作品情報キャストの紹介
香港映画界のゴードン・チャンがプロデュースし中国動画サイトランキングで3冠を達成した歴史エンタテインメント大作
陵墓の発掘調査をしていた青年・雲不器(ウン・フキ)は李世民(リ・セイミン)が皇帝の座につく唐の時代にタイムスリップしてしまう。
先祖の名前・雲燁(ウンヨウ)を名乗り宮廷に潜む陰謀に巻き込まれていくが皇太子の李承乾などに認められ戸惑いながらも現代の知識を使い地位を高めて行く。
戦乱の時代を生き抜き、現代に帰ることができるのであろうか。
ネタバレあらすじ/5話から10話
第5話/公主の登場
雲燁に続いて朝党に呼ばれた李安瀾は秦の令牌を差し出すと李世民は「朕の娘である」と喜ぶが国事に関わる事であり令牌1つで判断するべきではないと重臣たちから進言されます。
古来から「親子の血液は水中で混ざり合う」と言われておりすぐに滴血法が行なわれると陛下と李安瀾の血液は混ざりませんでした。
太子の李承乾から「なんとかしないと陛下を欺いた罪で姉上の首が・・・」と言われた雲燁はそんな方法で分かるわけないでしょうと訴えるが太医は受け入れません。
雲燁は一か八かの賭けに出て本当の親子の血液を椀に入れ混ざらないことを証明します。しかし滴血法がデタラメな方法とは証明出来たが輸血の方法を説明すると「だとしたら輸血出来るからと言って親子だと証明にもならない」と言われてしまいます。
しかし「古書に頼って医術を学ばないとは何事だ、おかげで娘を失うとこだった」と陛下は激怒し太医に斬刑を下しました。
雲燁は太子の命を救い塩の精製法を伝授した功により藍田県男の爵位を与えられ多くの褒美を得るが雑殻と布なんて・・と愚痴ります。
また李安静は安陽公主に封じられ薫風殿を住居に用意されるが「母を前皇后に追封していただかないと自分だけ公主になるわけにはいきません」と告げ重臣たちをざわつかせます。
第6話/冊封問題
若蘭を前皇帝に認めて欲しいと李安瀾は願い出るが大臣たちは長孫皇后がいるのに前皇后を認めるのは例がない、公主冊封は天下に関わる大事なので考え直すよう言われます。
大臣たちが不吉な星が現われたのはこの事だとくだらない迷信をほざくので雲燁な重臣を馬鹿にしてしまい褒美の半減と棒叩きの刑に遭います。
これだけ反対されてはさすがの李世民でも勝手に決められないため今は冊封できないと判断します。
李安瀾は座り込みを始めると「母上を皇后にしたくば身を正しなさい。公主ならそれなりの徳行が要る。これから母上に変わり娘だと思って接します」と長孫皇后に言われます。
李世民は程将軍親子や太子まで味方に付けた雲燁を気にし姪を嫁がせようとするがまだ14歳と聞いた雲燁はまだ未熟だからと断ります。
李承乾は盧辛月に好意を持ち悲田坊に食糧や衣類を贈り「あの時は戦勝して宴を楽しみ門限を過ぎてしまったのだ」と説明して太子であると名乗ります。
山東学者の長である盧寿は玄武門の変以降、皇族の意向に反発しており李承乾は多才な雲燁ならなんとかなるかもしれないと李世民に話します。
第7話/皇后の弟子
雲燁と太子の李承乾は山東一族の長・盧寿の屋敷に向かいます。皇帝の命により王太医が牢獄されている事に納得できない盧寿は太子が来たと知り外で待たすわけにも行かず中に招きます。
雲燁は盧寿が王教授とそっくりだった事で自分と同じようにタイムスリップしてきたのだと勘違いし無礼を働くが客人は心よりもてなすと考えなので流してくれます。
皇宮に来て頂きたいという太子の話を盧寿は断るが王教授でないなら遠慮はしないと「君主が過ちを犯したなら臣下が正さなければなりません、父子も同じです」と雲燁は言います。
雲燁は師匠は皇后様だと告げると盧寿は皇后様の学問を広めたいものだと受け入れます。しかし師匠が皇后だというのは嘘だと見抜いており李家が雲燁の力を借りて名を広めたいだけ、皇宮に入ったら仮面を剥がしてやろうと思っています。
皇帝が決めた縁談を断ると辺境行きになる事を知らなかった雲燁だが李安静の事を片想いしていると告げると、今回の件ですべて雲燁のお陰と太子が報告してくれた事もあり都に残れる事になりました。
しかし程将軍の兵営で訓練を命じられ兵法の試験に通れば皇后の弟子だと認めてやると言われてしまいます。兵営に入った雲燁は訓練を見て首を振り現代の自衛隊が訓練しているようなメニューを提案しました。
第8話/心の病
李安瀾は母親の若蘭には義姉妹の紅拂がいると侯君集から知らされ屋敷を訪ねると自らも捜していた紅拂は喜びます。その頃、公主が勝手に皇宮を抜け出した事で李世民は頭を悩ませます。
紅拂と李安瀾は取り囲む兵士を倒して屋根の上で語ります。母親に身分を与えたかったが無理そうなので長安を去ると告げると「妻も娘も認めないなんて」と紅拂は怒ります。
紅拂は息子の得誉を迎えに行くため程将軍の兵営に行くが訓練中だと逃げられてしまいます。雲燁は李安瀾を見付けて近寄ると「何で見方をしてくれたんだ」と聞かれ「許嫁と似ているから苦しむ姿を見たくなかった」と告げます。
するとそこへやってきた紅拂は李安瀾を若蘭だと思い込み雲燁に剣を向けて襲いかかります。
李安瀾は雲燁を守るために刺されてしまい、程将軍は何でここに公主様がいるんだと動揺します。李安瀾は彼女は紅拂なんで事を大きくしないで欲しいと頼むと李将軍の奥方で数年前から持病持ちだと知らされます。
駆け付けた李将軍は妻がやった事だから自分が責任を取ると告げるが公主が内密にしたがっていると程将軍から聞かされ感謝します。
李安瀾の手当をする雲燁は作法を学ぶのが辛くて皇宮から逃げ出したと知り程将軍が用意した馬車で戻るよう言いました。
皇后の提案で兵営に送り込まれたので勝手な行動を取れない雲燁は「公主も紅拂も治療次第でなんとかなるが兵法に受からないと出れない」とそれとなく李将軍に伝え皇宮に出入りできるようにします。
雲燁はさっそく禁足を命じられた李安瀾を訪ね傷口に効果あるアロエを持参します。李安瀾は過ちを認め謝罪するとすぐに許されます。「すべて1人で出来るので侍女は必要ありません、1人の方が慣れているので無理なら外で寝ます」と願い出ると皇宮での暮らしを慣れさせるのが先決だとして李世民は許可します。
第9話/太上皇
雲燁は催眠療法を使って錯乱する紅拂を治療し官府に嫁いでも束縛されずに自由に生きたいのだと李将軍に伝えます。
そして今回はあくまでも応急処置なので今後の治療のためにも李安瀾と会わせ他方が言いと助言すると李将軍はすぐにでも上奏すると約束しました。
太子の李承乾は悲田坊にいる病人の子供たちのために行動し盧辛月と急接近します。毎年行なわれる灯籠祭りに行ったことがない李承乾は誘うと雲燁が行くならと辛月が延べた事で雲燁は行く羽目になってしまいます。
李安瀾は紅拂がやってきたので喜ぶが「侍女もいないし酷い仕打ちだ」と激怒し手を掴まれ太上皇・李淵の屋敷に連れて行かれます。
すつと李淵のアヒルが逃げ出していたので紅拂は捕まえます。若蘭と似ている李安瀾を見て李淵は驚くが李世民に冷遇されていると知ると朝廷に向かいます。
李淵は李世民の前で李安瀾を長公主にするように勅旨を伝えよと口にすると皇后の子ではないので不適切だと重臣から言われます。
仕方なく返事をする李世民に対し雲燁は「家族が仲良くするのは良い事です。太上皇の望みは2人の和解が目的です。好事を分かち合うため王太医の赦免すれば山東学者との和解にも繋がる」と告げ受け入れられます。
灯籠祭りに同行した雲燁は李承乾に合図され辛月と二人っきりにさせるために李安瀾を連れてその場を離れます。
第10話/家族
中秋節の空に大きな灯籠を浮かべ月のように見せるとそこに雲燁が作った映写機により愛の歌が映し出されます。
皇太子の李承乾が君に捧げる歌だと盧辛月を喜ばせます。雲燁が愛した今は亡き許嫁の小冉の愛した歌が二人の距離を縮めていきます。
雲燁は自分が運転していた車で事故を起こし小冉が亡くなってしまったのだと彼女にそっくりな李安瀾に伝えます。前に李安瀾に貸した簪は彼女は結婚記念日に取っといて事故を起こす直前に渡された物でした。
李安瀾は母親の形見をいつまでも持っているので気持ちは分かると言います。
魏宰相がやってきて民の前で愛や情を語るとは面目丸つぶれだと魏王を捕らえだしたので李承乾は自分が一人でやった事だと名乗り出ます。
李世民の怒りを買ってしまった李承乾、雲燁、李安静の3人は呼ばれ外出した事は許されたが太子である李承乾は立場上こっぴどく怒られます。
次は棒叩きでは済まないと念を押し許す李世民に長孫皇后は「そろそろ太子妃が必要」と進言します。
李世民と太上皇の確執を何とかするよう皇后から相談されていた雲燁は中秋節では家族団らんで過ごすものなので長安皇后と李安瀾を連れて訪ねるよう李世民に進言します。
同行する雲燁は受け取った若蘭の形見を「自分で持っていた方がいい」と返すが李安瀾は「思いが分からない人ね、差し出したものだから預かってて」とふて腐れます。
雲燁は麻雀の牌を作って献上し家族で楽しませると自然と笑みがこぼれるようになりました。