韓国ドラマ/悪の心を読む者たち
犯罪行動分析チームとプロファイラーが凶悪犯の心理に迫るキム・ナムギル主演の韓国サスペンス!
原作は韓国初のプロファイラーとなったクォン・イルヨン教授と作家コ・ナムによる同名小説で実際の事件をモチーフに犯人たちと危険な対話を行なったクォン教授の体験がベース!
こちらの2022年SBS演技大賞受賞作品は「U-NEXT」で全話鑑賞!
あらすじ一覧とネタバレ感想を最終話の結末まで詳しく紹介します。
全12話(24話分)で紹介しています。
あらすじ&キャスト
東部警察署の刑事・ハヨンは被害者の心に寄り添い鋭い感受性を持っているが妥協を許さないために周囲から煙たがられ、ハヨンを評価しているソウル地方警察庁の鑑識係長ヨンスは捜査にプロファイリングを導入した犯罪行動分析チームを創設しようとしていた。
そんな矢先に女性が殺害され全裸で放置される事件が発生。
事件は解決したかに見えたが同様の手口で事件が!!
ネタバレ感想/悪の心を読む者たち
10話・怪物の深淵
強盗未遂事件で逮捕されたナム・ギテが連続殺傷事件との関係が疑われたので、プロファイラーのハヨンは取調室に向かいます。自分の姿を見るやいきなり「ク・ヨンチョン、奴を捕まえたハヨンか」と言われ、捜していた犯人だと確信します。
懲戒処分されたキム・ボンシクが写真をリークしていたのでイム・ムンシクの記事を見たのだろうと察しヨンチュンに興味があるのかと訊ねます。過去の犯罪歴も「運が悪かった」と言うので「強盗に入ってもたいして持っていなかったみたいですね、運が悪い」と話を合わせます。
ヨンチュンは嘘付きだと言い始めたので確かに面談したら西南部事件まで自分の犯行だと言っていた、見る目があるんだなと告げます。追及することはせず理解を示すような態度で接していき犯行を認めさせます。
ハヨンは感情の起状が激しく社会性に欠けており高圧的だと供述を拒むので聞き役に徹するよう機動捜査隊チームに告げます。14人の被害者がいて6人が命を奪われているため余罪が疑われ、ハヨンはギテが幼少期に性暴力を受けているので同じ手口でほかの事件も起こしているかもしれないと思います。
現場検証が始めるとマスコミや被害者遺族、野次馬も駆け付け騒然となり新聞には過激な文字が戻るがユンジ記者だけはギテに興味はなく遺族に寄り添った記事を書きます。
ユン・テグは凶器を発見したことで余罪が2件増えます。ハヨンは送検される前にギテに会いに行きます。幼少期に近所の老人に性暴力を受けたらしいなと告げると靴紐で指を縛られ・・と言い出し、バックミラーで話を聞いていたヨンスは指を靴ひもで縛られた事件が内か調べるよう指示します。
「殺人は気分が良い、健康面を気にするのは、もっともっと人を殺すためだ」
余罪が増えていくなか、罪の意識が全くなく生きがいを感じる殺人は止められないとギテが笑いながら話しているのを見てハヨンは耐えきれなくなり感情的になります。
そして勝手に自分の写真を記事に乗せたイム・ムンシクとトイレで出くわしたのでぶん殴り、知る権利を振りかざして遺族を傷付けるなと言い放ちます。
#10・感想
どいつもこいつも反省しない奴ばっかりだ。まぁ、反省したところで遅いしそんな人が連続殺人なんて侵さないでしょうね。
この手の犯人による被害者は幼い子か女性なんだよね。プロファイラーがメインとはいえ見ていて気分がよろしくない。
11話・女性連続失踪事件
犯人になりきる分析は心にダメージを与え運転していたハヨンは交通事故を起こし病院に運ばれます。ハヨンの母親とヨンスは病院に駆け付けると手術が成功したと知り安堵するが、ヨンスはプロファイラーに向いていると誘っていたので己を責めます。
京畿庁の管轄地域でカラオケバーの女性従業員が相次いで失踪しており、かつてのハヨンの上司パク・デウンは連続殺人を疑い京畿庁に赴任したギルピョにハヨンを呼んでくれないかと告げます。
ギルピョから送られてきた捜査資料に目を通すヨンスは失踪事件の情報を整理します。
リハビリを始めるハヨンは神経麻痺が起こっていたのでリハビリを開始します。ユン・テグとナム刑事がお見舞いに来てくれるが体は回復しても心が回復したので、もう戻らないと告げます。
ヨンスはハヨンが来ると思ってたが俺のせいかなとパクに言われ、彼は根にもつタイプではないし一応辞表を受け取っていたので会いたいなら連絡してみてはどうかと告げます。
ハヨンは担当したテボン洞殺人事件の被害者の母親と再会し、病院でボランティアする彼女から手料理が届けられます。仕事終わりの彼女に会いに行くと犯人を思い浮かべるたびに娘と同じ目に遭わせたいし娘の後を追おうと考えてしまうと言われます。
耐えてこられたのは自分たちのために努力した方々がいたからだと言われ、当時渡していたハンカチを返されます。退院のお祝いだと焼きいもを渡され、今でも悲しみの中で生きている人がいるから力になってあげてくださいと言われます。
彼女の言葉に焼きいもを食べながら涙するハヨンは同僚たちからの励ましのメールを目にし現場に戻る気力を取り戻していきます。
ハヨンは京畿地方警察庁の女性連続失踪事件の捜査に加わると元上司のパクと再会します。資料を目に通し犯人は場所で選んでいるようだと指摘し、被害者が終バスを待っていた事から好意同乗で犯人が一人だろうと言います。
ユン・テグたちも協力して捜査に加わりカメラがないバス停の場所を調べます。警戒させないような車で不快感を与えない外見をしているはずと推測するなか失踪して女性の遺体が山中で発見されます。
被害者のカードが使われた銀行から失踪場所までの防犯カメラを確認し、ついに犯人の車だと思われる車種を割り出します。
#11・感想
パクがうって変わって落ち着きましたねww
冤罪で刑務所まで送ってしまったのでこっぴどく怒られたのでしょうかね。マスコミからもだいぶ非難されていたし・・・ま、当たり前か。
暴力で自白を強要していたからね。ハヨンは休日が必要だったようだ。確かにずっと仕事にのめり込んでいたからね。
12話(最終回)・人をいたわる心
防犯カメラの映像から容疑者の車種を割り出すと所有者がマッサージ店に勤務する38歳ウ・ホソンだと判明します。
ユン・テグとナム・イルヨンが容疑者の職場へ行くことになりハヨンは質問に対し冷静なのか怒るか話し方の微妙な変化を見てほしいとお願います。
また善意を装い罪悪感を与えるような話し方で女性を車に乗せたはずだと告げます。ユン・テグは容疑者に会いに行くと店長を目の前にここで話してもらって構わないと落ち着いた表情で言われます。
防犯カメラに映っていた当時のアリバイを聞くと恋人と食事して送って帰ったと言われ、食事したレストランの予約名簿と防犯カメラで確認します。しかし、帰宅時間が3時間も誤差があったので任意同行を求めると翌朝訪ねると言われます。
ウ・ホソンは車を放火して証拠隠滅すると翌日警察に電話し車に火をつけられたと告げます。しかし、それがきっかけで家宅捜索令状を取る事が出来たので誘拐容疑で緊急逮捕します。任意同行を求められて焦って慌てて習慣的な行動をしたのだろうとハヨンとヨンスは話します。
パソコンもすべて初期化され家からは何もでてきません。動揺がなく冷静に話してくるので取り調べをするパクとナムがうんざりするなか、ハヨンは確実な証拠がない限り自供しないと思われるので戦略的な尋問が必要だと告げます。
ハヨンとヨンスが取り調べをする事になり、証拠はすぐに出るから安心しろと告げます。妻と義母が火災で死亡し息子と脱出したらしいがどんな気分だと訴えます。父親が性犯罪者だと知ったら息子はどう思うかなと告げると幼くてそんな事はわからないと言われます。
火災事故で保険も受け取ってるなと訴えると、「あれは蚊取り線香による事故、当時の刑事も明かせなかった」とホソンは言います。明かせなかったのかと聞き返すと聞いてもないのにベラベラ話しだしたので「息子にすべてバレるな」と言い放つとホソンは机をたたきだします。
ハヨンは容疑者は年下や職位の低い者に心を開くタイプ、ナルシシズムの特性だと言います。被害者たちの写真を並べても容疑者は平然としていたがハヨンは一人を誘拐した容疑で捕まったのに被害者が複数の前提で話していた事を見逃しません。
科捜研から、服に付着した血痕が遺体のDNAと一致、また燃えた車からも口紅の燃えカスが検出されたと報告が入ります。
自白するからユン・テグと話をさせてくれと容疑者から要求されるがハヨンは言いたい事があるから舞ってくれと告げ先に行きます。被害者が複数いるという証拠も出たし息子に最後まで殺人鬼と記憶され、お前の話を聞く人間はいなくなると告げ出て行きます。
自己愛が強いので信頼関係を築けば感情は変化するでしょうとハヨンに言われていたユン・テグが7人の殺害と死体遺棄を自供させるのでした。
2007年、ハヨンとヨハンは犯罪行動分析班として第一期任命式で新人たちに挨拶します。人をいたわる心、そして自分の心をいたわってやることが大事だと告げ新人たちと握手します。
#12・感想
プロファイリングで犯人逮捕していくような話ならよかったんだけど・・・
犯人の話を聞いて分析していくのがメインだから、なかなか口を割らない犯人のニヤニヤした態度や論点が微妙にずれる話など見ていてちょっと苦痛、ストレスだった。
この手のドラマはちょいキツイな。犯罪者の心理を知りたい人ならいいのかもしれないが・・・
RAIN(ピ)&キム・ボム共演、ファンタジー医療ドラマ