作品情報/キャスト
バイ・ルー&ワン・イージョー共演の中国ロマンス史劇
陥れられ没落した高官の娘・林少春は名家の主である孫遜の誕生日を祝う宴席で琵琶を披露する。孫遜の四男・孫玉楼に気に入られ誠意ある想いに心揺らぐが父の汚名をそそぐことを誓うために恋愛などしてる場合ではないと避け続ける。林少春の出自を知った孫家の面々は二人の仲を妨げようとするが困窮から救ってくれたこともあり嫁入りの運びとなる。徐々に受け入れられる林少春だったが孫遜が自分の父を陥れた黒幕ではないかという疑念を抱き始め・・・・
ネタバレ感想/玉楼春
16話・義姉の嫌がらせ
孫遜は解毒をするためにやってきた神医を捕らえます。
孫玉楼からいったい何がったのかと説明を求められる林少春は婚儀前に劉嬴宛の孫遜の文を入手したが筆跡は同じでも狙いは自分を利用して孫遜を殺す事だと見抜いたと告げます。
婚儀前に文を持って孫遜を訪ねると何で見破ったのかと理由を聞かれ「同じ職場なら手紙ではなく口頭で伝えるはずだし孫遜が使う宣紙ではなかった」と説明し芝居をお願いしたのです。
孫玉楼や家族たちは納得するが神医に扮した刺客は黒幕を明かしません。
林少春は孫遜の許可を得て刺客を尋問し報酬は1万両だと聞き出します。これで捕まえられると訴えると孫玉楼は大金は銭荘に預けるのが普通なために都に数軒しかない銭荘を調べればいいのかと気付きます。
そのころ、次男・孫修豪の妻・蘇映雪は密会相手の賈逢源を疑うが潔白を主張されて信じます。賈逢源から刺客が捕まったと報告を受けた梁京冠は長年かけて蓄えた1万両の銀票を盗まれたと届けを出し偽装します。
孫遜は証拠はなくても梁京冠が関与していると疑い賈逢源を茶に誘います。
「筆跡の模倣ならそなたの右にでる者はいないらしいな。名人の法帖を手に入れたゆえ模写を頼みたい」と告げると百足にかまれ傷が化膿し筆が持てないと言われます。
孫玉楼と林少春の仲睦まじい姿を目にしていた呉月紅は酒を飲んで孫世傑を押し倒し強硬手段にでます。蘇暎雪は待っていられないので離縁を申し出るから一緒になろうと告げると賈逢源がいつものように言い訳ばかりしてきたので捨てるつもりならお咎めを受けてもらうしかないと思います。
林少春は許鳳翹が準備してくれた礼服を着用し孫玉楼と共に参内するが陛下を待っている時に許鳳翹の嫌がらせて刺繍がすべて落ちてしまいます。急遽手書きの模様で応急処置を取り謁見すると妃選びに参加していた者だと気付かれてしまうが寛大な心で許されます。
17話・使用人たちを掌握
孫家の家事を手伝うことになった林少春は義姉上たちに虐められないかと孫玉楼が心配していたのでそんなに弱い人間じゃないと告げます。
許鳳翹から使用人を紹介されるが帳簿に目を通すと予算を超えていたので出費に疑問を抱きます。許鳳翹が穴埋めをするわけないので徹底的に調べ上げると許鳳翹たちは高い値を付ける商人から付け届けをもらい互いに甘い汁を吸っているのだと気付きます。
林少春は慣習を変えようとすると支出が減れば孫遜たちも喜ぶので許鳳翹はしばらく商人たちに我慢するよう伝えほとぼり冷めた頃に追い出してやろうと思います。
林少春は孫遜の友人の南安郡王が来訪するため、もてなしをするよう沈氏に言われます。許鳳翹が仮病を使って逃げ出していたので南安郡王は難しい方のようだと察知し厨房を見に行くと支出を下げて良い食材が入らないのだと全員がサボっていました。
南安郡王は食に煩く好みに合わないと機嫌が悪くなると知り厨房で働く全員が毒に当たったと仮病を訴えていたので、毒を取り除くためには骨を削らなければと短刀を取りだします。
「具合が悪い人は一人残らず治療してやる。治った者はさっさと宴の準備をしろ」
林少春は全員を脅して動かすと南安郡王が満足して宴を楽しんだため許鳳翹は不満な表情を見せます。林少春はしっかりと使用人たちの罪を沈氏に報告するが足して罰せられなかったので納得できずにいました。
小仙から幅を利かせるすべての者は許鳳翹の取り巻きだと知らされ使用人の給金を管理する者に簪を贈り疑いの目を持たせ内輪もめさせます。そして許鳳翹に監視を命じられているのだろうがこれから先従わないなら売り渡すと侍女を脅し、使用人を叩き直すために自分の周囲を固めていきます。
使用人たちの悪事を次々と暴いていき従わせると今月の取り分がなくなった許鳳翹は夫に八つ当たりします。
18話・飴の髪飾り
敵を作りたくない林少春は義姉たちと交流すると呉月紅は単純で蘇暎雪は周りに関心がないと分かります。また許鳳翹は表向きは親切だが裏があると見抜き警戒します。
林少春は張夫人の誕生日の贈り物として庫房から真珠の髪飾りを捜すよう沈氏に頼まれるがこっそり質に入れていた許鳳翹は動揺します。
許鳳翹は偽物を飴職人に作らせ大事な物だから保管していたんだと庫房に届けます。受け取って鍵を閉める林少春だが許鳳翹の動揺っぷりを目のあたりにしていたために疑うと寝ている時に彼女の着物から飴の匂いがしたことを思い出します。
夜中に出て行き確認すると予想通りであったが時間がないため騙された自分が悪いと思い解決策を考えます。
弱みを握られ従っていた使用人たちは林少春が困っているのを目にしやはり家事は許鳳翹に任せるべきとお祝いの言葉を述べに行きます。
沈氏から髪飾りをなくしたそうだなと言われた林少春はなくしたのではなく池に落としたのだと言います。許鳳翹は渡した自分が悪い、欲しがっても仕方ないとあたかも盗んだように告げて謝罪するが林少春が池に落としたのは孫金閣だと言ったので慌てます。
呉月紅も蘇暎雪も目撃者であり、林少春は金に困っている金閣に目を付け強引に銀を持ち去る彼に侍女・小翠が作った髪飾りを衣に付け追いかけるふりをして池に落とさせたのです。
林少春は許鳳翹の悪事の証拠を差し出し「家族なんだから平穏に暮らすのが一番、ただこれからも問題を起こすようなら考えがある」と告げ反省するのを期待します。
沈氏が張夫人に大した贈り物を出来なかったと悲しんでいたので、林少春はかつて張夫人は舞を披露して婚姻の勅令を賜ったので人前で披露したいと思っているのではないかと告げます。
そして林少春は琴を奏でると張夫人は懐かしくて舞を披露しました。
19話・師匠と再会
張夫人の誕生祝の帰り、沈氏と一緒に馬車に乗る林少春は偶然にも師匠と出会います。
義母に師匠を紹介すると二人の様子を見て面識があるように感じられたが二人とも否定するのでそれ以上聞くのをやめます。
師匠の誕生日だったので訪ねると声も仕草もそっくりだが無双師兄が師匠に化けているのを瞬時に見破ります。師姐の桃夭と共に師匠の誕生日を祝い改めて義母と面識があるのではないかと尋ねると否定されたが表情が認めていますよと告げます。
孫世傑のもとに、かつて桃夭に預けた自分の玉佩が届けられます。礼を伝えに家を訪ねると令嬢はお金を受け取らないと侍女に告げられたので琴の演奏を1曲所望します。
呉月紅の監視を抜け出し、琴の音色が恋しくなってと何かと理由付けて桃夭を訪ねるようになります。
自分に好意を抱いていると思っていたが「待っていたのは商売のため、収入のため」と言われ誤解だったのかとがっかりします。正妻の子ではなく蔑まれて育った桃夭は女同士で争っても愛を得られない正妻も尊厳を得られない妾も哀れだと思っており母のようにはなりたくないのだと言います。
孫世傑は桃夭のことを思ってか支離滅裂な上奏文を書いてしまい孫遜に叱責を受けます。改悛するまで復職するなと謹慎しろと命じられるが出会った思い出にと琴を作り桃夭に届けます。