作品情報キャスト
ディリラバ&アレン・レン共演、ファンタジーラブ史劇
万花谷に住む御霊師の紀雲禾は谷主・林滄瀾の息子・林昊青と肩を並べる実力の持ち主だが支配される生活に苦しみ万花谷から逃れることを夢見ていました。ある日、紀雲禾は順徳仙姫・汝菱が捕らえた東海の鮫人を御する役目を引き受けると長意と名乗る気高く純真な魂を持った鮫人に心ならずも惹かれていく。天仙と地仙の恋はご法度だが紀雲禾は長意を救い出し一緒に逃げようとするも・・・
華流ドラマ「馭鮫記・前編:月に君を想う」全22話あらすじ一覧
全22話で紹介します
ネタバレ感想/馭鮫記(前編)
7話・優しさが負担に
紀雲禾と洛錦桑は解毒剤を発見し理由も聞かず見張っててくれた暁星に渡し、合流したら詳しく話すから事態が収束したら万花谷から出るよう告げます。
洛錦桑に薬を託し谷の外で待っているよう告げると思過窟にいる長意を救出しに行きます。
千年の封印から解かれた青姫は寧若初が亡くなっていた事による怒りですさまじい霊力を発揮します。
雪山月は自らの命を懸けて封印を解いた離殊のもとに歩み寄り、10個の陣眼を捜すためにどれほどの時を費やしたのか、自分に接近したのはすべて鸞鳥を救うためだったのかと涙を流し訴えます。
裏切られても愛する者は殺せないので青姫と一緒に逃げればいいと訴えるが彼は自分を庇うと消えていきます。青姫は離殊の霊丹を手にすると雪三月を連れて修復中の十方陣を抜け出し万花谷から去っていきます。
林滄瀾は追えと皆に命じるが林昊青は紀雲禾がいなくなったことを気にし思過窟に急いで向かうと既に長意と共に姿はありませんでした。
万花谷が大騒ぎとなっている間に長意と十方陣に落ちてしまった紀雲禾は雪三月と離殊も一緒に逃げ出す予定だったが長意を悩ませたくないのでうまく解決したと告げます。
しかし、長意を騙していたのは離殊と同じなので演技だったと知られればどれだけ恨まれるのだろうと悩みます。
林昊青は紀雲禾なら必ず出てくるから誰よりも早く捜せと捕らわれている暁星を解放します。
紀雲禾たちの前に逃げたはずの青羽鸞鳥が現れるが陸に上がってこれないのでおそらく捨てきれない執念が付霊を作ったのだろうと思います。
出口は水底にあると読むが水を触っただけで付霊が現れるので宥めるしかないと思います。長意は鮫人は嘘付けないというので紀雲禾は書生に成りきって会いに行きます。
8話・裏切り者なのか?
青姫は万花谷を出て地位や名誉を捨てた寧若初と人間の夫婦のように暮らしていました。
寧若初の師匠が亡くなり供養のために戻ったので戻ってくるはずないと思ったが彼がやってきたので地の果てまでも付いていくと告げます。
すると十方陣を作り封印すれば人間界に遊歴するフリをして会いに行けると言われ夜を乱すことなく一緒にいられると思い受け入れたら千年経ってもやってこなかったのです。
紀雲禾は思った話と違ったので困惑し寧若初が敬われているのは青羽の乱を平定したからなので騙していたのだろうかと思います。しかし青姫を想ってなければ髪紐はつけないと思い瀕死の状態で後追いさせないよう陣に隠れ亡くなったのだと思います。
紀雲禾は寧若初となって青姫の付霊に会いに行き長らく寒冷地にいて会えなかったけど忘れないためにずっと神紐を巻いていたと告げると心で寧若初を信じていたので怨念は解けていきます。
紀雲禾は早く脱出しよう、どこまでも一緒だと長意の手を取ると口づけされ鮫珠を贈られ身を任せます。
雪三月は離殊は何であなたのために命を捨てたんだ、どうゆう関係だと青姫に剣を突き付けます。法力で圧倒され逆に剣を突き付けられるとさっさと殺せと言い放つがずっと自分を騙していた離殊は何で最期に自分を庇ったのだと複雑な心境を吐き捨てます。
紀雲禾は目を覚ますと卿舒がいたので驚いて飛び起きます。陣眼に飛び込んだたために戻ってきただけで長意も思過窟に戻されたと聞かされます。林滄瀾から追及を受けるが罪を認めてしまうと御霊師の資格を失い認めなければ長意が逃亡の罪に問われてしまうので鮫人の逃亡を防ぐために向かったら陣に吸い込まれたのだと訴えます。
そこに暁星に説得された長意が「陣に吸い込まれたところ彼女が救ってくれた」と口を開いたために表向きは許されるが鮫人を懐柔しても主を間違えるなと罰を受けます。
9話・鮫尾と鮫珠
林昊青に鮫尾を切られそうになった長意は刃向かうと離殊は死んで雪三月は青羽鸞鳥と消えたから味方はいないと言われます。
紀雲禾が寒霜に身をさいなまれ三日もたない状態、死なせたくなければ尾を出せと要求されます。寒さで凍え死にそうになっている紀雲禾は林昊青が自分を餌にして鮫尾を切ろうとするはずと読み「大丈夫だから誰も信じるな」と伝言を暁星に託します。
林昊青に決心したかと訴えられる長意は黙り込むと自分の目で見ればいいと苦しむ紀雲禾の姿を見せられます。
すでに鮫珠を手放している長意は尾を失うと二度と海に戻れないが彼女を救うために解毒剤と引き換えに林昊青に渡します。
復活した紀雲禾は帰りたいと願っていたのに何で尾を差し出したんだと嘆き、外に飛び出し汚い真似をした林昊青を引っ叩きます。
順徳仙姫は鱗のきらめく袴を仕立てるつもりだと洛錦桑に言われ、仙姫の気まぐれな一言も我々下っ端には絶対的な命令だからこんな騒ぎになるのだと紀雲禾は怒ります。
紀雲禾は林滄瀾にとって自分たちは林昊青を鍛える道具なんだと長意に話します。万花谷の主になるには強者で孤独に耐え残酷にもならなければならず、紀雲禾が谷にやってきた時は林昊青は優しい兄のような存在だっだが妹か可愛がっている花花どちらか殺せと命じられてから寡黙で陰気な性格になりました。
紀雲禾は寒霜に冒され操り人形となり林昊青を崖から突き落とせと命じられた時に林滄瀾は息子を冷酷無情な谷主にさせたいのだと気付きました。こうして二人が競うようになった結果、長意が犠牲となってしまい紀雲禾は自分を責めます。
10話・謀反の決意
暁星から紀雲禾を救いたいと相談を受ける林昊青は万花谷の御霊師は皆、寒霜があり谷主に支配されていると教えます。救うには自分が谷主になるしかないから協力してくれと告げると紀雲禾が罰を受けていると報告を受けて急いで駆け付けます。
病み上がりで重刑は耐えられないと訴えると情は必要ないからお前が罰を下せとムチを渡されます。わざと鞭を切って刑罰を止めるがこれが剣だったら彼女の命はなかったため謀反を決意します。
紀雲禾に協力を求めると長意と万花谷をでるというので考えとくと告げます。卿舒に勝てないので彼女が知らない自分たちが編み出した鎖霊陣で不意を突くしかない、父は自分が片付けると言います。
林昊青は薬を届けに行き林滄瀾の霊力が弱っているのを確認します。卿舒は逆心が迫っているからこのままでは親子で戦う事になると訴えるが長年、紀雲禾に霊力を注いできた林滄瀾はもう亡骸も同然だから最後にひと押しすると言います。
「最後の研磨石は紀雲禾ではなく自分自身だったのですか」と卿舒は驚きます。
長意を巻き込みたくなくて黙っていた紀雲禾だが陣法を修練している時に見られてしまい仕方なく谷主と戦うのだと告げます。
「五分五分でも共に死ねるのであれば本望、鮫人は添い遂げる人と決して離れない」