夢華録/作品概要
歴代記録を塗り替え大ヒットしたリウ・イーフェイ主演のロマンス時代劇
あらすじ&キャスト
北宗の時代、杭州で茶芸館を営む趙盼児は夫に捨てられ息子も取られて絶望する親友の孫三娘と都に向かうが、妹のようにかわいがってきた宋引章が駆け落ちして結婚した後にひどい目に遭っていると知り助けに向かう。頼もしい味方となってくれたのが成り行きで道連れとなっていた皇城司の指揮使・顧千帆だが彼は事件を調べるうちに敵の罠にはまり追われる身となっていた・・・
全40話で紹介します
ネタバレ感想/夢華録
17話・差し出された花
顧千帆は半遮面の庭でひとり舞う趙盼児に見惚れていると存在に気付かれ、どんな立場や心境で自分と向き合うか決めるまで来ないのではなかったのかと聞かれます。
「君が好きだ、君を娶り妻とし死ぬまで連れ添う」
朝廷の管理と元楽妓だし東京に知れ渡ると念を押されるが、己の決断に後悔はしないと花を差し出します。
皇帝御用達の葉だろうと銭塘の葉だろうと茶に心がこもっていれば人々は称賛を贈ると言っていただろうと告げると趙盼児は花を受け取り、2人は幸せな笑みを浮かべ抱き合います。
半遮面の2階にいる宋引章は沈如琢が親しげに近づいてくるので、あなたの名声に傷付きますよと冷たい態度を取ります。
「惹かれているが見た目は関係ない。強いて言えば神がかかった琵琶の技、過去を知り同情が好意に尊敬が愛に代わったのだ」
茶葉組合の頭でもある池蟠は付け届け一つもないので懲らしめに行こうとしたが半遮面の用心棒たちと衝突し返り討ちに遭います。
張好好は趙盼児は仲間なんだから手を出すなと話したでしょうと呆れます。用心棒が着ていた衣が高価な布だったので趙盼児には後ろ盾でもあるのかと思います。
顧千帆は趙盼児と茶を楽しみに行くと「于中全に蕭欽言は関与していたのか」と聞かれ言葉に詰まります。蕭欽言に救われ息子・蕭謂の妬みを買い于中全は蕭謂を使い自分に対抗しようとしたが于中全は死に蕭謂も制裁を受けたから安心してくれと告げます。
すると二人でいるところ雷敬や蕭謂に見つかって声をかけられてしまい、彼女は市井の密偵として手配している者、情は確かにあるがただの遊び相手だと告げます。
18話・災い転じて福となす
半遮面で茶を飲んだ男が倒れ女が役所に通報してくれと騒ぎます。趙盼児は脈もとらず死んだと訴え銭も受け取らず役所に伝えてくれの一点張りなので詐欺だと見抜きます。
倒れている男の目を開きナイフを突きつけると驚いて立ち上がったので誰の指示だと問い詰めると、顧千帆がやってきて高慧の乳母・江氏の仕業だと告げられます。
しかし、遊びのくせに娶りたいと言ったなら付き合う気はないと言い放ち今回の件は関わるなと告げます。
雷司使よりすぐに戻れ、蕭使相から都の別宅へ来い、と連絡を受けた顧千帆は「証拠で雷敬を罪に問えるがただの小物だし清流派の真の敵は蕭欽言だ」と斉牧に言われた事を思い出します。
趙盼児に誤解されたままだが仕方なく引きさがります。
趙盼児は徐煕の山水画を持って高鵠を訪ね欧陽旭の許嫁だった者だと挨拶します。欧陽旭なら訴えるなり騒ぐなり好きにすればいいと言われたので婚約を破棄されたのならどうして高家の乳母が私を陥れるのかと訴えます。
嫉妬と恨みを募らせ店の評判を落とすため役所を巻き込もうとした、脅しているのではなく乳母をしつけてほしいと願うと金やで囲うにふさわしい女子だと接近されます。
そこに顧千帆が「愚妻は無知な女子、賢いと評される資格はない」と現れ、結果助けられることになります。
顧千帆は正式な手順を踏んで本妻として迎える、鄭青田を抱き込んで自分の命を狙った雷敬に本音など話すはずないだろうと不貞腐れる趙盼児に訴えます。
「劣等感のかたまりだから信じられない、欲しいものは一生ものの愛、求婚されて嬉しかったけど冷静になって考えたら皇城司の副使が私を娶るわけない」
顧千帆は何を言っても信用してくれないのだなと言い土地の証文など家財を差し出します。顧千帆は秘密が多すぎるために少しづつすべて伝えていくと告げると趙盼児の笑顔が戻ります。
19話・帽妖現る
顧千帆から婚約したことがあると告げられた趙盼児は、おあいこねと告げると相手は面識もない祖父が決めた縁談だと知ります。
皇城司入りして破談になりその後は色恋とは無縁で遊んだこともないと言われ趙盼児は秘密を作りたくないので欧陽旭とは清い付き合いだったと告げ唇を重ねます。
宋引章は沈如琢に琵琶を聴かせる約束をしていたので盛装して金明池へ向かいます。二人がいるのを目にした張好好は沈如琢は遊び人だから趙盼児に伝えねばと思うが妹分が辱められた時にどう出るか楽しみだから報告するなと池蟠に言われます。
宋引章は沈如琢からの猛アプローチに戸惑うものの気にし始めます。趙盼児が求婚されたことを知る孫三娘は本当に良かったと祝福するが複雑な想いが去来します。
帽子の形をした空飛ぶ妖怪・帽妖が都に毎晩現われ顧千帆は矢を放って追うが見失います。騒ぎに巻き込まれた招娣はいつも言い争う陳廉に助けられ本当に皇城司だったんだと驚きます。
招娣から知らせを受けた顧千帆が心配になり向かおうとしたが訪ねてきたので無事を知って安堵します。
帽妖は皇后の権力は増し蕭欽言も都入りし首輔となるので狙いは民を恐怖に陥れる事ではなく皇后派の失権が狙いだろうと顧千帆は言います。
20話・ある王妃の物語
趙盼児は「夜宴図」が何か関係があるのかと聞くと顧千帆は物語を話し始めます。
美しいうえ歌舞にも長ける女子がいて生まれが貧しかったために家を出て芸を売り身を立てていました。狩りのために村を訪れた郡王に気に入られ屋敷へと迎えられ良家の出身という偽の身分を与えられました。
20年後、郡王の正妻が亡くなると深く愛されていたその女子が正妻に立てられた。王妃となるが一部の老臣が王妃の出自を探り絵師が描いた絵を見つけ出すと絵は有名になり王母の首母として認めに者が現れました。
趙盼児はその絵が「夜宴図」なんだと察します。
犬の鳴き声を耳にする趙盼児たちは泥棒を捕まえたかと出て行くと杜長風でした。趙盼児と欧陽旭の婚約の件で問い詰められたから高観察がやってくるまえに逃げろと言われます。
高慧は危険だから気を付けろと言われ欧陽旭が婚約を解消した原因が高慧だとしたら自分を守るためだったのかもと趙盼児は思います。
すると侍女から俺の品が届いたので前に面倒を見た女性が高慧なんだと気付います。