中国時代劇/恋心は玉の如き
ウォレス・チョン&タン・ソンユン共演、政略結婚から始まるロマンティック時代劇
あらすじ
明の時代、身分の低い母親から生まれた庶子の羅十一娘は自由に生きることを願っていたが姉の死後、その夫だった寡黙な将軍、徐令宜に嫁ぐことになってしまう。互いに距離を取る2人だが様々な問題を解決していくうち認め合うようになっていくものの実は羅十一娘は母親を殺した仇敵が徐家にいると疑っていて・・・
累計再生数52億回を突破し13カ国語以上に翻訳され面白さは世界へ拡大中!!
オリジナル52話を自分なりに45話にまとめたのでズレが生じる場合があります
ネタバレ私感/恋心は玉の如き
7話・新婚初夜
元娘が亡くなり葬儀を終えた徐令宜は半月泮に籠って誰に会おうともせず、側室の文姨娘は亡くなる前に妹の輿入れを決めるとは用意周到だと言います。秦石榴は嗣諄のための決断でしょうと告げると喬蓮房は長年の情に免じてでしょうと言います。
文姨娘は正室の座は結局は庶出の娘のもの、正室を継ぐべき身分なのに運命はままならぬものねと喬蓮房を牽制します。
元娘の死を悲しむどころか牽制しあう側室を見て徐令宜はがっかりします。
羅十一娘は母を殺した下手人の手がかりを得るために現場にいた小和尚・清暝を訪ねるが師匠と行脚へ出ていると知ります。
元娘の喪が明けた一年後、羅十一娘は花嫁衣裳を身にまとうと迎えに来た輿に乗り羅家から盛大に送り出されます。
初夜、羅十一娘は落ち着かない様子で待っていると冬青と琥珀から誰もが通る道だと言われます。徐令宜からそんなに新郎を直視する新婦はいないと指摘されたので人はやましい時に目をそらすものだと言います。
ぎこちない時間が流れると嫁いだ以上徐家の掟に従い元娘と企んだようなことは二度としないよう言われます。結局緊張からか互いに背中を向けて眠りにつきます。
羅十一娘が嫁ぐ前に徐令宜の心を奪うつもりだった喬蓮房はほとんど不在だったためにうまくいかず庶出の娘と寵愛を競わなければならないのだと思います。
自分が徐令宜に嫁ぐはずだったのにと落ち込む二娘は酔っ払って帰ってきた王煜に嫁荷を奪われます。
8話・刺繍を頼りに
羅十一娘は徐大夫人に初めての挨拶に向かうと喬蓮房が嗣諄と仲良く遊んでいました。
嗣諄に香り袋を渡そうとすると庶子は母上になれないから母上じゃないと言われてしまいます。子供に分かりやすく父上の夫人を母上と呼ぶなら夫人になった私を何と呼ぶべきかと聞き理解させます。
喬蓮房はお菓子を食べたからお手手を拭きましょうと言い羅十一娘が渡した香り袋をそっと取り上げます。
徐令寛の妻・丹陽が懐妊しているために着やすい衣を作り贈るが今はゆったりした衣を好むのでご厚意を無にするかもと言われます。
海禁を撤廃すれば自分たちと海賊の交易は道を断たれてしまうため靖遠侯一派の人たちは徐令宜は邪魔な存在だと思います。
羅十一娘は下賜品を盗んだ者から話を聞き、孝行心から過ちを犯し反省しているので棒打ちして教訓とすればいいと進言するが徐大夫人は喬蓮房の進言通り示しがつかないと売りに出します。
しかし世間にも非常と思われず体面を保つために荘園に追い払えばいいと頂怡真は告げると徐大夫人は頷きます。屋敷内の差配を行うのは正室の役目だが徐大夫人は羅十一娘がまだ慣れていないので喬蓮房に引き続き差配するよう指示します。
3人の側室が寵愛を受けていないと知る羅十一娘は何か理由がありそうだと思います。母殺しの下手人を見つけるため母が残した布の切れ端にあった刺繍をまずは手がかりにすることを思いつきます。団扇に刺繍をすると自ら申し出ると喬蓮房は庶出ではいい図案など知らないだろうと文姨娘と秦石榴を誘い作品を届けます。
尻込みさせ序に他の側室と私の仲を裂こうとする喬蓮房の策だろうと簡単に把握する羅十一娘は笑顔で感謝して受け取ります。
9話・不穏な里帰り
仕事を終えて戻る徐令宜が里帰り前夜なので羅十一娘の居所である西跨院を訪れます。
羅十一娘はぎこちない手つきで衣を脱がせ並んで床に就くが緊張のあまり読書を口実に起き上がると暖閣で寝ればいいと言われ素直に従います。
迎えに来た羅振興と共に夫婦そろって羅家を訪れると里帰りの儀式が執り行われます。羅十一娘は徐家の差配の仕事を喬蓮房に奪われたことで元娘が苦労して敷いた道をふいにしたと羅夫人に責められます。
「喬蓮房が優位に立ち男子を産んだらどうするんだ、戻ったら差配の仕事を奪い返せ」
五娘たちとの再会を喜ぶのも束の間すぐに帰らねばならず馬車に乗り込むと喬蓮房に差配させるのが不満なら何で自分に言わないのかと徐令宜に聞かれます。
勝手に羅夫人に強いられている事ではあるが自分が何か言ったと誤解されて責められてしまいます。
喬蓮房は琴の音色で徐令宜を引き付けることに成功し夜伽のために化粧をして待っていたが琴の楽譜だけ届けられます。文姨娘と秦石榴も久しぶりに徐令宜がやってきたので喜ぶがすぐに去ってしまいます。
10話・梅と牡丹の問答
羅十一娘は丹陽を訪れ愛着の刺繍を見せてもらうと優れた品だが布も刺繍法も図案も母親が握っていた物と違うので手掛かりはつかめそうにないと思います。
差配は主母が行うと徐令宜に言われた羅十一娘は、はやく慣れて差配しろってことなのかと困惑します。扇の刺繍はどうなっているんだと徐大夫人に言われ辞退することを告げるが鼻をへし折る好機なのにと青冬に言われます。
人と争うために来たのではないと告げ刺繍を始めると、やり込めたと勘違いする喬蓮房は上機嫌となります。
羅十一娘に与えられた布地を見て格が劣ると気付く嗣諄の乳母・陶氏は布地を管理する周氏を問い詰めにいきます。青冬と琥珀は腹黒い喬蓮房の仕業だと気付く頃、陶氏は周氏と口論になると喬蓮房に告げ口されます。
羅十一娘は騒動を聞いて駆け付けると陶氏が棒打ちを命じられていたので止めに入ります。そして陶氏の過ちなら私に言えばいいが主母である私を無視して独断で罰を下すとは叱責します。
喬蓮房は急ぎ過ぎだと思う徐大夫人は牡丹の模様の布地は喬蓮房に似合うと思い届けるよう勝手に指図したのだと庇います。徐大夫人に気に入られている事をいいことに調子に乗る喬蓮房が気に食わない丹陽は周氏は誰かさんを後ろ盾に何の申し開きもしないし無礼を働き陶氏ともめるだなんて板打ちにするべきだと訴えます。
徐大夫人が喬蓮房の肩を持ちすぎるので冬青は不満を口にすると珍しく琥珀も黙っていれば手が付けられなくなると言います。
徐令宜は喬蓮房が謁見願いやって来たので通すよう告げるが布地を横取りしたと報告を受けていたために心に五毒があれば欲を増して人の物に執着する、その衣を二度と着るなと命じます。
羅十一娘は牡丹の花にしか興味ない喬蓮房に「美女は西施、百花の長は牡丹ね、でも誰もが牡丹に魅了されるわけじゃないから私は寒中に咲く梅が好きなんだ」と告げます。
牡丹と梅は花の咲く時期が違い美を競うことはないが、あえて梅と競うなら牡丹は美を損なうと忠告します。