作品情報/大宋宮詞
リウ・タオ&ヴィック・チョウ共演、平民から皇后にまで上り詰めた実在する女性の波乱の生涯を描いた中国ドラマ
北宋の第3代皇帝・真宗は皇太子になる前の襄王だったころに蜀の平民・劉娥に命を救われ愛し合うようになる。身分を問題視する宮廷と朝廷からの反対、正室・郭清漪や側室・藩玉姝の存在などが立ち塞がるが劉娥は愛に生きることを決意するものの趙吉が太子になっても宮中に迎えられずに過ごす。そんな中、遼が和睦の条件として両国の皇子を相手国へ人質に送ることを提案してくる。真宗は朝廷に劉娥を認めさせるため趙吉を人質に送ろうとするが・・・
ネタバレ感想/大宗宮詞
11話・兄のせいで流産
趙恒(第3代皇帝・真宗)は耶律康が拉致され遼が南下してきていると報告を受けると汚名挽回したい潘良が出征を名乗り出ます。寇準は蕭撻凛は楊将軍を捕らえるほどの猛将なので太刀打ちできないと反対するが首を差し出す覚悟だと潘良が訴えたため趙恒は出征を命じます。
寇準は病気で寝込む李沆(宰相)を訪ね撤回する方法はないかと相談すると劉娥を訪ねよと言われるが彼女でも止められないと知り気落ちします。
案の定、無能な潘良は撤退し陛下を6歳の時から支えていた王継忠が遼に捕らえられてしまいます。蕭皇太后は1人で逃げずに戦った王継忠を評価しており耶律の名字を与えて顕忠と改め楚王に封じるから帰順せよと勧めます。
趙恒は解決策を相談するが三日後に雨が降り撤退するから兵をだす必要はないと丁謂に言われ三日待つことにします。
潘良は情けないと見下され淑妃を殴ってしまうと流産してしまいます。父親から罰を受けたあと自分の不注意で転ばせてしまい流産させてしまったと泣きながら反省する大芝居をうち陛下に許されます。
三日後、豪雨により遼が撤退したことで王欽若は丁謂を讃えると大勢の商人が遼に逃げ帰り蕭皇太后の姉姉妹が反旗を翻すと情報を得たから大胆に予測したのだと言われます。
蕭皇太后は帰順した漢人の木易と鉄鏡長公主の婚姻を命じると国内の反乱を平定し宋との戦の準備に入ります。
反乱を平定した班若石に趙恒は褒美を与えるが妹の文伽凌と亡骸の耶律康が送られてきたので漏らすなと動揺し命じます。
宋の度量を見せつつ褆摩の安定に繋がると大臣たちの進言を受け趙恒は文伽凌に春錦閣と侍女を与え貴儀に冊封し、子が流れてしまった潘玉姝を貴妃とします。
劉娥は危篤の李沆に呼ばれ向かうと皇帝と称しないと誓ってくれと頼まれ約束するがどこで疑念を抱かれたのかと困惑します。
遺書を受け取る皇帝は後任に寇準ではなく畢士安を推していたので考えます。
12話・息子と再会
趙恒は李沆の逝去後、遺言を受け入れ畢士安を新たな宰相に任じます。
寇準は畢士安が宰相になるのは受け入れるが王欽若が参事政事になったことに納得せず荒れると敵を作りすぎていることを反省せねばと妻に言われます。
劉娥は潘玉姝が訪ねてきたので出迎えると貴妃になったことを初めて知るが康の首飾りを渡されたので帰ってきたのだと喜ぶと、陛下の配慮で黙っていたが亡くなったと聞かされ衝撃を受けます。
遼が着々と戦の準備をしているため趙恒は対抗策を相談すると領土を差し出し遷都すればいいと王欽若に言われます。畢士安はただちに辺境への増兵を求め寇準も関南地区を敵に譲ってはいけないと強く主張します。
宋の固い決心を見せるために皇帝自ら出征するのが決め手だと言われます。
劉娥は寇準に相談があると呼び出すと陛下が自らの出征を決められずにいると聞かされます。説得を託し自分は康の亡骸を蕭皇太后に渡して退軍を説得すると告げます。
「人質を返せば戦は正当化できないし退軍を受け入れないなら吉と共に寮に残り陛下の出征を待つ」
劉娥は趙恒を説得して遼に発ち、蕭皇太后に謁見すると息子のためかと言われるが康も吉も息子だと告げます。
李継遷は宋と遼に戦わせる算段、宋に侵攻すれば悪党の思うつぼだと進言します。李継遷は既に処刑したので戦をやめ3年前の盟約を実行する時だと告げるが康が亡くなった以上二度と盟約のことを申すなと言われます。
遼宋が停戦と康が書いた孔明灯を差し出し遼の空に飛ばしたかったのだと告げると蕭皇太后は激怒する陛下を止め吉と李婉児を牢獄から出し会わせてやれと木易に命じました。
13話・親出か講和か
開戦か講和なのか趙恒がはっきりせず大勢の民が南方へ逃げているなか寇準は酒を飲みに行きます。
厳しい戦況の事実を伏せていたが陛下からお呼びがかかったので耳に入ったようだと察します。朝議に向かうと戦報を伏せ欺いていると王欽若から非難され、国境が逼迫した状況で40万もに兵がいながら役に立っていないと告げます。
むやみに動かず遼軍の出方を待つべき、宋軍に足りないのは士気だけなので再び陛下自らの出征を提案します。
遼の蕭皇太后は守りに徹する宋軍に蕭撻凛が手こずり定州を落とせないと報告を受けます。撤退して陣形を整えたあと瀛州に総攻撃をかけるが軍勢は想定をはるかに上回っており苦戦します。
趙恒は戦の構えを解かずに遼が講和を申し入れてきたため困惑していると寇準から引き延ばし策で戦は避けられないと言われます。
寇準親征を進言すると趙恒の弟・冀王(趙元份)を皇位に就けようとする曹鑑も同意するが王欽若は反対します。
劉娥は流言を広め士気を下げたとして陛下から処刑されそうになるが蕭皇太后から尋問に呼ばれたことで木易と鉄鏡長公主に助けられます。
士気を乱したら処刑されて当然と言われるが兵の気持ちを代弁することすら罪になると言うなら戦を起こした蕭皇太后にも罪があるのではと訴えます。
14話・親征を決意
趙恒は寇準を呼び遼が講和を望むなら使者を向かわせると告げます。潘良と曹利用が立候補し王欽若は丁謂を推薦したことを伝えると曹利用しかいないと言われ、講和の使者として曹利用を遼へ向かわせます。
遼の蕭皇太后は守りに徹する定州と瀛州に見切りをつけ南下して大名府と澶州へ向かいます。
遼の動向を劉娥は木易を通じて宋に知らせようとするが蕭皇太后から助言を受けていた鉄鏡長公主に見られていて阻まれてしまいます。
長公主は兄たちに見つかったら庇いきれないと怒り不問にするけど劉娥たちを近付けさせないでと木易に訴えます。
寇準は陛下がいつまで経っても親征を聞き入れてくれないのでこのままでは宋は滅びてしまうと不満を募らせます。
宋を救えるのは畢士安しかいないと思い訪ねると陛下は冀王(趙元份)の動きを懸念しているのだと言われます。
畢士安は親征するべきと陛下に進言すると寇準と蘇義簡が陛下に同行すると名乗り出ます。一致団結しているなら何の憂いも恐れないと陛下は立ち上がると遅れてはならないと王欽若も同行を名乗り出ます。