韓国歴史ドラマ「海神ヘシン」全話のネタバレあらすじと作品情報キャストの紹介
統一新羅時代に奴婢として貧しく育つがなんとか生き残り、故郷の清海を拠点にして唐、新羅、日本を繋ぐ交易を成功させ海神と呼ばれた実在した張保皐チャン・ボコの英雄伝。
前回のページでは、
作品情報と重要人物、そして
「奴隷として生活を送るクンボク(後のチャン・ボコ)は弟分と島に流刑され県舎の妹チョンファに命を救われるが脱走不可能な過酷な放馬場に送られる。チェ・ムチャン師匠から剣術を習いなんとか武術大会で生き残ると貴族ジャミ夫人に私兵として雇われ生き残る」
までを詳しく紹介しました。
ネタバレとあらすじ
チョンファが家門再興のために司正副令の側室になると受け入れるが部屋を訪ねると司正副令は死んでいました。叫び声を聞いたクンボクは逃走した覆面姿の犯人(ヨンムン)を逃してしまいます。
チョンファに恋心を持つヨンムンは黙って見過ごすことが出来なかったのです。
クンボクは生きて戻ってきた事でジャミ夫人から疑われてしまいます。校尉様から「都督が呼び寄せたジャミ夫人の不正を暴こうとしている者を暗殺すれば罪を着せられずに済む」と教えられ夜中に忍び込むが相手が師匠ムチャンであり再会を喜びます。
近いうちに漢州(ソウル)の貴族からも資金を募る大規模な密貿易が行われると知り日時と場所を探るよう言われたクンボクはチョンファと共に武珍州を出たいと都督に願い出ました。
一生山奥で生活する事になってもチョンファは付いて行くと決心するがムチャンが生きているとチャンギョム(チョンファの兄)に気付かれクンボクとヨンは捕らわれてしまいます。
現場で張り込んでいたムチャン率いる部隊は撤収を始めたイ・ドヒョン商団に奇襲をかけるがヨンムンに傷を負わされます。
クンボクとヨンは奴隷として揚州(唐の国際商業都市)に送られるが船には瀕死の師匠も乗っていました。チュンダルに見付かり地獄だと言われる城郭の建築場に送られ過酷な日々が続くと、ヨンが房長リュサの肉を盗んだ事で殺されそうになったのでクンボクは咄嗟に反抗し殺してしまいます。
ジャミ夫人に尽くしていたチョンファはヨンムンの店で商いを学び市場の管理を任されるようになります。イ商団ドヒョンは揚州を拠点とし、楚州(運河の結節点)から長安(唐の都)、林邑国(ベトナム中部沿海地方の国)まで広げジャミ夫人との取引を成功させたヨンムンは揚州商団の行首となります。
揚州の商権は河東(黄河の東の地域)まで勢力を伸ばすソル商団ビョンが握っていました。
ソル大人の商売仲間であるチョ商団のジャンギルはリュサを殺したクンボクの腕を買い剣闘場に出場させ金を稼ぐため徹底的に訓練します。
チョンファは大商団を率いて揚州に向かいます。同行したジャミ夫人はソル商団に密貿易の話を待ちかけるが断られたためチョンファを唐に残す約束でイ商団と取引します。
チョンファは奴隷となったクンボクの行方を調べるため長くお慕いしていたと説明しヨンムンに協力を願い出るが生きては戻れることはないから忘れるよう言われます。
ジャミ夫人は剣闘場で揚州一の剣闘士ユピョに銀500両を掛けるが奴隷として追いやったクンボクだと気付き自分を恨んでいるはずだと警戒心を強めます。
対戦相手がムチャン師匠だと気付いたクンボクは殺さないと終わらないため仕方なく急所を外し剣を突き刺しました。
勝てば望みはなんでも叶えると言ったジャンギルに師匠を助けるようお願いしました。
ジャミ夫人は高値でクンボクとヨンを奴隷として買おうとするがジャンギルは付き合いのあるソル商団に譲りました。クンボクとヨンはソル大人を見て清海から唐に行くため船に侵入し送り返された商団だと気付きます。
奴隷から脱出/商人の才能
クンボクとヨンは奴隷から抜け出しソル商団を守る護衛兵を鍛える士官に任命されます。ソル大人の娘チェリョンに新羅商団の中に会いたい人がいると協力を願うが帰ったと知らされチョンファは唐に残っていたが諦めてしまいます。
商売を学び巨商となってジャミ夫人の民と名誉を潰す決意を固めたクンボクに想いを寄せ始めたチェリョンは見守ります。
師匠はチョ商団ジャンギルの酒蔵で働いていました。チョ商団がつくる山東黄酒は皇帝に献上する名酒でありチョンファは新羅で売ろうとします。イ商団が間に入るのがジャミ夫人との約束であったがヨンムンは手助けをします。
クンボクとヨンは揚州港に品を運ぶ任務に就くがそこで酒を運ぶチョンファと偶然再会します。またチョンファに同行していたヨンムンはクンボクが生きている事に驚きます。
禁制品を持ち込んだ者がおり行首であるチョンファが投獄されてしまいます。クンボクは闇の健闘場で命を懸けて勝利を重ねチョンファの釈放金を稼ぎました。
命を懸け無謀な行いをするクンボクを止めたいチョンファは自分の事は忘れて平穏な暮らしをして欲しいと別れを告げ去りました。
反乱が起こりジャミ夫人一行は新羅に辿り着けず戻ってきます。チョンファとクンボクが会っていた事を知ったチャンギョムに刺客を送られ毒にやられ意識を失ってしまうがヨンムンに助けられ一命を取り留めます。
揚州では新羅商団の代表者会議が開かれ主導権は大行頭であるソル大人が握っています。奴隷制度を禁じる明文書を送るがジャミ夫人が行首たちを抱き込んだため多数決でイ大人が大行頭になりました。
密かにソル大人の暗殺を命じられたヨンムンだったが失敗に終わります。立ち塞がった者はクンボクでした。覆面をしていてもクンボクは剣術でヨンムンだと見抜き司正副令を殺した者も同じだと確信します。
これが俺達の運命だとヨンムンは言うがクンボクは闘いたくないと言い残し去ります。
ジャミ夫人が行首たちを抱き込んだため多数決でイ大人が大行頭になりました。
ジャミ夫人の資金援助を受けたヨンムンはソル商団よりも早く大量の絹を仕入れ大商団が絹を買いに来ると噂を流したため値が倍に跳ね上がります。ソル大人は高値でも仕方なく購入しようとするがクンボクは待つように伝えます。
チュンダルを叩きのめし投獄されたクンボクは護衛兵を首になり下働きをしていたが獄中で節度使は病により先がない情報を得ていたのです。
クンボクの予想通り節度使が亡くなり絹の値が暴落し、ソル大人はクンボクは商人に向いていると気付き下働きを続けさせます。
チュンダルがイ商団で奴隷売買を任されている情報を得てクンボクとヨンは奇襲をかけると修理したことがある海賊船だと気付きます。
清海を侵略した海賊はイ商団だと知ったクンボクはヨンムンを訪ね運命のすれ違いは主人が違うからではなくイ・ドヒョンが父親を殺し死地へ追いやった張本人だからと言い放ちました。
ヨンムンは自分の運命を呪って生きていたが過去は消せないためどうしたら良いのか分からなかった。
税殻船が沈没し長安へ運べなくなってしまいます。税殻を納めなければ大運河の運航権が剥奪されてしまうため船を熟知し武術に長けるクンボクは税殻を運ぶ責任と権限を与えられます。
一方、ジャミ夫人は才能あるヨンムンを引き抜く条件でイ商団が運航権を獲得できるよう協力し節度使の心を動かします。それにより先に長安へ着いた方が大運河運航権利を得ることになりクンボクとヨンムンは競合することになります。
大運河が封鎖されている情報を互いに得て、ヨンムンは陸路しかないと思うがクンボクは海に出て北風に逆らっても進めるよう船を三角帆に修理し黄河をさかのぼる作戦に出ます。
しかし同行したチェリョン(ソル大人の娘)の体調が悪くなり船をストップしたため負けてしまいます。
大運河運航権を手に入れた功績によりヨンムンはイ商団の大行首に任命されました。大運河運航権を失ったソル商団だが選択に誤りはなかったとソル大人は認めクンボクに市場の全店舗を管理する権限を与え護衛兵最高位である大官に任命しました。
クンボクなら原則と信念を貫き商団を立て直せると信頼するソル大人はクンボクに新しい名前を授けます。
「大きな富を築き世の中に施しを与える」の意味を込め張保皐=チャン・ボコと名付けました。
吐蕃(チベットにある統一王国)に遠征したチョ商団が全滅します。チョ大人は吐蕃にある丹砂を求めて何度も商団を送っていたが盗賊に殺されていました。
チャン・ボコは丹砂を確保すれば巨利が得られると考え弟分ヨンには残って商団を守るよう伝えました。
しかし遠征途中で検査が入り何故か商団の持ち物の中から矢じりが発見され反逆者と疑われ全員捕らえられます。
連行される途中チャン・ボコは行首に逃がされるが馬にまたがった直後に背中に矢が突き刺さります。
ジャミ夫人とイ大人から阻止しろと命じられたヨンムンが企てた事でした。チャン・ボコがいない事が気になったが砂漠地帯で矢が突き刺さったと聞いて安堵し捕らえた商人を全員始末しました。