと芸琪に告げ急いで戻ります。
第3話/郡主の使命
賀蘭芸琪(盛州第3王子・蕭承睿の妃)の説得もあり雍臨と盛州の間で同盟が結ばれます。
賀蘭茗玉(雍臨王の孫)と蕭承煦(盛州第9王子)は西斉の密偵を発見し挟み撃ちして捕らえるが蕭承煦の首に針が刺さっていたので治療を優先し逃がします。幸い毒針ではなかったので茗玉は安堵します。
盛州王は蕭承煦に後を継がせたいと沐王妃に伝え遺詔を書くが王冠を王妃に被せてもらうと四大親王と重臣たちに告げる前に座ったまま息を引き取ってしまいます。
蕭承睿は急いで馬を走らせたが到着したころには既に崩御したあとでした。ひれ伏して悲しむと臨終の際には沐王妃しかおらず遺詔になんて書かれているかは分からないと第4皇子・蕭承耀に言われます。
雍臨王のもとに西斉の使者が拝謁し王子の印しかない破談書は無効だと言われます。勝手に破談するなら攻め込むまでと挑発される雍臨王は激怒するが「盛州と同盟を組んだため何もできないはず」と克用に言われます。
しかし盛州王が崩御したと知り、喪に服す盛州を頼れなくなってたので綰音を嫁がせて危機を脱するしかないと思います。
綰音が司徒昆なんかに嫁ぎたくないと跪いたので、茗玉は自分が行ってまた破談にさせてみせると訴えるが雍臨郡主としての使命だと言われてしまいます。
綰音は悲しみながら輿に乗り、茗玉たちは涙を流しながら見送ります。
蕭承煦は急いで帰国すると「私がすることはすべてあなたのため」と母・沐王妃から意味深なことを言われます。
沐王妃は「後継者には蕭承煦、補佐には蕭承礼(第2王子)と遺言を遺されたがお前を王に据えることもできる」と蕭承睿に告げます。
四大親王の中でとくに短気な蕭承耀を信用できない王妃は蕭承煦が継いでも四大親王の補佐がなければやっていけないので「国王の遺志に背く私は万死に値するが蕭承煦の命を守れるなら悔いはない」と告げます。
しかし、蕭承睿の自負心の強さを忘れていたために激怒させることになってしまいます。
蕭承睿は父の栄誉と盛州の将来を託されたと思っていたので嘆き、しかも王妃が自分が蕭承煦を害すると恐れて子を守るために王位を譲ろうとしたので野心を抱いているように見えたのだろうかと悲しみます。
茗玉は蕭承煦を追って盛州に行き芸琪のもとで世話になると「母上と王宮へ戻り棺を安置するはずが蕭承睿たちの兵に阻まれた」と蕭承煦と蕭承軒(10王子)がやってきます。
全61話あらすじ一覧
第1話~3話まで
第4話~15話まで
第16話~27話まで
第28話~41話まで
第42話~53話まで
第54話~最終話(61話)まで