韓国映画「悪魔は見えていた」作品情報
キム・ソンギ監督が人気女優カン・イェウォンを主演に映画化した韓国ミステリーサスペンス。
仕事熱心のシングルマザーのヨンウはチェ室長に仕事を押し付けられ残業ばかりでしかもセクハラを受けていました。クリスマスイブにも残業することになり気が利かないと心で思いながらも娘のために早く帰ろうと急ぐが駐車場で感電して気を失います。
目覚めると赤いドレスに着替えさせられていた。警備員イ・ジュノの仕業だと気付き逃げようとするが手錠をかけられ地下に連れて行かれるとそこには室長や部下が・・・。
ネタバレあらすじ/悪魔は見ていた
警備員
仕事熱心のシングルマザーのヨンウは直属の部下ミニを車に乗せて出勤するが、どう見ても夜遊びに行く服装のミニは「ありがとう」もなく荷物も持たないで先に行ってしまいます。
書類を頑張って運ぼうとするがバランスが取れず倒してしまうと警備員のイ・ジュノが拾ってくれました。
エレベーターまで持ってくれたが「年上の人をお姉さんって呼びますよね。実姉がいないので実感がないがそう呼べば親しくなれるし思いやりを感じませんか」と話が止まりません。
なんか気味悪いと感じたヨンウはお礼を述べて出勤するがチェ室長からはセクハラだけでなく仕事を無理強いさせられており今日も残業になりそうです。そしていつものようにミニは帰ってしまいます。
「監視カメラの映像って見せてもらえるのですか」とジュノに聞くがセクハラされているとも言えないので「お疲れ様」と栄養ドリンクをあげると、たいした物じゃないのに「僕にくれるのですか」と喜ばれます。
クリスマスイヴ
ビル内と駐車場の出入りを制限され夜10時には帰るよう言われるがミニは仕事できないし室長からも嫌がらせを受けるので残業になります。
今日はめずらしくミニが残業して頑張っていたので「あとはやっておくから帰っていいよ」と声をかけると彼女は喜んで出て行きました。
娘にケーキを買って帰るためヨンウは急いで仕事を終わらせるが車に乗ろうとしたところ垂れ下がった電線で感電し気を失ってしまいます。
ジュノの声で目を覚ましたヨンウは警備室にいました。目の前にはディナーの用意がしてあり自分が赤いドレスを着ている事に気付き驚いていると「とても似合います。キレイです」とジュノは言いました。
目を閉じて手袋もはめて着替えさせたので安心してくださいとジュノは笑うが、気味が悪くなったヨンウは「服は明日返します」と言い駐車場に戻るがエンジンがかかりませんでした。
「感電したから故障したんです。レッカー車が来るまで事務所で休んでいてください」
ストーカー
事務所に戻ったヨンウは「イヴなんで食事でも」と誘われます。先約があったのではないかと聞くと寂しさを紛らわすためにいつも二人分用意しているのだと言われます。
ジュノは「イヴといえばケーキだ」と冷蔵庫から出してくるがウサギのケーキだったのでヨンウは驚きます。
帰る前に娘に「ウサギのケーキ買っていくね」と電話していたからです。これはストーカーだと気付いたヨンウはタクシー呼んで帰ろうとするがドアはロックされ携帯中継器の電波も遮断されます。
駐車場に閉じ込められ身動き取れなくなったので鍵を探しに行くとモニターには社内のデスクだけでなく自宅にいる娘まで映っていました。また今まで自分が捨てたゴミなどもキレイに保管されていました。
そこに「好きだから仕方ないでしょ」とジュノがやってきました。無理に出て行こうとすると抵抗しないでと手錠をかけられてしまいます。
逃走
子供がいるから帰らせてと泣き叫ぶが「連れてきましょうか」と言われたのでジュノに従います。
「僕と一緒にいるあいだは楽しそうにしてください。」
車に乗せられるとビルの中にある地下に連れて行かれ「愛する人を守る主人公になりたいんです」と言われます。
行き着いた先には室長とミニが拘束されていました。ジュノは愛する人が苦しむ姿は見たくないと監視していたところ二人が原因だと突き止めたのです。
「罪を犯したら罰をうけないとダメでしょ」とジュノは車から降りて室長を鉄バッドで殴り始末しました。ヨンウが必死に許してと頼んでくるのでジュノは「もう現われるな」と告げてミニの拘束を解くと彼女はフラフラしながらその場を離れていきました。
車に戻ったジュノは「イヴを邪魔されたくない」と口にするが室長がまだ生きている事に気付きナイフを持って近付き何度も刺しました。
あまりの恐怖でヨンウは手錠をかけたまま逃走するが「危ないから遠くに行ったらダメだよ」とジュノは笑顔で呼びかけます。
ヨンウはなんとか手錠を外す方法がないかと自分の車のトランクを開けて工具を取り出すが「ドアがすべて閉まっていて逃げられない」とミニがやってきました。
ヨンウは怖がってアタフタするだけのミニを何度も励ますが足手まといで気付かれると思いロッカーに隠れさせます。ジュノは事務所に戻り監視カメラの映像を使ってゲームのように楽しんで探します。
ヨンウはカメラが動いているのに気付き視界を避けるように貨物用のエレベーターに乗り込むが止まってしまいます。
緊急ボタンを押し閉じ込められた事と警備員ジュノが殺人者だと訴えるが相手はジュノであり「全部あなたのためにした事ですよ」と言われます。
ヨンウは逆にエレベーターに閉じこもろうとカメラを破壊し靴を挟んでドアを閉まらないようにするがミニが捕まったらしく「食事をしたいだけですよ。出てこないと彼女を始末しますよ」と言われ仕方なく出て行きます。
結末/悪魔は見ていた
席に着いたヨンウは「好きな人に手錠はかけない、しかも手錠をかけられてたら食事できない」と訴え外してもらいます。
隙を突いて催眠スプレーをかけて金魚鉢を頭に叩きつけたヨンウは携帯を手に出て行きシャッターの間から必死に手を伸ばし警察に連絡するが電波が悪く届きません。そのまま携帯を落としてしまい警察からの折りかえしの電話の音に外を歩いていた酔っ払いが気付いてやってくるがまったく話が通じません。
「感情をコントロール出来なくなる。頼むからがっかりさせるな」とジュノがやってきてスタンガンを押し付けられます。
ジュノは逆探知でやってきた警察を追い返したあとトランクから逃げ出すヨンウを追いかけます。ヨンウは捕まってしまうが日頃からジュノがあやしいと目を付けていた別の階の担当警備員に助けられます。
鍵を渡され、シャッターを開けて通報しろと言われたヨンウは二人が格闘している間に逃げだし鍵を差し込むが追ってきた男に鍵を奪われます。
亡くなったはずの室長だったので悪ふざけだったのかと思うがシャッターを開けてくれないので逃げ出します。
本物の恋愛物ドラマを撮影したかったらしく室長はジュノに協力していたのです。しかし「お前本当に殺されないとでも思っているのか」と室長は本当にジュノに刺され亡くなります。
「好きになってくれたら結末は違ったのに。仕方なくホラーを撮る事になった」
ヨンウは適当に鍵を掴んでスイッチを押すと明かりが付いた車を確認して乗り込み、スピードをあげてシャッターに突進するが横からジュノの車に衝突されます。
乗り込んできたジュノをナイフで突き刺し手錠で車で繋いだヨンウはシャッターを開けて無事に外に出ることができました。
感想/悪魔は見ていた
なんで急につまらなくさせるんだ。室長が生きていると分かってから急激につまらなくなった。
リアルな映画を撮り売るといった闇サイトですかね。最後にパソコンでカタカタやっていた人は酔っ払いの人ですよね。
普通にディナーしているのを撮ればそれで終わっていたのは本当だろうか。ストーカーをしていたのはジュノの単独行動でしょうね、ミニも闇サイトの一員なのだろうか、本当に邪魔くさい女性でした。