作品情報/キャスト
孫国の心の国母となった実在の姫君の物語・豪華キャストで贈る壮大な歴史ロマンス
西域で存在感を増す烏孫の国へ漢から政略結婚で嫁いだ細君公主が急死する。
王族の血筋だと判明した旅芸人の一座の娘・解憂は和親公主として選ばれるが都に入る前の旅の途中で瀕死の重傷から救った謎の男と恋に落ちる。
王の従弟で烏孫の大将軍だと知り運命を嘆きつつ烏孫の王に嫁ぐが匈奴からも公主が輿入れしていました。大国の思惑や過去の因縁が渦巻く後宮で翁帰との許されぬ恋と戦いが始まる
全45話で紹介
ネタバレ感想/解憂
第38話/説得
匈奴が烏孫に向けて出兵したと聞いた昆弥はこれでは漢も必ず兵を出すだろうと激怒し机をひっくり返します。
囚人用の牢にいる解憂は外の慌ただしい様子を不審に思い監視役に聞くと翁帰が謀反を起こしたと知り驚きます。
昆弥が予想通り会いに来たので、内乱になり匈奴と漢が介入すれば烏孫が戦場となってしまうため投降を説得しに行くとお願いし許可を得ます。
解憂は淮将軍と馮嫽を連れて翁帰の陣営に向かおうとしたが待ち伏せをくらっていて足止めを食らいます。馮嫽が右大将の令牌を持っていたおかげで通されると昆弥から間者が都から逃げたので捕らえて殺すよう命が下っていたことを知らされます。
間者と夫人を間違えたことを右大将から謝罪された解憂は本当にそんな命令があったのかと確認します。
昆弥の命で翁帰を説得しに行くのにそんな遠回しな方法で命を狙うわけないので右大将への命は何者かの仕業だと確信します。
翁帰の陣営に入った解憂は投降して一緒に謝罪しようと説得を試みます。
翁帰は自分の部下を右大将の部下に合流させ匈奴が攻めてきたら食い止めること、戦を防いだのは解憂だと赤谷城の兵に知らせることを条件に投降しました。
第39話/禁断の問い
昆弥は長山を呼び投降した翁帰の罰をどうすればいいか決めかねていると告げます。
長山がおどおどする演技をしながら謀反を企てたなら死罪になると告げたため解憂はどこまで小ざかしいクズなんだと引っ叩きます。
そして投降するよう説得すれば助けると約束したはずと昆弥に訴えると考えると言っただけだと牢に入れられます。翁帰は烏孫や昆弥にやましいことなどしていないと訴え自分の首で長山と胡姑と正体を示せるなら斬ればいいと告げます。
解憂と翁帰は牢獄され処刑を待つ身となります。昆弥は偽の聖旨を使って右大将に解憂を殺すよう仕向けたのは誰だと思うかと胡姑に聞き様子を伺います。
昆弥は細君を失い、もう誰も愛さないと決め烏孫のために胡姑と解憂を平等に扱っていたが解憂を心から愛してしまいました。細君のように失いたくないから守ると決めたのに流産させてしまったと心の苦しみを解憂に話します。
自分はどんな存在かと聞くと「烏孫国王で私の夫で家族」と言われます。答えになっていないので愛しているのは誰だと訴えると解憂は「翁帰です」と口にしました。
解憂と翁帰を殺さねば撤兵しないという単于の書簡が届きます。
単于宛ての書簡を胡姑が書いていたので何を訴えたのかと昆弥は剣を突き付けるが頭痛を引き起こしたので医官を呼びます。
胡姑は侍女が薬を細工しているのを目にし捕らえると毒ではなく毒消しだと言われます。
第40話/身代わり
長山は毒消しを使うよう指示したのは自分だと胡姑に訴え毒を混入させたのは解憂一派ではないのかと言います。
しかし胡姑は咳をしているときに解憂から同じ症状だと心配された時があったので違うはずと思います。
匈奴を撃退できるのは左大将の翁帰だけであるため右大将と漢派の重臣たちは赦免を嘆願します。
昆弥は「翁帰は絶対許さない、命乞いをする者は一味と見なす」と激怒します。赦免してはいけないと訴えたのは長山一人だけだったのに昆弥は激怒し淮将軍と馮嫽に解憂の面会を禁じ右大将の兵権も取り上げたので重臣たちは困惑します。
太后は烏孫の国王という立場を考えろと叱責し翁帰を許すようにと告げるが昆弥は解憂と密通して謀反を起こした翁帰は許せないと言い放ちます。
阿彩は胡姑に謁見し解憂に会いたいとお願いすると解憂のもとを離れて自分の侍女になるのが条件だと言われます。
解憂の許しを得てから条件を飲むと伝え令牌を受け取り会いに行きます。後悔しないために翁帰に会いに行き告白すると解憂に「どんな時でも付いているから怖がるな」と伝言を託されます。
解憂に会いに行き伝言を伝えるといきなり火事が起こり、騒動に紛れて解憂と翁帰を牢から救出するが倒れてきた木材の下敷きとなり逃げろと叫びます。
解憂が亡くなったと書簡を受け取った西域の皇帝陛下は李陵を逃がした解憂の罪を免じ国を挙げて追悼の意を表せと命じます。
そのころ、淮将軍と馮嫽は祖陵に潜伏している解憂と翁帰に会いに行きます。
第41話/王子誕生
胡姑が嫡男を出産し昆弥は「泥」と名付けます。
下賤な名前だと感じた胡姑はこの子が好きじゃないのだろうと思い悲しみます。
祖陵に潜伏している解憂は赤子を狙われていたのに胡姑が無事に出産したため何か起こるのではないかと心配します。
狩場に来ていた昆弥は前に来たときは解憂も翁帰も一緒だったことを思い出します。天気が悪いなか鹿を発見し馬を走らせるが突如現れた狼に襲われ負傷してしまいます。
昆弥は狼の首の毛が薄く首輪の跡があったため何者かに飼われていたはずだと疑います。話声を耳にした胡姑は昆弥が置いていった外套を探すとなかったので狼に匂いを覚えさせるために使われたのだと疑います。
泥を王位継承者にすれば匈奴が烏孫を半ば手に入れたも同然だと太后は言います。昆弥は半分は烏孫の血液が流れているのでしっかり教育すれば大丈夫なはずと告げると実母が育てないのが条件だと言われます。
赤子と引き離された胡姑はそれなら王位などいらなかったとショックを受けます。
解憂は太后がやってきて赤子を殺そうとしたので霊を装って姿を現し「なで赤子を殺そうとした?私はなぜ流産した?細君公主はなんで命を落としたんだ?」と迫ります。
王位継承者は烏孫の者ではないといけないし流産する薬を与えただけで細君が亡くなるとは思わなかったと言われます。
昆弥の体調を悪化させ頭痛を誘発する薬を与えたのかと鎌をかけると何者かと結託していたようだが口を割りませんでした。
太后から祖陵に来るよう言われた胡姑は駆け付けると解憂の霊が現れたので驚き腰が抜けます。犯人に仕返しするまで死にきれないと訴えられ懐妊してからは恐怖心しかなく何もしていないと訴えます。
「しっかり烏孫と昆弥のために泥を育てよ」と迫られ恐怖のあまり気を失います。