作品情報キャストの紹介
香港映画界のゴードン・チャンがプロデュースし中国動画サイトランキングで3冠を達成した歴史エンタテインメント大作
陵墓の発掘調査をしていた青年・雲不器(ウン・フキ)は李世民(リ・セイミン)が皇帝の座につく唐の時代にタイムスリップしてしまう。
先祖の名前・雲燁(ウンヨウ)を名乗り宮廷に潜む陰謀に巻き込まれていくが皇太子の李承乾などに認められ戸惑いながらも現代の知識を使い地位を高めて行く。
戦乱の時代を生き抜き、現代に帰ることができるのであろうか。
ネタバレあらすじ
第16話/不敬
豪雨のなか外に飛び出した盧寿は「陛下の目を覚まさせたい、大唐に正しい道を示したまえ」と叫びます。
捕らえようとした兵士の武器に次々と雷が落ちると「高齢で乱暴は出来ません、罪に問えば世の人々が不満を抱えます。お許し下さい」と大臣たちは訴えるが李世民は「朕に対しての不敬だ、捕らえよ」と命じます。
李承乾に何とかするよう頼まれた雲燁は大旗と武器で避雷針を作り「開戦は賛成だ。陛下の旗に雷が落ちたら帰ってくれ」と告げると盧寿は賭けに乗ります。
陛下の旗に雷が落ちると天候も収まり盧寿は「天に見放された」と嘆きます。
李世民は盧寿を捕らえ盧一族と山東学者に関わるものすべて処刑しろと命じました。
いろいろと大手柄を立てた雲燁は褒美は何がいいと聞かれ宴の席で「盧一族を放免ください」と告げると李世民の箸が止まります。
「手柄に免じて山東学者や山東貴族は許そう。だが盧一族は許せん」
辛月を愛する李承乾は途中で退き牢獄されている辛月に強引に会いに行きます。
「家族がいないのなら私は生きていけません。お忘れ下さい」
李承乾は「すべてを捨てても必ず救う」と伝えてその場を去り李世民に辛月には逆心がないから放免してほしいと願い出るが「直ちに処刑する、その方が諦めが早いだろう」と言われてしまいます。
李承乾は跪いて許しを訴え、気持ちが分かる李安瀾も付き添うが「盧一族の処刑が早まるだけ」と言われ止めます。
雲燁は雷から救うつもりだけだったのにどうしてこうなるんだと頭を悩ませます。
第17話/玄武門の変
雲燁は自分のせいだと謝罪しに行くと辛月は「運命だから受け止める、あなたのせいではありません」と言われます。
言葉が見付からず去ろうとすると「娘の命だけは何とか救ってくれ」と盧寿に頼まれます。
「辛月を娶れ、それしか救う道はない、まだ書いていない婚姻届に辛月の名前を書いてくれ」
李承乾に頼まれていた雲燁は自分のせいでなので李承乾の提案を受け入れ、李世民に婚姻届を授かると「娶るのは辛月です」と伝えます。
李世民は驚き激怒するが「認めてやるが辛月を娶ったら、この先だれも娶ることは許さんからな」と念を押します。
その頃、山東貴族や盧一家が処刑することになれば無能な李世民をこんどこそ消すべきだと候君集は口にし玄武門の変の事を思い出します。
実は李世民を罠にかけ殺す計画を立てていた候君集だったが万が一のために軍勢を控えさせていたことで急遽勝ち戦に加担する事にしました。しかし李世民が敵に囲まれていると報告を受けた我が陣営にいた若欄と墨家が加勢に向かった事でこのままでは何も動かなかった事がバレてしまうので口を封じるために李世民の軍に扮して私兵を向かわせ若欄と墨家を始末したのでした。
李安瀾の母・若欄と墨家を殺したのは候君集だったのです。
第18話/陰謀
墨家でただ1人生き残っていた田和子は友に助けられていたが「李世民に命じられたんだ、こっちも被害者だが友を殺す事は出来なかった」と言われておりすっかり信じ切っていました。
李安瀾は生き残りの田和子から母親・若欄を殺したのは李世民だと告げられ、ようやく信頼し始めた父親の裏切りに動揺します。
これもすべて侯君集の陰謀だったが・・・
雲燁は「辛月は助かるよ」と告げに行くと李安瀾は喜ぶが「雲辛月になるから」と言われ、李承乾頼まれた救ったのだと分かるもののショックを受けます。
雲燁は「なんとかする」と告げ去ります。牢から出された辛月だったが盧一族が斬首刑となり1人だけ生きるのは辛いと自害しようするが雲燁が止めます。
「受け入れがたいと思うが李承乾の頼みだ、祝言を挙げましょう」と説得した雲燁は李安瀾を想いながら婚儀を上げ、李安瀾は雲燁を想いながら涙を流します。
雲燁は辛月の扇子を渡しに行くと李承乾は何も書かれていない事で男女の縁は終わったのだと悲しみやけ酒を食らいます。
第19話/暗殺計画
辛月にフラれた李承乾は酒を飲んで気を紛らわすが候君集が薬を混入させていたことで深酔いしてしまいます。
候君集は李承乾を介抱し屋敷に連れて行って娘の小妹に世話をさせます。李承乾は彼女を見て辛月だと思ってしまい引き寄せて抱き締めます。
目覚めた李承乾は隣で裸で寝ている女が辛月でなかったので戸惑います。小妹に「私が望んだ事なので気にしないでください」と言われるが動揺して屋敷を飛び出します。
候君集は娘を太子に嫁がせてその後の皇后にさせようと企てたのです。
雲燁は李安瀾に会いに行くが門前払いされ、諦めきれず外で叫ぶと水をぶっかけられます。悲しむ李承乾と苛立つ雲燁は酒を飲むが「辛月は諦めない、手を出すな」と言われた雲燁は「おまえのせいで李安瀾と会えなくなったのに何だ」と怒ります。
雲燁は公輸と路地裏で密会する李安瀾を捕まえ「どうして俺の心を奪ったんだ。なぜ逃げる」と聞くが「縁はもう尽きた」と剣で胸を軽く刺されます。
李安瀾は母親を殺したのは李世民だと騙されている田和子から知らされ兄さん(公輸)たちと暗殺計画を立てていたのです。
李世民の出陣式が絶好の機会だと・・・。雲燁は火薬がいたるとこに隠されているのに気付き回収します。そして他の場所にもあるはずだと疑った時、陛下の目の前にある鼎に気付きます。
第20話/阻止
雲燁は李世民が点火しようとする鼎が危ないと気付き日光を反射させて無舌に自分の存在を気付かせます。
止められた李世民は太鼓を鳴らして将軍達を見送った後に火薬が仕込まれていることを雲燁に知らされます。
兵を率いて黒幕を暴くよう李承乾と魏王に命じたあと公輸が放った矢が兵に突き刺さります。李安瀾は無舌に刺客を追うようお願いし陛下を連れて戻ろうとします。
報告を受けた李承乾は弟の魏王から「任務を遂行するべき」と進言されるが無舌がいないなら陛下の護衛がいないと気付き心配で戻ります。
その頃、墨家の生き残りの田和子は爆薬を積んで向かっていたが騙されていた事に気付き殺される事を察知して火を点けました。
宮殿に到着した途端、李安瀾は兵をすべて始末し「母親の仇」だと李世民に襲いかかります。
愛する若欄を殺すはずないと訴えるが李安瀾が向かってくるので仕方なく剣を抜き戦います。
剣を交える両者だったが陛下は剣を捨て若欄に会ってどうゆう事か聞くことにすると目を瞑ります。最初から李安瀾の様子がおかしいと思っていた雲燁は駆け付けて止めるがはじき飛ばされます。
李安瀾の怒りは治まらず駆け付けた李承乾もはじき飛ばすが剣が飛んできた事に気付くと雲燁が庇って外に放り出されました。確認しに行くと雲燁の胸には剣が突き刺さっており涙を流しながら駆け寄り太医を呼びます。
李安瀾は住処に戻され禁足を命じられます。
李世民は「墨家の者が戻ることすら知らなかったのに・・・若欄の真相を知りたいなら強力しろ、誰から偽りを吹き込まれたんだ」と怒るが口封じするつもりだと疑われ何も話してくれません。
李安瀾を「道理の通じる者」と李承乾は問題発言してしまい、魏王は「女が関わるとおかしくなる、憧れの英明な兄上はどこにいった」と怒ります。
李世民は太子の業務を魏王に預けて近衛兵の軍務を熟知した侯君集に補佐するよう命じ、李承乾に禁足を命じます。