作品情報・キャスト
カービィ・ホイとチェン・ジンコーが共演した中国ラブコメ時代劇
煜王の妃選びの宴を抜け出したおてんば令嬢・素錦は出会った貴公子に一目惚れし恋して結婚したいと願望を持って逃亡。
母親の叱責を受けた異母姉妹の素語は素錦を名乗って煜王に嫁ぎ、それを知った素錦は責任を感じ素語を救うため王宮に潜入すると貴公子に再会する。
実は貴公子の正体は煜王であり、失敗ばかりで侍女らしからぬ素錦を対立する異母兄・錦王のスパイと疑い侍衛に扮して監視していた。
やがて惹かれていくことになるが幼い頃から素錦に想いを寄せる錦王とは王座争いだけでなく恋でもライバル関係になっていく。素錦と煜王の互いの正体を知らない恋はうまくいくのか?
ネタバレあらすじ/初恋王宮
第10話・波立つ心
「姉上が毒殺される夢を見たから助けたくて新王府を出なかった」
素錦は王妃(素語)に伝えるがそんな夢を見たことで恨まれていると疑われてしまいます。金玉令があれば出入りする事ができるから一緒に逃げようと誘うと実家に迷惑が掛かると言われてしまいます。
「遺言状があれば煜王は金玉令を貸してくれるし聞家も守れる」と言われ素錦は承諾するが素語は妹を利用して手に入れたら錦王に渡すつもりでいました。
煜王は太妃を訪ねて竜安寺で国の安泰を祈願するよう願い、鍾離を護衛につけるから永寧閣の侍衛を全員同行させるよう勧めます。
素錦が鍾離を訪ねてきたので煜王は鍾離の衣を借りて出て行きます。遺言状をどうやって見付ければいいのか分からない素錦はとりあえず金玉令を手に入れるため腰を低く謙虚な姿勢で懸命に尽くします。
愛くるしい彼女を見て煜王は寝たふりをして金玉令を盗ませてやります。
煜王は遺言状を探していると物音が聞えたので逃げ出し井戸の中に隠れます。素語から長門閣を探るよう文を受け取った素錦だったが太妃の禁足地に入った者を捕らえるため侍女がやってきたので逃げ出します。
追い詰められた素錦は一か八かと井戸に飛び込むと煜王に抱き抱えられたので驚きます。
素錦に惹かれつつあった煜王だが遺言状を捜しに来たのだと分かり「錦王か?聞将軍か?誰の手先だ?」と問い詰めると嘘ばかり言うので手刀で気絶させ出て行きます。
何者なのか把握するためにも井戸から救出し見張れと鍾離に命じます。
第11話・王の嫉妬
愛くるしい素錦を想うと笑みがこぼれる煜王(蕭煜)だが正体がはっきりしないので困惑します。
錦王(蕭祁)は司苑局を訪ね新王府は陰険で危険な場所だから早く聞家に戻るよう説得を試みると姉・素語を救いたい素錦は1ヶ月だけ待つよう言います。
煜王は太妃のもとに挨拶に向かうと錦王がいたので「私の後宮にも関心があるようだな」と告げると「先王の遺言状を持っていると騒いだ侍女がいたらしいですね」と聞かれます。
言い争いを始める二人は太妃から叱責を受けるが煜王は「温良使は淮南の民から慕われているし現地の役人からも称賛する上奏書が届いている。兄上も人選力ある私から学び次は負けないようにしろ」と帰らせます。
そして太妃が錦王を気にかけていたことで「他の子がよくなったのですか」と言い放ってしまったために太妃の体調は悪くなり、煜王を弾劾する上奏書が数多く届くようになってしまいます。
錦王が司苑局を訪ね素錦と会っていたと報告を受けた煜王は嫉妬から5人分の仕事を与えとけと命じます。
大忙しの素錦は仲良くしている宦官・小喜子に手伝ってもらうと太妃の食欲がないことで貢菜が必要だと使者が訪ねてきます。
しかし素錦の策で安少国公が畑をダメにし、更に小喜子が仲間を集めて素錦の鬱憤を晴らしてやろうとすべて抜き取ってしまったため貢菜がありませんでした。
罰せられそうになった素錦は逃げだすと自分が仕掛けた落とし穴に嵌まった煜王が体を洗っていたのでおもわず良い体していると覗いてしまいます。追われる身だったことを思い出し木の枝に掛かっている衣を拝借するが煜王にあっさり捕まってしまいます。
第12話・夢のお告げ
太妃に呼ばれた王妃(素語)は連れてきた侍女は騒動ばかり起こしているのにまだ生きているようだなとと聞かれ跪きます。
後宮の管理は王妃の務めだから責任を持って捕まえてこいと命じられた素語は誰も発見することは出来なかったが妹の行動は読めるため地図を開き見張り場所を示します。
その頃、素錦は「お前は誰だ、どこから何のために来た。司苑局を訪ねるから正直に答えろ」と煜王に言われ、悩んだ末に聞家からきた侍女で貫こうと決心します。
小喜子は素錦を助けるために自分が全て貢菜を引っこ抜いたのだと証言します。煜王は素錦が助かるなら良いと許すが錦王にもよく助けられていると知らされ平手打ちを命じます。
錦王が太妃のお見舞いのために永寧閣を訪ねていると鍾離から報告を受けた煜王は「猿芝居め」とつぶやき向かいます。
すると素錦が捕らえられていると知り太妃が暴れて大人しくできないなら始末しろと命じていたので煜王だけでなく錦王も同時に「なりません」と口にします。
錦王が「貢菜がなくなったのは二人で勝負をしたのがきっかけです。すでに安少国公を罰したので問題ないかと」と進言するとこれには煜王も頷きます。
「そんなに聞府が大事なのか、二人に頼まれたのならたかが野菜なんで許そう」
二人は太妃に感謝するが宦官・江徳忠が「それでは示しが付きません」と進言したため振り向き同時に蹴っ飛ばします。太妃は確かに一理あるとして司苑局で三日間跪かせろと命じました。
跪く素錦は煜王がやってきたので「いつも騒ぎを起こすたびに来てくれてありがとう」と感謝を伝えます。
そして言えないことは多いが自分は怪しい者ではないし錦王とは幼い頃からの知り合いだけと告げます。煜王は笑みを浮かべるが「あなたは怒りっぽくて蕭祁とは雲泥の差だけど気にしなくていい」と言われ怒って去ります。
再び素語が毒殺される夢を見た素錦は光景から見て鞦韆宴ではないかと気付きます。調べると温妃が造るお酒が出されると知り、おそばによるために気に入られようと酒を作って小喜子に届けるようお願いするが平手打ちを食らって戻ってきたので怒られてしまいます。
温妃に酒を献上するのは屈辱を与えるのと同じことなのです。
第13話・姉を守るために
聞素錦は宦官に扮して金玉令を使って梅苑に行くと煜王(蕭煜)にあっさり見付かります。桂花糖をあげて温妃様の驚鴻閣で働けるよう口添えをお願いしたくて来たんだと告げると酒の配合をやってみろと言われ腕前を見せつけます。
「酒は確かにうまいがお前に頼まなくても酒造に十分ある」と言われ推薦してやるって言ったのにと愚痴ります。
酒造を空っぽにしてやると思った素錦は侵入を試みます。その頃、素錦から貰った桂花糖を口にしようとした煜王だが密偵の報告で錦王(蕭祁)が司燕局へ届けさせたと知ります。
苛立って酒を取りに行くと侵入していた素錦がいたので「桂花糖は錦王から貰ったそうだな、錦王の差し金か」と怒ります。
「こそこそといやらしい、まるで妓女だな」と言い放つと素錦は侮辱されたと怒り酒器を何個も投げ付けられます。鍾離たちが駆け込んで来たので煜王は酒器を投げ付けて自分が割っていた事だと思わせ下がらせます。
言い過ぎたと思う煜王は機嫌を治せと告げ王妃が酒を飲んで死んだ夢を見たから心配なんだと知り手配をしてやります。
錦王が官印を捜す口実で暮塵寺を封鎖し参拝客を殴打し住職は川に身を投じたと知らせが入ります。王室の菩提寺で住職は国師でもあるため煜王は激怒して連行するよう命じます。