夢華録/作品概要
歴代記録を塗り替え大ヒットしたリウ・イーフェイ主演のロマンス時代劇
夢華録はWOWOWですべて鑑賞済みです・全40話ネタバレを感想を交え紹介しています。
あらすじ
北宗の時代、杭州で茶芸館を営む趙盼児は夫に捨てられ息子も取られて絶望する親友の孫三娘と都に向かうが、妹のようにかわいがってきた宋引章が駆け落ちして結婚した後にひどい目に遭っていると知り助けに向かう。頼もしい味方となってくれたのが成り行きで道連れとなっていた皇城司の指揮使・顧千帆だが彼は事件を調べるうちに敵の罠にはまり追われる身となっていた・・・
全40話で紹介します
キャスト
ネタバレ感想/夢華録
13話・女子の商い
沈如琢に案内される宋引章は教坊司に来たばかりだが皆の指南役として役目を果たすと挨拶回りをします。
周舎の件から警戒心が強く用心深くなっているためやたら接近してくる沈如琢を避けようとします。
趙盼児と孫三娘は趙氏茶坊の売り上げ不振に悩むが玉石混交の教坊司に宋引章が1人で移ることを心配します。
しかし、顧千帆から言われて目が覚めた、自分の得意な琵琶で成功し自分を守ってくれる二人を自分も守りたいし陛下に称賛されたら高家も手出しできないと言われ成長していたんだなと気付きます。
顧千帆は大宋の軍に侵入していた遼人を拷問すると起居舎人の石泉と結託したと言われます。石泉は御史中丞・斉牧の婿で謀反を起こせば斉牧が追及されるが皇后派だと思ってそんなデタラメなことを言っているのだろうと指摘します。
そして遼人ではなく西夏人だと見抜き、遼との戦を恐れ連環の計を仕掛けたんだろうと訴えると惚けたので拷問を続けるよう命じその場を後にします。
白状したと報告が入ると于中全がやたら慌てているので「お前は一味で口封じが狙いか」と叱責し歩いて来た廊下を拭かせます。
趙盼児は客が減っていくのには何か理由があるはずと思い近辺を見に出かけます。店を初めてもうこれかと顧千帆が来店したので相談すると東京人の好みは手の込んだ茶よりも安くて早く飲める散茶だと言われます。
自分の力を証明したかったので悔しい気持ちに嘘は付けず、この辛さは分からないでしょうと告げると顧千帆は生死を共にした仲間に裏切られ殺したから分かると言います。
息絶える瞬間、心は辛かったでしょうと告げると自分はどのように見えるのかと聞かれ英雄に同情は必要ないでしょうと言います。生き閻魔や官官の毛先と呼ばれているのにと呆れるのであなたが悪事を働くところを見た事はないと告げると慰められたのか顧千帆は賭けの期間を一カ月延ばしてやる言います。
そこに宋引章が帰ってくると顧千帆は沈如琢は議礼局剣討の沈銘のご子息で都の名家で音律舞楽に最も長けていると教えます。
趙盼児は茶坊を二つの空間に分け、安い散茶で客を引き付け上の階で碾茶を点て宋引章の琵琶は全員に聴かせる必要はないと言います。
14話・恋心と憂い
「趙氏茶坊の厨房の責任者が孫三娘、趙盼児は経営、宋引章は芸事や装飾を、他のことは2人の同意を得て決める」
話がまとまり損をしても見下されても東京で生き残るために茶坊はやめないと宋引章は気合を見せます。
「半遮面」を開店すると客は宋引章の琵琶の音色に酔いしれ宮中御用達の9つの茶杯に興味を示します。
張好好にお菓子を届けると宮中の菓子に負けてないと言われ菓子をお客さんに試していただければ双喜楼は魅力を増し茶坊も名を上げるとお願いします。
御前で歌を献じ万民の喝采を浴びたけど栄光は日ごとに薄れていくもの、半遮面は小さくても上質な店なので張好好のお客様に外の闇市では300文でも入手困難な菓子を半遮面で出せるとしたら宋引章は教坊司で琵琶を教えているし御前で弾く機会があれば組みたいと告げると悪くない話だと言われます。
顧千帆から宮中の茶杯は禁じられていると指摘されるが「歴代王朝が愛した」としか言っていないと趙盼児は言います。
茶杯を売りにして張好好と友好を深めるのはいいが攻め入店に人が詰めかければ何か起きた時に収拾がつかなくなるし、東京の商人の集まりを敵に回すと厄介だから茶湯港で手下に客引きをさせるなと言われます。
孫三娘に見た事もない笑みを指摘され、何もないと惚けるが追及されたので顧千帆が好きみたいだと目に涙を浮かべます。欧陽旭の件はもう終わった事だし顧千帆も好きなはずだから深く悩む必要ないと慰められます。
于中全は顧千帆は蕭使相を後ろ盾とし雷司使さえ黙らせるほどだと蕭謂に告げると父を敵に回してまで力を貸すと思っているのかと聞かれます。
蕭使相は悪人に惑わされているがいずれ首輔となるお方、清流派に知られたら弱みとなってしまうから都入り前に顧千帆を始末すべきと唆します。
15話・危機一髪
趙盼児はいきなり店に押し掛けてきた于中全に異国の密偵だと罪を着せられ連行されます。
宋引章は孫三娘に伝えたあと誰か頼れる人はないないかと考えていると顧千帆が信用できる人だと言っていた沈如琢を思い出し助けを求めに向かいます。
拘束され尋問を受ける趙盼児は顧千帆と結託していたなと言われ、証拠を捏造して陥れようなど無理だと言い放ちます。
趙盼児は西夏との密通者として殺したいようだがそれはどう見ても遼の文字だし陛下の長寿を祈念する言葉なのに何で法に触れ内通者になるんだと嘲笑います。
帳簿を誰かが勝手に見ればすぐわかるように細工しており、先に気付いてすり替えていたのです。
自分が企てた事だとバレてしまった于中全は趙盼児を亡き者にしようとしたが陳廉と顧千帆が土壇場で本物の内通文書を持って現れます。
孫三娘は皇城司に押し掛けるがお目通りかなわず、宋引章は沈如琢と共に向かっていました。
趙盼児は助けられたが顧千帆たちが自分を赤の他人のように扱ったので失望します。途中までしか送れないと馬車を降ろされたが沈如琢の馬車に拾われ店に戻り孫三娘と無事に再会します。
雷敬から于中全はお前を恨み一時の誤解を下策に出ただけだから広い度量を持つようにと言われ「御冗談を?異国との内通は法に触れるし私個人の問題ではない」と顧千帆は訴えます。
于中全の屋敷にあった土地の契約書と飛銭を渡し自分で調べを進めることをチラつかせると異国の密偵中の深手を負ったのなら熱い風呂にでも入れてやれと言われ「ご英断です」と引きさがります。
熱いお湯に浸けられる于中全、皇城司の者たちはどんな罰なんだと戸惑うが止血が難しいのだと分かります。
顧千帆は趙盼児を訪ねると異変を察知し帳簿に鶏舌香をつけ何四に頼み犬に匂いを追わせると蕭府にたどり着いたと聞かされます。
他人を装ったのは弱点だと敵に悟られないためであり自分が駆け付けなければ命は危なかったと訴えます。
孫三娘も三人で開いた茶坊なのに1人で解決しようと何でするんだと、自分たちが心配している事は考えないのかと責めます。
顧千帆は于中全に結託した者の尋問を行うと異母弟・蕭謂を手を組んでいた事を突き止めます。自分を怒らせたらどうなるか、茹で死んだ于中全の体の一部を送り付け蕭使相にも報告します。
16話・闘茶
茶湯港の店主たちが店に押し掛けてきて茶の道で重要なのは「清、静、怡、和」の4文字なのに値を釣り上げ市場を荒し楽妓を使うという下策で客を抱き込んだとイチャモンをつけてきます。
我ら茶湯港の27軒の茶坊は半遮面に出入りする客をもてなさないことをにすると言い出し、趙盼児は皆さまにとって屈辱の対象なのに何で模倣をなさっているのかと訴えます
妓生は下品というが先帝は25年飴に百官に北宛茶を振舞われた際に隣には春暁曲を弾く楽師がいたし宋引章は幾度も陛下に呼ばれていると告げます。
掟通り開業前に茶坊の組合に届け出て銭も払ったのにこの騒ぎで収まらず商いができなくなったら役所に裁いてもらうと言い放つと、包丁を手にする孫三娘は泣き寝入りすると思ったら大間違い、嫌がらせをして罵っておけば店を閉めるとでも思っているのかと言い放ちます。
茶で白黒つけることになりうわさを聞き付けた杜長風も足を運びます。趙盼児は茶葉を碾くのに舞が必要か、まさに妓生の振る舞いだとイチャモンを付けられるが杜長風は「奴隷の出身ながら後趙を建てた石勒の例もある、闘茶とは腕の競い合いで金印に使用を俗だと非難していない相手を悪く言うのは己の核を下げる」と言います。
勝利した趙盼児は「茶に心がこもっていれば皇帝御用達の葉だろうと銭塘の葉だろうと関係ないはず」と告げます。