高麗契丹戦争
忠臣とともに強国に立ち向かい国に平和をもたらした高麗8代王・顕宗の一代記を描いた韓国時代劇。
こちらは「WOWOW」さんで全話視聴し、
全32話あらすじ一覧、見所キャスト、最終回結末までネタバレ感想で詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
若くして高麗の王位に就いた穆宗は摂政を行なう母・千秋太后に権力を握られていた。覇者となった契丹に狙われる中、野心を抱く千秋太后が愛人との間にできた息子を後継者にすると宣言したために穆宗は千秋太后によって追い出された王家の末裔ワン・スンを呼び戻す。
暗殺の危機を乗り越えたワン・スンは反乱を起こした行営都統使・カン・ジョによって即位し顕宗となるが政治のことは何も分からず忠臣カン・ガムチャンに教育を受ける。
やがて契丹が高麗に宣戦布告し・・・
ネタバレ感想|高麗契丹戦争
11話|王の選択
顕宗は東北面の都巡検使が西京から逃げてしまい守る者がいないと報告を受け思わず立ち上がります。頼みの綱のチ・チェムン中郎将も逃走しテ・ドス将軍は契丹の捕虜となったと知り力が入らず座り込みます。
ガムチャンから西京の兵と民が団結すればと訴えらえるが、それができないから援軍を送るために時間を稼いだのだろうと言い放ちます。
顕宗は今なら西京より北の領土を差し出して済むが城を落とされてからでは西京までも取られてしまうと訴えられ降伏を宰相たちから降伏を勧められます。
ガムチャンは例え西京が落ちたとしても、どんな手を使ってでも諦めずに勝利すべきだと降伏を反対し、それが戦で命を落とした兵に報いることであり生き残った民を二度と戦に巻き込まないための手段と訴えます。
ガムチャンは契丹軍が攻めてきたら都を捨てればいい、王が敵に捕らわれたら元も子もないと進言します。時間を稼ぎ戦局を覆す策を講じるべきだと訴えるが顕宗は降伏はしないが逃げたりもしない、都を守り敵の南下を防ぐと言い張ります。
宰相は流刑に処した武将を赦免し戦場で励めと命じ、ガムチャンは共に開京を守るために戦ってほしいと民に向けて触れ書きを出します。
行営都統副使チャン・ヨヌは都を守り抜くための策を考え岊峰で戦うため先鋒隊を率いると告げ覚悟を決めます。
顕宗はチ・チェムンを探し出し都を護衛するよう命じろと指示するが命を受けたチェムンは自分も戦うと岊峰に向かったと報告を受けます。
ヤン・ギュ将軍は西京と都を救うためには郭州を奪還すべきと考えます。少ない兵で奪還するには奇策が必要だと思いキム・スックンを偵察に向かわせるがわざと捕まって捕虜となるよう指示します。
身重の元貞王后から王室を守るため、我が子を守るために都から出ると言われ顕宗はそうしてくれと言い出て行きます。
元貞王后は後から行くから先に都から出るよう元和王后に告げ、ガムチャンは先鋒隊に勝算はあるかと尋ねると半日は凌げるがそれが限界だと言われます。
ガムチャンは残った民の方が多いが国王が逃げないから逃げれない民もいるはずだと訴え都を離れるよう顕宗を説得します。
契丹の蕭排押は城主が逃げても落とせないので高麗を見くびっていたようだと思い自ら指揮をとるしかないと思います。しかし開京を攻めるから支度せよと命が届き西京を落としてからではないと危険だと契丹皇帝・耶律隆緒に告げに行きます。
しかし足場は郭州だけで十分だと言われ仕方なく出陣の準備に入ります。
顕宗は元貞王后が逃げていなかったので驚き、西京が踏ん張ってくれているからまだ望みはあると励まします。
ヤン・ギュ将軍は通州から郭州へ進軍し、都の先鋒隊は岊峰で契丹軍と衝突します。
西京を捨てて契丹軍が南下していると報告を受け、ガムチャンは狙いは国王だからはやく逃げるよう訴えます。
降伏は駄目だと思うが顕宗がもうちょい早く逃げてくれればね。
王室を守らないと国が乱れてしまう、残念ながら元貞王后のおっしゃる通りなのよね。
12話|知恵の勝利
契丹軍は開京に攻め入ると蕭排押は王宮に攻め込み高麗王を探せと命じます。東へ逃げたと報告を受け急いで馬で追うが振り返った顔を見てあれはガムチャンだと気付き、また欺かれたと苛立つと必ず報いを受けさせるぞと叫びます。
ガムチャンは王服を脱ぎすて山中へ逃げ込むが都が火の海となっていたので涙を流します。
契丹軍が狼藉の限りを尽くすなか蕭排押は高麗王は南へ逃げたはずだと察し追うよう命じます。
顕宗はガムチャンがいない事に気付き宰相たちを追及すると最初から身代わりになると決めていたようだと知ります。共倒れになることを避けるため別の場所へ逃げるよう宰相たちに命じ二手に分かれます。
ヤン・ギュたち1700人の決死隊は郭州の西門に到着すると鳴り矢を放ち各方面の門に矢を放ち兵が少ない事を悟られない攻め方をします。郭州城を攻め落とすには1万の兵が必要であるために城主は全員城壁の上に集結させ死守せと命じます。
敢えて捕虜となっていたキム・スックンたちも内側から攻撃を開始して西門の門を開けるとヤン・ギュたち決死隊は突入します。
ヤン・ギュは奇策を弄し少数の兵で郭州城を奪還し契丹の兵を一人も逃がしはしませんでした。
兵と民を通州城へ移すよう指示すると白を守っている暇がないためすべての門を壊し家屋を燃やします。
契丹皇帝・耶律隆緒は王宮に到着するが高麗王に逃げられたと報告を受け蕭排押を叱咤します。唯一の拠点だった郭州城が奪われたと報告が入ると帰る道が塞がれたのでこれ以上敵軍の奥へ入り込むのは危険だと蕭排押は進言します。
耶律隆緒は6千の兵で守っていた郭州城が一晩で落ちたことで、まだ戦う気力が高麗にあるのかと驚きます。
しかし高麗王を追って捕らえるよう命じ、捕らえられないのなら南へ進軍すると言います。
蕭排押は困惑していると高麗を裏切ったヒョヌンから北方の武将には王の生死など分からないのだから開京陥落を敵に聞かせればいいと進言を受けます。
ヤン・ギュは開京が落ちで陛下が逝去されたと報告を受け各地の武将を西京に集結させるよう指示を出します。
ガムチャンは開京が落ち妻も捕虜となってしまったので涙を流すと王様に赦免され流刑地から都へ戻る尚書左司郎中ゴンジンと出くわします。開京が落ちたのでこれからどこへ行けばいいのかと聞かれるころ、顕宗は積城県に入るが官吏が全員逃げ出し奴婢しかいませんでした。
峠の向こうに契丹軍の姿を目にし脇道に入って身を隠しながら逃走し、チ・チェムンやチャン・ヨヌたちは国王を逃がすために戦います。
契丹軍は開京から南へ行った時がなく、高麗軍は地の利を生かして勝利します。
西京城に集まる武将たちにヤン・ギュは王様の安否が定かではないので流言かもしれないと告げます。契丹軍は四方を塞がれているので反撃を仕掛ける好機だと告げるが契丹の使者がやってきて高麗王は息を引き取ったから武将たちに喪服をあたえると詔を読み上げられます。
しかし、そこに駆け付けたガムチャンから王様は敵をかわすために都落ちされただけだと知らされます。使者がガムチャンが嘘をついているだけだと言い出すとヤン・ギュは高麗王の遺体を西京へ運ぶか契丹皇帝に「契丹軍はただの1人も生きては帰れぬ」と伝えるよう言い放ちます。
武将として強いだけでなく賢い、そして契丹軍の逃げ道を封鎖するために少ない兵で郭州城を落とすとは感服しますね。
13話~のネタバレは更新中