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実話映画「8番目の男」ネタバレあらすじ&視聴感想を結末まで/国民参与裁判で下された意外な裁決

作品情報キャストの紹介

韓国初の国民参与裁判で意外な裁決が下された実話を基に映画化。

人気KーPOPグループ「ZE:A」メンバーのパク・ヒョンシクが映画主演デビュー。

2008年に国民参与裁判制度が韓国に導入され年齢も職業も異なる8人の一般市民が陪審員として参加する事になった。

母親をベランダから突き落とす事件は証拠、証言、自白までそろい明白だったが国民の注目が集まるなか被告人が否認したため陪審員は有罪無罪の決断を迫られることに。

そこで裁判で意外な裁決が下された。

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キム・ジュンギョム/裁判長(ムン・ソリ)クォン・ナム/8番目の陪審員(パク・ヒョンシク)ユン・グリム/1番目の陪審員(ペク・スジャン)ヤン・チュノク/2番目の陪審員(キム・ミギョン)カン・ドゥシク(ソ・ヒョヌ)など
 

 

ネタバレあらすじ/8番目の男

 

2008年、国民参与裁判制度が韓国に導入され18年間刑事部一筋だったキム・ジュンギョムはソウル中央地方裁判所に足を運ぶと陪審員の選定が終わったら記者会見するよう言われます。

督促状が多く陪審員候補通知に気付かなかったクォン・ナムは行かなかったために呼び出され罰金200万ウォンだと言われます。面接で「法は罪人を罰するためにある」と答えるが「法は人を罰しないために存在し罰するときには冤罪を防ぐために基準が要る」とキムに言われます。

選定の時間がない事からクォン・ナムは8番目の陪審員に選ばれてしまい他の7人の陪審員と共に説明を受けます。

「犯人が罪を認めているので刑を量定するだけの裁判となります。懲役年数を決めるだけで結構です」

 

第1回・国民参与裁判

市民が陪審員となり被告人を審判する国民参与裁判が開かれ国内初ということで世間では期待が高まる一方、専門家でないものが審判することに不安視する声も上がっていました。

キム裁判長の会見が終わると8人の陪審員は入廷します。

被告人カン・ドゥシクはソウル市内の自宅の団地で母親と公的援助の申請を巡って口論となり凶器で殺害したあとベランダから突き落として事故に見せかけました。

警察は階段から転落して倒れているのを発見し病院に運び脳出血の手術を受けたあと三日後に自白したと言いました。弁護士は反省しているし偶発的な行動だと伝えるが裁判長はベランダの柵が被害者の胸の高さなので偶発的に起こるだろうかと冷静に問います。

第1発見者の警備員は突き落とすのを目撃し駆け付けた時には被害者はすでに亡くなっていたようだと証言し、検事は凶器のハンマーを見せ義手を取りに行ったあとに防犯カメラに映らないように階段を上って事故のように通報したと言います。

また無職のドゥシクは母親が腰を痛めて働けなくなったのに給付金がでない事で住民センターで暴れたこともありました。現場にあった扶養者と被扶養者が1枚ずつ出す家族解体事由書には被告人の分だけであり、母親が記載を拒否したから殺したのだと検事は言います。

検事に読んでと紙を渡されたナムは「母親と縁を切ります。火傷したのも職がないのも母親のせいだ・・・」と読み上げるがドゥシクは「お前らが書かせたんだろうが」と怒鳴りました。

そして「何も覚えていない」とドゥシクが言い出したので裁判長は休廷を命じます。

 

有罪か無罪か

被告人が嫌疑を否認したため慌ただしく会議が行なわれます。

続ければ陪審員に有罪か無罪かを決めさせなくてはならず、司法全体の名誉に関わるので休廷して考えるべきだと意見が上がるが裁判長は続行を決意します。

その頃、外部との接触や電話は禁じられているが2番目の陪審員が財閥企業の秘書室長とゆうこともあり電話していたのでナムは民事申請課に勝手に向かってしまいます。

そのせいで8人の陪審員は「裁判の公正性を損なう行動は一切認めない。今後は連帯責任とする」と怒られます。

そして裁判長は「無罪推定の原則に従い被告人を犯人だと決め付けてはいけません」と念を押します。

 

陪審員

6番は遺体清拭の仕事をしており凶器がハンマーの傷とは思えないと個人の見解を勝手に延べた事で裁判長から退廷を命じられます。

ナムは被告人の指がないのにハンマーを使えるのだろうかとふと疑問に思い手を上げて許可を得て発言します。

裁判長は検事を呼んで確認したのか聞くと自白したからしていない事が分かります。陪審員は相談して実験を要求すると裁判長は許可しました。

ドゥシクは義手をつけてハンマーを振り上げるが、振り落とすときにハンマーがあらぬ方向に飛び裁判長は首から出血し急遽病院に向かいます。

裁判所長は休廷だと伝えるが裁判長は自分が決めると言います。

縫ってすぐに戻った裁判長から呼ばれたナムは「あなたも気になると適当に流せないタイプね」と言われます。

ナムは自分だったら罪を認めないためにわざとハンマーを振り落とさないと伝えるが裁判は証拠で判断すると言われます。

 

現場検証

事件を起こしたのは耐えがたいほどの貧困からであり考慮してほしいと弁護士は述べます。

初の国民参与裁判は8時間にも及びました。陪審員は話し合うと全員が有罪を下したがナムは決めることが出来ず事件記録を見せて欲しいと願い出ます。

ナムは大量の捜査記録を真剣に読み始めると有罪であると決め付け何もしない陪審員もいたが一緒に考える陪審員も出てきます。

その中で解剖の翌日にハンマーを確保している事や、落下中にどこかに後頭部をぶつけた可能性など、いろいろな疑問点にぶつかります。娘の供述書に新しい義手が届き喜んでいたと書かれてある事から買ってくれた母親を殺すとは思えません、また親子の不仲説も証拠はどこにもありませんでした。日が落ちた後で雨も降っていたから眼が悪い警備員の証言も疑わしい。

姉と飲んでいたと証言した叔父が犯人ではないかと疑い、現場検証計画書を提出します。裁判長は却下するがアピールする絶好の機会だと裁判所長に言われ仕方なく連れて行きます。

 

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結末/8番目の男

事件の日と同じ時間に放水で雨を降らし被告人の家からマネキンをぶら下げます。そして警備員がいた場所から確認するとしっかり見えました。

金銭目的の殺人に該当すると裁判長は言い懲役25年に陪審員たちはサインしました。最後に裁判長が判を押そうとするとこれまで「有罪に決まっているだろう」と無駄に時間を過ごしイライラしていた2番が「ハンマーで殺したという確かな証拠はありません」と口にしました。

裁判長は「いざ、判決を下そうとすると怖いものです。人の人生がかかっているから。私も最初はそうでした」と陪審員の気持ちをくみ判を押しました。

裁判長は出て行くがナムは読み上げた文章を思い出し現場検証に行ったときに確認したドゥシクの筆跡と違う事に気付きます。

あれは被害者が書いた文であり、自ら命を絶った、そして後頭部に出来た傷は落下する途中で出来たものだと気付きます。

母親が自ら飛び降りようとしていたのでドゥシクは必死に掴んで助けようとしたが義手ごとすっぽぬけてしまったのです。通報したあと母親の元に行こうとしていて気が動転し階段から転落してしまったのです。

陪審員は全員一致で「無罪」だと言いに行くと参考にしますと言われます。「国民参与裁判法第46条5項、陪審員の評価は裁判所を拘束しない」とあるのです。

「冤罪を防ぐため、むやみに罰しないように設けた基準が法です」と告げていた裁判長は判決で陪審員の評決は「無罪」と述べたあと、深く考え「ハンマーで殺害した証拠はなく被害者が抵抗した痕跡もなかった。警備員の誤認の可能性を考慮すると自殺の可能性も排除できません。被告人カン・ドゥシクは無罪」と判決を下しました。

国民参与裁判の無罪率は通常の裁判の3倍以上で現在、陪審員評決を採択する改正案が告解で論じられている

 

感想/8番目の男

実話とゆう事ですけど実際は分からないですよね。

これが本当に自ら命を絶っていたとしたら感動ですけど、なんで殺したと証言していたのか、そこはひっかかりますね。

さすがに8番が迷って被告人と会うのは実話じゃないでしょう、あの場面必要だったかな。

ただ、あの8番に向いている職業はあると思いますがなんか友達にはなりたくないですね(笑)なんか面倒くさい感じがする。

映画として考えると法を知らない陪審員に振り回される周囲の人が面白かった。

国民参与裁判では無罪判決が通常の3倍、これは想像しただけでもなんか理解出来ますね。自分が判決を下さなければならないと考えると完璧な証拠がなければ有罪になんかできるわけない。逆に言えば完璧な証拠がないのにどうやって判決を下していたのかと疑問も残る。

いや~、怖いですね。そう考えると、なんか死刑執行を下せないのもちょっぴり理解出来てしまいますね。