華流ドラマ/玉昭令
陳情令の監督と半妖の司籐姫の原作者が壮大なスケールで放つ、チャン・イーシャン&グアンホンのW主演のファンタジック・ラブロマンス
あらすじ&キャスト
神仙、幽族、人間、3つの種族が存在する世界。
明国の都・啓封府の捕吏長・展顔たちは奇妙な事件を捜査する中で天上界からの使者・端木翠と出会い幽族の仕業だと教えられる。
種族を越えた愛と友情、異世界をも巻き込んだ陰謀と戦いを描き壮大なスケールで展開していく。
ネタバレ感想/玉昭令
49話・和解
天道使君・江文卿は人間界に舞い降り温孤を葬るために攻撃します。
温孤は本能的に戦い結界を破って深手を負った紅鸞を連れて逃げると幽族であるため啓封の民に囲まれてしまいます。
端木翠と展顔は民たちを下がらせると紅鸞から助けるふりをしてまた天兵に売る気かと訴えられます。紅鸞が気を失ったので端木翠は助けるから付いてきてと温孤に告げ細花流に連れて行きます。
目を覚ます紅鸞からまだ信用されないので、見かねた展顔は温孤は大罪を犯したうえ自ら雷に打たれたんだと言います。
端木翠は沈淵での千年前の出来事を話すと紅鸞は端木翠たちが帰ったあと神仙となった江文卿に温孤と共に殺された夢を見ます。
端木翠は無邪気な目をする温孤を初めて見て辛い記憶ならないほうがいいねと声をかけます。しかし、もっと早く温孤の気持ちに気付き話し合っていればこんな事になっていなかったので謝罪すると花を笑顔で差し出され受け取ります。
展顔は端木翠にとって温孤は家族だから彼が雷に打たれた時苦しんだはずだと紅鸞に告げます。温孤に記憶があったら端木翠を恨むと思うかと問いかけると端木翠に悔いなき最期を迎えさせたいのだろうと言われます。
かつて温孤に別れすら言えなかった紅鸞はそれに比べたら幸せだと言い、奇跡を信じる展顔は君の苦労も報われるはずだと訴えかけます。
紅鸞から神器を操る秘術が記されている札を渡された端木翠は感謝し鍛錬に励みます。
幽族の生気を大量に取り込んだのに蓬莱図がまだ体と一体となっていないので江文卿は頭痛に悩みます。楊鑑は端木翠たちが江文卿と戦う決心をしていたので結界を破って幽族を逃がします。
天兵がやってくるので端木翠は幽族を率いて逃げるよう温孤に告げます。そして細花流にやってきた江文卿に端木翠は神女が認めたのは江易であってお前ではないと言い放ちます。説得に応じるわけがなく展顔と共に戦うと戻ってきた紅鸞と温孤も加勢するが吹き飛ばされます。
頭痛を引き起こす江文卿は剣を振り回しながら細花流を出て行くと、夫を発見した江夫人が駆け寄ってくるが首を締め上げます。
50話・魔物化
展顔と端木翠、そして上官策は江夫人が倒れているのを目にし駆け付けます。
「何かに執着し過ぎて正気を失っているだけ、誤解しないであげて、恨まないであげて」
江夫人は展顔をよろしくねと端木翠に告げると江文卿のために作った香袋を握りしめたまま息を引き取ります。
蓬莱図を体に取り込んで強大な力を得た江文卿は魔物化し幽族や神仙、天地の力までも吸収できるようになります。
蓬莱の石を人間界に降らせると端木翠たちや鶴雪たちは犠牲者たちの介抱に追われます。雷獄に捕らわれる楊鑑は神仙たちと力を合わせ江文卿を眠らせるが一時のしのぎにすぎず、倒すには幽族と人族そして神仙が心を合わせるしかないと言います。
小天に助けを求められた端木翠は自分が神位を譲った責任を取らねばと思い同行を望む展顔を連れて札を使って蓬莱へ行きます。
すると三族が危機に見舞われているからほっとけないと紅鸞と温孤もやってきます。
端木翠は神位を取り戻すためには楊鑑たちの協力が必要だと思い駆け付けると巨闕で殺せと展顔は指示されます。しかし、元神の力を使って眠らせているなら奴を殺せば楊鑑たちも犠牲になると端木翠に言われ、展顔は皆で戦った方が勝ち目はあると雷鎖を切ります。
人間界に逃げると、人族、幽族、神仙が力を合わせ結界を張ります。楊鑑はかつて温孤が蓬莱図を取り込んだ時に五蛮雷で温孤と蓬莱図を分離したので、より威力がある三族の心力でなら倒せると思います。
端木翠、展顔、紅鸞は江文卿を倒すために向かいます。
51話・三族の心が一つに
端木翠、展顔、紅鸞は協力して江文卿と戦うが圧倒的な強さに苦戦し紅鸞が致命傷を受けます。
端木翠は駆け寄ると紅鸞は1人では何もできない温孤の面倒をみてあげてと言い残し息を引き取ります。
神仙はすべての命を愛する存在だと江易から教わったが江易の名をかたり何をしているのかと江文卿に言い放ちます。
「神仙に恐れられ人族はおびえ幽族は恨んでいる、最後には愛してくれる妻も殺した、これが望んだ結果か?」
江文卿は情に訴えても無駄だと言い放ち、すべて消し去ってやると人間界を襲います。楊鑑たちが必死に結界を守るなか次々と犠牲者が出てしまいます。
端木翠と展顔は諦めかけるが、三族の心が一つになって心力となり人間界を覆っていた邪気が跳ね返って行きます。
展顔が巨闕を手にして戦う間に端木翠は法陣を敷き術で心力を集めます。心力が神器・玉昭令となり、玉昭令と巨闕が江文卿の体を貫きます。
邪気が消え去り結界を守っていた楊鑑は端木翠が勝ったのだと気付きます。蓬莱図と分離した江文卿は今更自分は江易ではないのだと把握し後悔しながら息を引き取ります。
展顔を探す端木翠は神位を取り戻したことで真っ白だった白髪が元に戻ります。展顔を発見し呼びかけると「もう娶れないし守ってあげられないようだ」と瀕死な状態で言われます。
端木翠を探す楊鑑は命の入れ替えができる生死盤を目にし展顔が亡くなったのだと察知します。急いで駆け付けて止めるよう訴えるが・・・・
52話(最終話)・愛は勝つ
展顔は目を覚ますと端木翠がいたので「自分は生きている、また一緒に暮らせるみたいだ」と背後から抱きしめます。
駆け寄る楊鑑は千年前と同じく死んでしまうなら情を封じた蓬莱での日々は何だったんだと嘆き、小天は目を覚まして泣きながら訴えます。
展顔は彼女を抱きかかえ草廬に連れて帰り、上仙が亡くなった場合、骸は蓬莱に運ばねばならないので楊鑑は手離そうとしない展顔を説得しに向かいます。
「今のそなたを見たら生死盤を使って己の命を引き換えにした端木翠は悲しむ、救った事も愛したことも後悔させるな、彼女の想いを無駄にしないで価値ある人生を生きよ」
~3年後、趙武は身籠る張瓏を気に掛けながら散歩します。
展顔は端木翠を失って以来捜査に没頭しており事件解決が彼女への弔いだと思っているようだと張瓏は言います。
草廬では温孤も紅鸞を待ち続け灯籠に桃の花の絵を描き続けていました。人族は人間界を救ってくれた端木翠に感謝し彼女の誕生日には皆が灯籠で祈ります。
蓬莱では端木翠を何とか助けようと楊鑑が織女に光を集めて糸を織らせます。しかし、手を尽くされたから天命を受け入れるべきと神医に言われ、役立たずの義兄ですまないと謝罪し別れを告げます。
帰墟に送ろうとしたとき、人間界からの願いが蓬莱を取り巻き3年分の願いの糸にして月老たちが駆け付けます。3年間変わらず端木翠を思い続ける展顔の糸と民たちの願いである糸で端木翠の傷が塞がります。
楊鑑は愛や情は厄介なものだと笑みを浮かべると生死盤を無断で使用したから生き返ったら罪に問うと雷神がやってきます。楊鑑は全員を集めこれまでの端木翠の功績を話し江文卿にひれ伏すお前たちには罪はないのかと言い放ちます。
そして端木翠の願いは展顔と一緒に暮らす事だろうと思い、生き返ったら人間界に落とす罰を下すと告げます。
展顔は男女が喧嘩しているのを目にし「彼女を失えば出世しても意味がない、今しっかり捕まえとくべき、後悔してからでは遅い」と忠告します。
すると、「男女の情に詳しいのね、仙女を蓬莱に帰したことを後悔してる?」と声をかけられます。端木翠の声なのでゆっくり振り返るとそこには傘を手にする愛する彼女の姿がありました。
夢ではなく戻ってきたのだと展顔は分かるが悲しそうな顔をしていたのでどのくらい人間界にいられるのか聞きます。悲しいのは楊鑑と離れたからであって完全に人間になったのだと知り一緒に年を重ねようと抱き合います。
~二人の子供に恵まれるころ、思い続ける温孤の願いも届き紅鸞も戻ってきます。草廬に遊びに来た楊鑑は姪と甥と遊び紅鸞は桃の花を吹かせました。終。