中国時代劇「解憂」作品概要
孫国の心の国母となった実在の姫君の物語・豪華キャストで贈る壮大な歴史ロマンス
あらすじ
西域で存在感を増す烏孫の国へ漢から政略結婚で嫁いだ細君公主が急死する。
王族の血筋だと判明した旅芸人の一座の娘・解憂は和親公主として選ばれるが都に入る前の旅の途中で瀕死の重傷から救った謎の男と恋に落ちる。
王の従弟で烏孫の大将軍だと知り運命を嘆きつつ烏孫の王に嫁ぐが匈奴からも公主が輿入れしていました。大国の思惑や過去の因縁が渦巻く後宮で翁帰との許されぬ恋と戦いが始まる
キャスト
旅芸人の一座の娘。孤児で2歳の時に拾われたが王族の血筋だと判明し和親公主に選ばれ烏孫国王に嫁ぐ。
王の従弟で烏孫の大将軍。匈奴の兵に襲われ傷を負っていたところ解憂に助けられる
烏孫の国王で翁帰の義兄。漢派と匈奴派の均衡を重視する。
男装して商隊を率いる。解憂が嫁ぎに行く道中で会うとあっさり女だと見破られるが意気投合する
生真面目な将軍。孤独を抱えていたが出自を調べる解憂と出会い心が解放される。解憂を守りながら烏孫の情報を陛下に報告するため同行する
全45話で紹介します
ネタバレ感想/解憂
第1話/砂漠での出会い
前漢・武帝は国の統治に全力を注ぎ漢帝国の最盛期を築き上げました。
北方の勢力・匈奴はしのぎを削る存在で西域の烏孫は強国であり東西を結ぶ要衝を支配していました。漢は元封6年に烏孫との和親策として細君公主を嫁がせたが5年後に身籠りながら病により命を落としました。
烏孫の都・赤谷城を使節団を率いて出立した大将軍・翁帰は関係維持のため新たな縁組を求め漢に向かっていたが匈奴の兵に襲撃に遭います。
旅芸人の一座の娘・解憂は砂漠からやっと水を発見するが翁帰が追手を返り討ちにしたことで真っ赤に染まり飲めなくなってしまいます。翁帰は黙って去って行ったが返り討ちに遭った者たちが水を持っていたのでありがたく頂戴します。そのなかで彼が落としていった短剣を目にし拾います。
漢の都・長安、武帝は細君が亡くなったと知らせが入り動揺します。烏孫国使節・哈莫から刺客に襲われて行方が分からない翁帰を捜してほしいと頼まれ敦煌の陣営にいる李陵将軍に知らせます。
旅芸人の一座は兵站倉庫の廃墟を見つけ休むが解憂は自分の荷物の中に負傷する翁帰が隠れているのを発見します。
毒に侵されていたので治療し何者なのか聞くと烏孫人で漢を行き来する商人だと言われます。
第2話/玉佩と砂嵐
手当てをしてあげた翁帰から名字を聞かれた解憂は孤児で2歳の時に座長に拾われたから分からないと告げます。
翌朝、翁帰を連れて旅芸人の一座は敦煌に向かうが度々いなくなっては捜すと我々の金で酒を飲んでいたので解憂は芸を売るために特訓させます。
解憂は洗濯させるために服を投げつけるが大切にしている玉佩がない事に気付くと翁帰が勝手に質屋に入れようとしていたので奪い返します。
その晩、一座の財産を盗みに来ると予想し張っていると翁帰がのこのこ侵入してきたので捕らえます。
道中、巨大な砂嵐が発生すると翁帰は水以外のものは捨てて南に逃げろと指示し兵站倉庫の廃墟に逃げ込みます。
座長は何で翁帰が指図するんだと不満を訴えるがそんなことで争っている場合ではありません。解憂が勝手に水を探しに出てしまい翁帰は急いで彼女を捜しに行くと砂漠で倒れていたので介抱し水を飲ませます。
水場を案内させた翁帰は離れがたいが敦煌へは行かないと告げ解憂と別れるが匈奴の兵に囲まれてしまいます。短剣を奪われたので身分を隠すために「もう盗まないから許してくれ」と訴えると水場まで案内するよう言われ結局、解憂のところに戻ります。
第3話/夫婦の誓い
解憂は匈奴兵に捕まった翁帰が自分のところに逃げてきたので売りやがったなと平手打ちします。
水場まで案内させるからその後解放するよう誓わせると短剣を奪われたから取り返してくれと翁帰に頼まれます。解憂はお腹を壊すように薬を混入し、短剣を隙をついて奪い返してくれたのを確認した翁帰は剣を奪って攻撃し二人で馬で逃走します。
解憂は逃げてくるときに玉佩をなくしたことに気付き落ち込みます。一座は敦煌に向かうことになり、玉佩は親が唯一のこしていった物だと阿彩から知らされた翁帰は大事な短剣を預け探しに出掛けます。
敦煌の町に到着すると解憂は匈奴の間者だと疑われ李陵の軍に捕らわれてしまいます。お腹を壊した匈奴の将軍が短剣の絵を描き持っている者は匈奴の間者だと噂を流したためでした。
翁帰は三日後に解憂を処刑する掲示板を目にすると匈奴の義律将軍が賭博場に入って行くのを目にします。
執行の日、解憂は何もかも翁帰のせいだと恨むと同じように隣で処刑を待っていたので驚きます。賭博場で玉佩を奪うことに成功したが暴れたために匈奴の間者だと疑われたのです。
翁帰はあの世では独身の新入りは虐められ鬼に食われるのだと嘆くと解憂は泣きながら妻になると叫びました。
それを聞いて満足した翁帰は執行人を蹴散らし短剣の真の持ち主を殺す気かと李陵将軍に顔をさらけ出します。旧友を間者と間違えるとはと謝罪されそうになったので身分は内緒にしてくれと解憂にバレないように告げます。
長安へ向かう解憂は処刑されないと分かっていながら心を弄びやがってと文句を言い放つと処刑されないのは分かっていたが本気だったと翁帰に言われます。
長安へ到着し宿に向かうと8人いるのに7部屋しかなかったので翁帰は妻と同部屋だから問題ないと言います。
第4話/楚王府の宴
李陵将軍から紹介状を渡されていた解憂は楚王に仕える武将・淮天沙を訪ねに向かいます。
翁帰は部屋に入ると酒を持って哈莫がやってきました。皇帝の回答が得られないまま使節は帰路に付いたと報告を受け、このままでは昆弥(烏孫の君主号)が焦れてしまうと思い刺客に襲われ宿で療養中だと噂を広めるよう命じました。
門前払いされた解憂は門の前に居座ると翁帰がやってきます。ちょうど淮将軍が出てきたのでお祝いの品が焼失したなら代わりに用意してあげると話しかけます。
楚王の母君は敦煌出身なので自分がふるさとの歌や踊りを披露すると訴えると見返りは何だと聞かれます。李陵将軍の招待状があると言っているんだからさっさと見てくれと告げ玉佩も差し出します。
解憂は淮将軍の様子を目にし何か知っているようだなと訴えると宴が先だと言われます。
一座は楚王府に呼ばれ楚王の母親のために敦煌の歌舞を披露すると喜ばれます。
褒美を受けとる解憂は泥酔する張大臣に部屋で遊ぼうとちょっかいを出されたので突き放します。淮将軍は張大臣が剣を抜こうとしたので腕を掴み楚王府の敷地内だと止めます。
そこに楚王がやってくると卑しい身分で大臣に無礼を働くとは何事だ、牢獄せよと解憂は叱咤されます。淮将軍は慌ててなりませんと止め彼女の玉佩を見せると楚王は確かに兄に似ていると驚きます。
解憂は楚王は叔父なのかと喜ぶが両親は謀反の罪を着せられ西域に流され病にかかって命を落としたと知らされます。名字は「劉」だと知った解憂はしばらく滞在することになり淮将軍は世話を命じられます。
解憂は祖母に挨拶に出向くと再会を喜ばれるが楚王の娘・靖から「あなたの父親のせいで冷遇されてきた、陛下に寵愛を受ける従姉の李夫人のおかげでマシになったんだ」と文句言われます。
謀反人の一族という汚名は消えないと言われ、解憂はもし李夫人が寵愛を失いまた没落したら今度は李夫人を恨むのかと聞きます。
「代が替われば境遇も変わるし謀反を起こす前は陛下に重用され、そのころ恩恵を浴したのではないのですか、禍福は交互に訪れるもの、謀反人だろうが父を恨む気にはなれない」
翁帰は皇帝に謁見し同盟維持のため再度の縁組を願うと帰路についた使節団に急げば追いつけるだろうと言われます。
皇帝の返事を直に受ける任務があると告げると三日以内に返答すると言われ下がります。
全45話あらすじ一覧/解憂
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