作品情報・キャスト
犯罪コメディ。仮釈放中のエディは女性弁護士から仕事を依頼され仲間と共引き受け80万ドル分もの無記名債券を奪います。
しかし女性弁護士は犯罪組織のボスに脅されておりせっかく盗んだブツが組織の手に渡ってしまう。和解して手を組みダイヤを狙うことに・・・。
ネタバレあらすじ/ブルーイグアナ 500万ポンドの獲物
女性弁護士からの依頼
仮釈放中のエディはニューヨークのダイナーで働いていると女性弁護士キャサリンがやってきて「ロンドンである物が運ばれるから奪って私に持ってくる仕事をしない?」と依頼されます。
この店で働く事を条件に仮釈放中の身なんだとエディは説明するとキャサリンは「本社契約の肉ではなく自腹で購入した安い肉を客に提供している。違法だけどエディは1週間休むから保護観察官にはうまく言っといてくれたら見逃す」と店長ルーイに言い放ちます。
キッチンにいたエディの仲間ポールもどさくさに紛れて「俺も休む」と言いました。
「誰にも怪我をさせてはダメ」と条件を出され仕事を引き受けたエディとポールは80万ドル分もの無記名債券が入ったバッグを奪う事に成功します。
しかし死人を出してしまった事で報酬を減らされた2人は「勝手に飛んで自爆したんだ」と説明します。
その時、店員にいきなり襲われるがエディとポールは今までのお茶目っぷりとは変わり素早い動きで返り討ちにして銃を奪います。
店の様子を伺うと本物の店員が殺されていたので「どうゆう事だ?すべて話せ」とキャサリンに聞くが、敵がもう1人いて返り討ちにしてる間にバッグと自分たちの報酬を手にした彼女に逃げられてしまいます。
真相
犯罪組織のボス・アルカディに借金がありバッグを奪えばチャラにすると言われキャサリンはエディ達を雇ったのです。
エディ達を襲ったのはアルカディの部下ディーコン達だが彼等はボスの意に背いた行動を取っていました。
キャサリンはいきなり襲撃を受けたがなんとか逃げてきたと伝えると借金はチャラになるがエディ達の報酬も没収されてしまいます。
またエディとポールを殺さないよう説得したら代償が発生してまた借金まみれになってしまいます。
納得できないキャサリンは謝罪するためエディ達が宿泊する部屋を訪ねすべて正直に話しました。
アルカディは手にした債券を使って武装強盗団に出資しておりキャサリンはそれを利用しようと話を持ち込みます。
一度裏切られているエディは当然断るが「偽造パスポートで入国し仮釈放中に強盗と殺人を働いた。警察に通報すれば終わり」と脅されます。
エディとポールは相談し「俺たちの力が必要なんだろう。報酬80%ならやってやる」と強気に出るとキャサリンは受け入れました。
恋の予感
ディーコンのパプ兼住居の道路を挟んで向かいにある部屋をキャサリンから提供されエディ達は監視します。
そもそもキャサリンはどうやって自分達を見つけたのかエディは疑問に思っていると仲間トミーの従妹だと知ります。
キャサリンは大手事務所に勤めていた時にある男と出会い全財産を貢いだうえ彼に言われアルカディから金を借りていました。しかも男は金を奪いキャサリンの親友と行方をくらましたのです。
男に呼び出されたキャサリンはヨリを戻したいのかと思い会いに行くが金目的だと分かりひどく悲しみます。キャサリンが気になってずっと見ていたエディは男を叩きのめしました。
ダイヤの争奪戦
ディーコンが「ブルーイグアナ」と何度も口にしていた事でキャサリンはダイヤだと気付きます。
80年代にトルコの王子が結婚相手である英国女性に贈ったのがブルーイグアナだがギャンブル好きの彼女は負けた相手に渡してしまいました。
ダイヤは厳重な警備下にありアルカディが彼女のために盗むことにしたのだろうとキャサリンは予想します。
ディーコンが盗もうとしていると気付くエディ達は彼から盗めばいいと思います。王女御用達の旅行代理店に聞くと一月以内に来る事が分かるがそれまで待てないのでパプ兼住居を爆破させアルカディを動かそうと企てます。
(アルカディはビルの保険金を請求し、金額を上げた直後にディーコンが放火して保険金で建て直して売るつもりでした)
爆破させたあとキャサリンは火災保険を請求したから警察が捜査しているとアルカディに告げ逮捕が迫っていると脅します。
アルカディが動き出しエディが予想通りだと睨み尾行するが彼はダンス教室に行きました。
「脅された直後にサルサ教室に行くのか」と怒ると仲間の1人が「サルサとストリートダンスの融合だ」とどうでも良いことを言います。
収穫はないのかと落ち込むがキャサリンは「バッグの中には債券が入っていて、バッグを持ってる男はダイヤを保管している警備責任者。つまりセキュリティーコードと債券を交換したんだ」と言いました。
王女がやってきて6時間だけ滞在する情報を得ます。
ディーコンを少しの間見失ったがその時にダイヤを盗んだのだと気付くエディは今すぐにパプを襲撃しなくてはと話します。
ポールが「俺たちは泥棒なんだから銃弾が飛び交う場に行くのはやめよう」と怖気付くので「残ってモニターで監視してろ」とエディは言いました。
エディ達は襲撃を掛けディーコンが首からぶら下げるブルーイグアナをゲットするがエディは腹を撃たれ逃げ遅れます。
アルカディに「今警察に止められているから遅れる」と誤魔化したディーコンは「お前を大事に思っているならダイヤと交換するはずだ」とエディに言い放ちます。
キャサリンは「公共の場で渡す。その前にエディの無事を確認しにいく」と電話を切りポールに迎えに行くよう要求します。
ポールはパプの店員を口説き楽しもうとしたところ銃が邪魔だと思いトイレに隠していました。そのことを知っているキャサリンは「エディの無事を確認したらトイレに行って銃を回収し撃ちまくれ」と指示します。
「あなたは襲撃にいなかった。もし参加していればトミーが撃たれエディが捕まることはなかったかもしれない」
結末
キャサリンはディーコンを呼び出し店で待機するがアルカディに「ディーコンが盗んだダイヤを抜け駆けして王女に渡そうとしている」と報告し借金をチャラにしていました。
ポールは怖がりながらもパプに入りトイレに行って銃を回収するが慣れていないので咄嗟に取り出す時に机にぶつけて落としてしまいます。しかし落とした銃は偶然にもエディの前で止まり敵を始末する事が出来ました。
ディーコンは「キャサリンがダイヤを盗んだんだ」と必死に説明するが「彼女は探さない。お前がダイヤの在り処を言うから。パプにあるはずだ」とアルカディに言われ殴られます。
指を切断されたディーコンは痛みにもがくと銃が落ちているのに気付きアルカディと部下たちを始末しました。
エディやキャサリン達は王女が滞在しているホテルを訪ねます。
キャサリンは今はもうアルカディの下では働いてない事を伝えダイヤを渡すと本物だと確認されます。
報酬を貰い出て行こうとすると新聞の下から銃口を向けるディーコンが立ち塞ぎました。
トイレに押し込まれたエディ達は札束が入った鞄を渡すが小型爆弾を仕込ませていたのでエディは起爆装置を押しました。
トイレは血まみれとなり札がばら撒かれます。
キャサリンは運びきれない札束の量だったので500万ポンドの小切手を用意させそれだけは大事に持っていました。
仲間達は血だらけで喜ぶがこんな状態でどうやって外へ出るのか……ポールはゾンビの撮影をしていた事を思い出し堂々と出て行って警備員に出口まで案内させました。
エディとキャサリンは急速に互いに惹かれて行き報酬を手にみんなが部屋が出て行くと向かい合いキスを交わしました。