作品情報/キャスト
宿命を背負う姫と二人の王、三大スター共演・超大型ラブロマンス時代劇
煬国奎州城の姫・馬摘星は狼に育てられた狼仔と友情を育んでいたが彼が行方不明に。8年後、城主となった馬摘星は煬国の皇子・渤王から冷たく突き放されるが狼仔の面影を感じ気になります。自分に想いを寄せる疾沖が現われるなか渤王と愛し合うが敵として戦うことに・・渤王の強い愛と摘星の憎しみを超越した愛、摘星を信じて支え抜く疾沖の切なくも優しい愛、権力闘争や過去の因縁など複雑に絡み合う物語から目が離せない
ネタバレ感想/狼殿下
第41話/敵討ち
玉璽を奪うことに失敗した楚有禎は捕らえられ罪悪感にさいなまれる渤王を楽にさせたいと思い楚有裕を死なせた元凶は父・楚馗であることを伝えたと言います。
渤王は馬摘星の手で葬ってもらうためにわざと相手に弱点は狼骨花だと教えていました。
楚有禎の謀反が失敗したことを知らない渤王は渤軍を今後率いるよう楚有禎に託しており、降り注ぐ矢の雨を浴びに1人歩み続けます。
馬摘星は矢に打たれる渤王が抵抗もせず笑みを浮かべているのでいったいどうなっているのかと困惑すると狼骨花のせいだろうと魏王に言われます。
疾沖は楚馗の陣営に奇襲をかけたころ、馬摘星は敵討ちを果たすべく城から出陣し戦場に身を投じます。
馬摘星は落馬してしまい鎖で首を絞められ馬に引きずられるが鈴の音を耳にした渤王が助けにきます。気を失っていた馬摘星は意識が戻ると目の前に渤王が立ち構えていたので落ちていた矢を掴みぶっ刺します。
渤王が笑みを浮かべているのを目に一瞬躊躇するが父親の最期の姿を思い出し力を込めて押し込むとそのまま気を失います。
疾沖は兵を二分化して逃げる楚馗を追わせ、渤王に連れ去られた馬摘星を捜しに行きます。総攻撃を仕掛けるべきと進言される溍王だが皇女を連れ去った渤王が敵か味方か分からないので次の機会を待てと命じます。
第42話/狼仔の面影
馬摘星は目を覚ますと渤王がいるのに気付き何で生きているのかと襲い掛かると命の恩人に無礼だと言われます。
今まで楚馗に利用され騙されていたことが分かり迷いなく命を持って償おうとしたと言われるが矢を浴びる渤王を覚えているので無残な負け犬ぶりだ、たわごとを吐くなと言い放ちます。
なんとか逃げ切り帰還した楚馗は遥姫に夜煞隊を率いるよう命じます。また自分に代わって国政を真kせられるのが2皇子・楚有圭しかいないため禁足を解くよう命じます。
渤王は安全な場所まで馬摘星を送り届けねばと思い皇女を捕らえて罪を償うと言い放ち連れ出します。真意に気付かない馬摘星は隙あらば逃げ出そうと思うが川を渡るときに担がれたりしているうちに渤王ではなく狼仔だったころの面影を目にします。
するといきなり口を塞がれたので驚くと明らかに渤軍だったのに溍軍が横切ったと偽りを言われ困惑します。
馬摘星は急に逃げろと言われ解放されるが狼骨花で理性を失いつつある渤王に襲われます。首を絞められたので思わず両手を頬にあて「狼仔」と訴えると突き飛ばされ気を失います。
第43話/渤王の決意
馬摘星を追う疾沖はやっと発見するが渤王の行動に疑問を感じます。思い返せば慎重な渤王が弱点を暴かれたのに間者を逃がすはずがなく殺されるのが目的だったのかと姿を現します。
真相を聞かされた疾沖は親の仇という悪名を背負わずすべて話せばいいと訴えるが心を傷付けたから手遅れだと言われます。
「煬国に戻れば謀反人として死罪になるから復讐心から解放されるだろう。馬摘星には何も話すな。お前なら彼女を幸せにできるだろう」
疾沖はせめて煬国には戻らず逃げればいいと訴えるが楚有禎を死なせるわけにはいかないと言われ去っていく渤王を見送ります。
疾沖はわざと腕を傷付け目覚める馬摘星に渤王は逃げて行ったと説明します。皇女の無事を知らせる文を受け取った溍王は渤王とよりを戻したという噂が広まっていたので困惑します。
渤王は遥姫を呼び出すと楚馗は政変を隠しているが軟禁されている楚有禎は渤王が都に戻れば処刑されないと言われます。逃げるつもりはないので自分が処刑されたあと楚有禎と夜煞隊を守るよう頼みます。
渤王を愛していた遥姫は目に涙を浮かべ「馬摘星のことしか頭にないのか、何で命を差し出さなければならないのだ」と訴えます。
共に生きて共に逝くと決めていた遥姫は絶対にさせないと自分に言い聞かせます。
馬摘星と疾沖は帰還すると渤王と皇女のよからぬうわさが広まっていると知り動揺します。疾沖はおかしな流言を止めるために娶れば問題ないだろうと溍王に言い放ちます。
第44話/皇女としての役目
馬摘星は渤王との争いでどちらかが命を落とすまで終わらないと思っていたが自分を助けてくれた狼仔(渤王)の事を気にします。
馬婧から家族の仇なんだから余計なことは考えるべきでないと進言されるがどうしても狼仔が頭をよぎります。
流言により人々から疑念を抱かれていると気付く馬摘星は自分は皇女であることを考え失望させるわけにはいかないと思います。
疾沖と婚儀をあげることを報告し自分に対し礼は必要ないと溍国王と魏王に告げます。
喜ぶ疾沖だが馬摘星の様子から心は手に入れていないのだと知り悲しみます。彼女の幸せを願う疾沖は真相を伝えなければと思うが渤王を慕っているのに告げたらショックは計り知れないと悩みます。
そんなとき、渤王が処刑されると報告を受けます。
馬摘星が疾沖に嫁ぐと知った遥姫はあんな女のために渤王が命を落とすなんて許せないと憎しみを抱きます。
馬摘星は渤王への想いを断ち切ろうと決意し婚儀場に向かいます。処刑を待つ渤王は「お前が命がけで守ってきた馬摘星は嫁いだぞ」と楚有圭に言われ、その朗報は冥途の土産になると感謝を伝え笑みを浮かべます。
悔しがる楚有圭が執行を命じたころ、婚儀中の疾沖は渤王が処刑されることを馬摘星に告げます。
「喜ばしいこと。敵を討てなかったが極刑により本懐を遂げられる」
渤王の本心を知る疾沖は真相を話そうとしたが「過去を振り返らず前を見る」という彼女の決意、そして渤王の願いをかなえるためにも事実を隠し幸せにすることを決意します。