作品情報/キャスト
マオ・シャオフイとカイ・シュエン共演、乱世に生きる双子姉妹の愛憎渦巻く激動のラブ史劇
原家と竇家が皇位の座をめぐって争う時代。原家の当主・原青江は聖人から6人の子供たちが国を守るという予言を聞き子供たちを集めるとその中に頭脳派・花木槿と武術派・花錦繍の双子姉妹がいました。原青江の息子で足が不自由な三番目の公子・原非白に姉妹は惹かれていくと、原非白の双子の兄で身を隠して暗宮を管理する司馬遽は花錦繍に想いを募らせる。天下と皇位をめぐる権力争いに巻き込まれ恋も立場も行き違っていく姉妹の運命は?
全60話で紹介
ネタバレ感想/双花伝
第33話・姉妹の絆
原非白と再会した花木槿はずっと自分を見守ってくれていたのだと驚き、簪を見てはずっと想っていたと伝えます。
「私の心は彼のものだと気付いた。生涯あなたと離れたくない」
原非白は涙を流して喜び花木槿の頬を触るが使命を忘れたのかと青媚に言われ剣を突き付けます。
~花木槿を捜しに軍を率いていた花錦繍は原非白と出くわします。
捕殺命令が出たから処刑したと花木槿の髪の毛を渡されるが私情を押し殺し、命令を無視して無断で南国と交戦した罪で原非白を拘束し護送します。
王皇后は情報を聞き出すために王浣灕を2皇子・軒本緒に嫁がせます。そして1皇子・軒本復(皇太子)に原非清が率いる西営と同盟を組めればと考えを伝えます。
最初から密偵だと見抜いていた軒本緒は小娘を強要させるなんで気の毒だ、生き地獄にさせない、守るからと大丈夫だと操るが離れた場所からその様子を王皇后は見ていました。
軒本緒は皇太子が原非清と手を組もうとするなら対抗するために原非白と同盟を結ぼうと考えます。
帰還した原非白は地下牢に入れられます。すべて許される花錦繍だが姉を失い二人で過ごした小屋で悼みます。
花錦繍が許され戻ってきたと知った連夫人は激しく動揺するが密偵から原非白を刺したと報告を受けたので遠回しに原青江に伝えます。
呼び出された花錦繍は叱責を受けると無事に連れ戻せば姉は軽い処罰にすると約束したのに捕殺命令を撤回しなかったと告げ騙したのはそっちの方だと言い放ちます。
安楽観行きを命じられた花錦繍は苦役で貧しい食生活を強いられるが妊娠していることが分かります。届けに来た人の手が震えていたので連夫人に命じられ毒が入っていると見抜きます。
花木槿は生きているだろう、女を守るために自分の体を傷付けるとは何事だと叱咤された原非白は暗宮を一生守ると告げます。
3年後、原非白は淑儀公主を娶るよう陛下に命じられるが断るために司馬遽に協力を求めます。
第34話・春の訪れ
花錦繍は原青江との間に息子・非流をもうけ連夫人の息子・非雲と何かと比べられるが憂愁に育っていました。
原非白は花木槿への想いを綴った花西詩集を出版すると原青江は西庭皇帝・軒復徹に呼び出され淑儀が嫁ぐというのに何たる態度だと叱責を受けます。
淑儀公主の名誉は決してうやむやには致しませんと謝罪すると婚儀の事は改めて検討されることになります。
花錦繍は花木槿に一途なら自分への態度は何だったのか、なぜ姉を殺したのかと困惑します。
西営が衰退していくなかで原非白の禁錮を解くべきと意見が出るなか原非清は一気に奪うためにも竇英華と戦うために合併する時だと言います。
意見を求められた宗明磊は試されていると察知し今では西営の軍は原青江の軍よりも上回るため西営を管理する韓修竹が率いればいいと答えました。
金谷真人の話を聞いた原青江は六子は原非白なのかと考え禁錮を解くが皇室を侮辱したことを叱責します。西営の元徳軍を率い元州の前線で藩正越と戦えと命じます。
原非白の婚儀の話が流れ自分のとこにきてしまった原非清は公主がいたら皇太子争いの計画もできないと嘆きます。
行商で大成功を収める花木槿は豫王から讃えられます。商いに戻ろうとすると段月容にゆっくりして行けと言われるが自分は行商、段月容は南国で君記を守る約束だと告げます。
「3年で19回しか会えていない、商いに専念するのは僕を避けるためか」
感謝はするが自分の心から原非白は離れないのだと言います。
原非白が勝利すれば一気に越されると警戒する原非清だが兵糧がなくなり我らが届ければ心を得られると原非煙に言われます。
そのころ、兵糧不足で悩んでいた原非白のまえに軒本緒が訪ねてきて手を組みたいと言われます。花西詩集に感動した四方を守る商人から城攻略の秘密兵器の作り方と10万両が献上され感謝します。
それにより数千の兵で竇英華の大軍に勝利し、報告を受けた原非清は激しく動揺します。原非白は秘密兵器の設計図を書いた人は花木槿ではないかと気付きます。
第35話・天下は民心にあり
南国皇帝は沃州の財産を奪うため水害被害の救済を名目に豫王府に財産を供出するよう勅命を出します。
段月容は自分に届けさせまた人質に取るつもりかと激怒します。豫王は民から評価されているので花木槿は平和を取り戻す好機だと言い、国を案じている左右丞相と六部尚書に銀を渡すよう告げます。
豫王家と君記は費用を出し合い難民避難所や孤児院を建設し南国の民に誰が君主にふさわしいか選ばせるのだと説明します。段月容は署名付きの万民書を読み上げると南国皇帝は激怒するが救済のために全てをなげうった豫王府を罰するべきではないと官吏に言われ全員が世子の味方となりました。
国がやせ細り万民が自分をなじっているのを目の当たりにした南国皇帝は豫王と話し、かつての自分はこんな人間ではなかったと反省し皇帝の座を譲りました。
花木槿は張之厳によって禁商令となっている江州との商売を切り開くため江州に向かいます。道中、身請けされ故郷への道中に土匪の遭い1人残されてしまった悠悠から助けを求められます。
宿を探そうとすると「軍記の頭だな、どうせキタナイ商売して儲けたんだろう」と山賊に捕らわれてしまうが斉放だったので驚きます。何で男装しているんだと驚かれ拘束を解かれるが捕虜となっていた朱英もいたので再会を喜びます。
威龍寨を守っているのだと知り威龍寨を君記で引き受け中継地にすれば強盗から足を洗い金を稼ぐことが出来ると誘います。
非雲(蓮夫人の子)から妖孤の子も妖孤だなと非流(花錦繍の子)は暴言を受けます。
非流は国難の時こそ兄弟は心を1つにしなければいけないと教育を受けていたので誰にも告げるなと命じるが遠くから原青江は見ていました。
原青江は嫡子だけに許される麒麟の首飾りを非流に贈り蓮夫人に非雲の教育をしっかりするよう命じます。
第36話・モクの香り
毒を盛った薬を非流が飲まされそうになるが花錦繍は常に警戒していたため既に飲んでいるから必要ないと蓮夫人に告げます。
さらに毒を盛った茶菓子を差し出され、お心遣いには感謝するが甘い物は控えさせているので結構だと告げます。すると、そこに現われた非雲が勝手に掴んで茶菓子を食べたことで吐血して倒れ命を落とします。
原青江は別の者に世話をさせ精神を病んだ蓮夫人を栄宝堂に生涯幽閉しとけと命じます。
花錦繍は影で支えてくれていた仮面を付ける暗宮の主(司馬遽)から非雲が食べるのは止められたはずだと叱責されるが我が子が狙われ母親が仕込んだ毒で死んだんだと言い返します。
悠悠と江州の市場を歩く花木槿は原非珏を目にし驚くがモクと呼ばれる女性が姚碧瑩だったので驚きます。モクの香りがして鼻をピクピクさせる原非珏は頭痛を引き起こすと花木槿がいることに気付いた姚碧瑩が慌てて連れて行ってしまいます。
追いかけると姚碧瑩が姿を現し毒の件などを責められ「すべては誤解だが信用されないなら何も言うことはない」と告げると冷たい態度のまま去って行きました。
花木槿は宿に戻ると悠悠から友人が来ていると言われるが原非白だったので涙がこぼれます。貞節を守るために死んだことにしておいた方がいいと思う花木槿は男装したまま君莫問だと挨拶すると原非白も目に涙を浮かべ初対面のフリをします。
江州にやってきた竇英華は張之厳に会いに行き藩正越が景官城一帯で西庭の5万の大軍を滅ぼし勝ちが見えたから配下になれば現在の江州よりも広い領地を与えると話を持ち込みます。
しかし帰順した方が民に恨まれると断られご立腹でその場を去ります。
勅命を受けた原青江は景官城へ救援に行かせるが原非清と宗明磊が太子とここまで繋がっていたのかと察します。
花木槿は張之厳に謁見できずに悩んでいると原非白が張之厳を紹介してくれました。江州は豊かだが生活が苦しい民もいると指摘し、君記の文店を江州に開かせてくれれば品物の買い占めもしないし物価をつり上げないと言います。
物価を範囲以内に制御し悪意ある競争を阻止すれば民にも商人にも利があると告げると、原非白が江州から西庭までの貨物には税を掛けないと援護してくれます。
すると段月容が夕顔を連れてやってきたので原非白は動揺します。