作品情報/キャスト
20年前の未解決連続殺人事件と現在の転落事故、すべてが繋がっていくキム・ソヒョン主演の韓国ミステリーサスペンス
実績のみで上り詰めた有能なソウル地方検察庁のチャ・ヨンジン刑事。
彼女が捜査を担当していた聖痕殺人事件は20年前から新たな被害が発生していなかったが8人目の被害者が高校時代の親友だったので事件に執着していました。真犯人が投身自殺を図ったことで事件の真相が闇に入りかけるが友達のウノがホテルの屋上から墜落する事故が起きる。
ホテルのオーナーであるペク・サンホの取り計らいでウノは助かるが事故ではなく事件だと判断したヨンジンはウノの担任イ・ソヌの協力を得て探り始める
全16話で紹介
ネタバレ感想/誰も知らない
第10話/墜落の真相
ソヌはホテルの屋上で脱出用ロープ(緩降機)を目にします。
避難訓練の時に怖がる女子生徒に「生きたければ飛び降りろ」とウノが励ましていた事を思い出します。屋上から無人で下に投げてみると偶然それを目にしていたヨンジンがやってきます。
「ウノは落とされたのではなく、地に届かないことを知りながら誰かに追い詰められ生きるために飛び降りたんだ」
一生命理事長でミレニアムホテル代表のサンホは「ウノは生きたくて飛び降りたのだから目覚めたらどうする?」と聞くと「そもそも助けたから面倒な事態になったんだ」とドゥソク秘書に言われます。
サンホの視線を感じたヒドン保安室長は自分がチャン・ギホを追い詰めたのに逃がしてしまったからだと縮こまります。逃げた知らせを聞いたドゥソクがチャン・ギホを助けるウノを目にしたのでサンホは表彰するために中学を訪れました。
その間にドゥソクはウノのロッカーを荒らし、ソナ総支配人はウノの家に侵入したが何も発見できなかったので持っている鞄の中だとドゥソクがひったくったがそこにも何もなかったのです。
ウノを尾行するとデフンに連れていかれ暴行を受けていたのでサンホは警察を呼ぶか自分に従うか選べと告げます。そして従うデフンを車のトランクに入れてドゥシクが運転し、サンホは自分の車でウノをホテルに連れて行き地下駐車場の監視カメラの映像を処理したのです。
ホテルに連れていかれたウノは親友のチャン・ギホを助けてくれてありがとうと感謝されます。チャンから託された物を代わりにあずかると言われるが取りに来ると言っていたので断ります。
ウノは本を贈られるときに「今日買いました」と告げると「また買った?」と聞かれたのでカバンをひったくった人物だと危険を察知し助けてくれたことを感謝し帰ります。階段を降りているとドゥシクが上がってきたので逃げる場所は屋上しかなく緩降機で降りました。
サンホが「また買った?」と言ってしまったことに気付き捕まえろと指示したため、ヒドンに見つかり引き上げられそうになって飛び降りたのです。ドゥシクが車を元に戻しに行きヒドンがトランクからデフンを出して首吊りを装ったのです。
ヨンジンはウノが距離が足りない緩降機を使うはずないと思い犯人に引き上げられそうになり途中で自ら飛び降り、犯人は引き上げたあと緩降機を取り換えたはずと推理します。
そしてウノはホテル内で発見した金ではなくチャン・ギホから預かった物を狙う人物に追い詰められたのだと言います。そしてデフンから暴力を振るわれたあとホテルに連れてきたのはサンホだと思うと告げます。
ソヌは変わっている人間だが児童施設で育ち多くの子供たちを救ったサンホのわけないというが、ヨンジンはサンウォンはどうなんだと訴えます。
そしてドンミョンにメモを渡したユ・パンスルがチャン・ギホの居所を知っているはずと読み「あんたのせいで少年が死にかけたと伝えろ」と言い放ち見張るよう命じます。
第11話/1か月前のこと
サンウォンの自殺の第一発見者のヨンジンは聖痕殺人事件の被害者スジョンの友人であり20年もの間、私情で犯人を追っていたことがニュースに流れたため、本当は殺したのではないかと噂されるようになります。
ヨンジンはウノの病室に行くと「鉢植えは大丈夫?」といきなり聞かれ目覚めたことに驚き涙を流します。
母親チョン・ソヨンも喜ぶがウノは墜落する前の記憶を失っており病院にいることに困惑していました。ヨンジンは担当医師がサンホに逐一報告しているのを察しており「一か月の記憶がないと伝えろ」と告げます。
担当医師は診断結果を正直にサンホではなく、シンソン財団理事長ヒソブに伝えました。
ヨンジンはウノの警護をイ・ジェホンとユン・ジャヨンに命じ被害者の友人だと黙っていたことを謝罪します。
またユ・パンスルを監視していた刑事はヒソブが訪ねてくるのを目にするが追跡に失敗します。パンスルはチャン・ギホに会いに行き「イム・ヒジョンの権利を相続しろ」とヒソブの伝言を伝えます。またヨンジンから「おまえのせいで少年が死にかけた」という伝言も思い出し伝えます。
ソノはウノが目覚めたとヨンジンから聞かされお見舞いに行きます。姪ジウォンから、ウノから「お兄ちゃんは欲しくない?」と聞かれ妹や弟が欲しいと告げると悲しそうな顔をしていたと妙な話を聞かされていました。
ウノに聞くと覚えていないようだったのでウノの母と話したいとヒソブに言われていたことを思い出しソヨンに伝えます。
二人を合わせるともともと知り会いだったようだと察知するがヒソブとウノが光クシャミ反射であることから親子ではないかと疑います。
三日後に懲戒委員会をかけられることになりヨンジンとファン・インボムは自宅待機を命じられます。ヨンジンは帰宅しようとするとキム・ビョンヒがわざとパンスルを見失ったことを聞こえるように伝えてきたため現場に向かうとチャン・ギホから連絡をもらい会いに行きます。
サンホはウノの通話記録を入手しドンミョンの息子ハンソルに会いに行くとチャン・ギホがウノに託したのは暗唱させられ間違えたら鞭で叩かれた「新生命の福音」の本だと知ります。
第12話/秘密の福音書
ヨンジンはウノが預かったのは「新生命の福音」という本らしいとドンミョンに聞かされソヌに頼んで貰います。
チャン・ギホから連絡が来たので接触し本をライターで燃やそうとすると「真相を突き止めても手立てを失ってしまう」と言われ、事件の謎を解く本だと把握し彼を匿うことにします。
サンウォンとギホ、そしてイム・ヒジョン、全員が新生命教会創立者クォンの隠し子だと知らされ驚くが母親に虐待され閉じ込められているのを救い育てたのがサンウォンだと知らされます。
サンウォンの共犯者がサンホだと疑うヨンジンは本を渡すと自分が託した本ではないとチャン・ギホに気付かれるが120ページ目を確認したのを見逃しませんでした。
ウノは父親と血液型が違う事を知り本当の父親が誰かを知ろうとしていました。それを知ったソヨンはウノの気持ちが分らず自分を責めていると勘違いしいつか捨てられると恐怖心を抱いていたと正直に話します。
ウノは傷付けられてばかりで理解できなかったが好きだから捨てるわけないと言います。
ヨンジンはウノのお見舞いに行きノートに描いていた天使の絵はどこで見たのか聞くとソヌの姪ジウォンが持っていたと言われます。また青い表紙の「新生命の福音」を見せるとロッカーにしまったと言われドゥソクが手に入れていないということは校内にあるはずと確信します。
そしてソヌはウノがもうすぐ退院できそうだと生徒に伝え本を捜しているようだが知らないかと訴えると前にウノをイジメていた生徒が盗み図書館に隠したと名乗り出てくれました。
第13話/ホテルの10階
ウノはサンホにホテルの10階に案内されたときに被害者スジョンとヨンジンの高校時代の写真を目にしたことを思い出します。
バックを盗まれたことを言ってもないのに「また買った?」とも聞かれたことを思い出しヨンジンに伝えます。
ヨンジンはその後のことを思い出せるか聞くと、その後のことは推理通りで屋上に追い詰められ死にたくなくて緩降機で降りたが途中で気付かれ外して飛び降りたと言われます。
ヨンジンはサンホに対して怒りを覚えるが「目を覚ましたらまた迎えに来るぞ」と耳元でささやかれたと知り彼の身を守るために記憶が戻ったことを隠そうとするがそこにやってきたソヌにバレてしまいます。
ソヌはウノを心から守りたいと思い「一生胸にしまっておくつもりか、ジウォンは妹なのか」と聞くとウノはDNA鑑定をしており認めました。
ミンソンの母親がカンニング事件の話をするために学校を訪れたのでヒソブは自首するべきと進言します。
「投資金を増やす、父親もいないウノなんてまともな子じゃない」と言われ、ウノは重体で運転手は亡くなりミンソンは子供だから正直に話せば何とかなるかもしれないが母親は心から謝罪し罰を受けねばならないと言い放ちます。
母親は転校させると教室に乗り込むがミンソンは手を振り払い残ると意思を示しました。
懲戒委員会にかけられることになったヨンジンは一カ月の減給だけで済むがすべて自分が悪いと庇ってくれたファン係長は免職処分となっていまいます。どうしてもスジョンの仇を取りたいヨンジンは自分の手で逮捕したいため目に涙を浮かべて耐えます。
そして同僚にチャン・ギホと本を見つけたこと、そして犯人はサンホであると告げます。