上陽賦/作品情報
実力派女優チャン・ツィイー主演の中国歴史スペクタクル
こちらの作品はWOWOWで全話鑑賞!
あらすじ一覧とネタバレ感想を最終話の結末まで詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
皇族一族の血筋を引いている王儇は上陽郡主の名を授かり美貌と地位、天性の才知そして幼なじみの恋人と誰もがうらやむものすべてを手にしていたが動乱の世によって過酷な宿命が襲う。
ただの兵士から功績を挙げて将軍の地位まで上り詰めた寒門出身の蕭綦は権威ある豫章王となる。二人は政略結婚し愛など存在しなかったが互いの人柄に触れ少しずつ心を通わせ始める。やがて外戚と皇帝一族との間で争いが起こり南方の皇帝一族が反旗を翻す事態に発展するなか共に歩むことを誓い合う
ネタバレ感想/上陽賦
第41話・秘密の同盟
賀蘭箴(忽蘭王子)は王儇(上陽郡主/豫章王妃)の侍女・蘇錦児が皇后(謝宛如)が言っていた通り間者だと確かめます。
江南で水害が発生し皇太后は皇帝(馬子隆)を訪ね王夙と宋懐恩を派遣し治水に当たらせるよう勧めます。
一介の世子と寒門出身の将軍では経験がないので任せられないと言われるが懸念すべきは蕭綦(豫章王)なんだと告げます。2皇子を排除するほど力を持つ豫章王はいずれ悩みの種になるから側近の宋懐恩を派遣させ命を奪うのだと知恵を与えます。
豫章王府に滞在している王倩と薛夫人、蕭綦が戻ってきたと報告を受け薛夫人はか弱い女を演じるよう王倩に告げます。
蕭綦は宋懐恩がやってきたのですぐに食事の席を立ち王夙は苦労知らずの世子だが治水策を見ると功績を立てるだろうと告げます。人の心は計り知れないから用心するよう言い、行く前に玉秀との婚礼を挙げることを告げます。
皇帝からの慶事の使いが訪ねてきて詔書が読み上げられます。玉秀は蕭綦の妹として蕭玉岫の名を賜り宋懐恩との婚姻が許可されます。
王儇はこれからは侍女ではなく姉妹となると告げ抱き締めます。
子澹(安平王)は賀蘭箴が会いに来たので席を設け、王儇を傷付けた男とは手を組めないと断る大成を掌握していたら愛する女を簡単に取り戻せるのではと言われます。
皇都にも帰れない身なのに役に立つのか聞くと豫章王を始末するには王儇が必要だろうと言われます。
心配性な徐女官から疫病が広まる場所に王夙を派遣させたら大公主に顔向けできないと訴えられた王儇は能力を発揮する場が今までなかっただけだから止めるつもりはないと言います。
第42話・夫婦喧嘩
皇后と子澹どちらと手を組むのか忽耶奇に聞かれた賀蘭箴はどちらとも手を組むと告げます。
もし子澹が皇帝になったら皇后の地位を失うことになるので謝宛如は同意しないはずだと言われるが謝氏の密使が忠誠を尽くすのは皇后でも謝氏でもなく先帝がかわがっていた子澹なんだと教えどちらとも結託はしないと言います。
出産するまで安静にするよう侍医に忠告された謝宛如は無事に生まれるのか心配でストレスになり悪夢を見るようになります。また忽耶奇に脅された王儇の侍女・蘇錦児も怖くて二度と会いたくないと悪夢を見るようになります。
王夙と宋懐恩は民の救済と治水を拝命されます。
王儇が賀蘭箴と密会していると知った蕭綦は皇都では下手な真似はしないだろうが危険な男と会うとは何事だと叱責します。
王儇は忽蘭に行くのを嫌がる王倩のために助けたいだけであり自分も王氏の一員なんだと訴えます。ご立腹の蕭綦を目にした薛夫人から好機だと言われた王倩は訪ねて甘えるが手を振り払われ相手にされませんでした。
第43話・誠意あるもてなし
王儇は兄・王夙(江夏王)と共に慈安寺を訪れ、かつて王夙が書き上げた治水策を渡します。
「成功を信じているし母上も本気を出せば何事もうまくこなせるはずと言っていた。皇都で待っている」と告げます。
そして賀蘭箴(忽蘭王子)を屋敷に招き宴を開いて酒と美女でおもてなしします。王夙は機嫌を取ったあと顔も知らない王倩よりも目の前にいる美女から選んだ方がいいのではと願うと王儇の舞踊が見たいと言われ無礼だと怒ります。
王倩を諦めてもらうためならたいしたことではないと王儇は告げ舞います。
薛夫人は王儇がいない今が好機だと王倩を蕭綦の書斎に潜り込ませます。王倩はお香に薬を盛り効き始めた頃を見計らって王儇に成り済まして後ろから抱き締めます。
蕭綦はかろうじて王儇ではないと気付き「王儇の親戚だろう。母親を連れて屋敷から出て行け」と言い放ちます。引き返せない王倩は強引に抱かれたように装い泣きながら出て行って池に飛び込みました。
第44話・欲望の代償
王儇は帰宅すると王倩が池で自死しようとしたところ助けられていました。
蕭綦に強引に体を奪われたと王倩が泣き叫んでいたので王儇は部屋に行って着替えるよう告げます。薛夫人は計画が失敗に終わったと知り焦るが騒ぎを起こせば認めざる得ないので側室になれるはずと考えます。
妊娠したら命が危ない王儇に大王が避妊薬を飲ませていると秘密を知ったから嫁げるはずと王倩は言います。
王倩が心配で訪ねる王儇だったが自分が飲んでいたのは避妊薬で「大王は王倩を抱きながら子を産めぬ王妃の代わりにお前が産めと言ったそうだ」と薛夫人に言われます。
その頃、王夙は王儇が避妊薬をずっと飲まされていると徐女官に知らされ蕭綦を殴りに行くが自ら手を切って排毒していました。騒ぎを聞きつけた王儇は怒って向かうが排毒しているとすぐに気付き毒を盛られ陥れられたのだと察知します。
太医を追求すると確かに避妊薬を飲まされていたが自分の命を想っての決断だったことが分かるり「地の果てまで駆け回っても治療法を見付ける」と言われます。