中国時代劇/慶余年
現代の記憶を持ったまま戦乱の世に転生した青年が出生の秘密と母の死の真相を追い求めていく歴史エンターテインメント
あらすじは?
大学生の張慶は難病に侵された青年が現代の記憶を持ったまま乱世に転生する物語「慶余年」を書き上げる。
皇位継承を巡って争い陰謀が渦巻く南慶国、高官の隠し子として生まれる笵閑は武術や毒の知識などを叩きこまれ育つ。
殺害された母親の商売・内庫が皇室に管理されていると聞かされ上京を決意すると内庫を管理している長公主の娘・林婉児と結婚し権利を取り戻せと命じられる。
破談を画策するが宮中の権力闘争に巻き込まれ数々の謎の核心に迫っていく。
キャスト/ チャン・ルオユン&リー・チン共演
「驪妃(りひ)」でヒロインを演じたリー・チン、そして「如懿伝」で強烈なキャラを演じたシン・ジーレイが出演しているので楽しみ。
ネタバレ感想/慶余年
第1話/転生
文学部専攻の大学生・張慶は現代の観念で文学史を解析するテーマを却下される。教授を説得するために難病を患う青年が命を落とし現代社会の記憶を残しながら古代に転生する「慶余年」の物語を書き上げました。
南慶国、刺客に襲われる赤ん坊は命を落とした母親の下僕・五竹に助けられる。
亡き母と旧知の仲である鑑査院院長・陳萍萍(北斉との戦いで足が不自由)は任務で都にいなかったので背後に黒幕がいるのかと疑います。都にいるものを信用できない五竹は連れて行こうとすると澹州にいる范大奥様のところに行けと勧められます。
范家の屋敷に預けられた赤ん坊は范閑と名付けられます。
家職が侍女に体罰を与えていたので少年・范閑は土台を持ってきて上り近くに来るよう命じて張り手をくらわします。范大奥様(司南伯・范建の母)から注意されそうになると范若若(范建の娘)は家職が先に手を出していたと兄を庇います。
仲良く暮らしていた兄妹だが范若若は父親がいる都に戻るよう命じられ范閑は1人澹州に残ることになってしまいます。
范閑は夜中に寝ていると何者かが侵入してきたので隙をついて石で殴って逃げ出し五竹がいる雑貨舗に助けを求めます。しかし気を失う男を目にした五竹から費介(鑑査院三処の主務・世界三大毒薬師の一人)だから味方だと教えられ謝罪します。
第2話/都へ出立
立派な青年となった范閑は紅甲の騎士が迎えに来たので誰の使いなのか聞くと「おまえの父親・范建だが断った」と大奥様に言われます。
都は危険、澹州にいるほうが安全だと言われるが騎士がずっと外で跪いているので落ち着きません。都に行くべきか五竹に相談すると母親が都で商いをしていたと教えられます。
筍に毒を盛られ范家の者が苦しみます。親戚から届けられたが何者かの罠かもしれないので范閑は訪ねていくと滕梓荊(鑑査院四所属)に襲撃されます。
刀に毒を盛られていたが毒で育ってきたのでまったく効かず、逆に刀に毒をもっていたので滕梓荊は動けなくなります。「鑑査院の命令で国賊を殺す」と言われた范閑は鑑査院提司の腰牌を見せ費介は自分の師だと告げます。
父親の顔すら知らない隠し子が国賊のわけがないと告げ范家の規則は厳しいのにどうやって潜り込んだのか聞くと家職の手引きだと知ります。
范家に戻るとすでに大奥様から拘束されており「范閑が都にいれば相続争いが起きるゆえ行けないほうがマシだ」と訴えていました。大奥様はたまには非情にならなければいけないこともあると范閑に教え「両足を折って漁船に捨てよ」と命じました。
二夫人・柳如玉の命と家職は訴えていたが何者かが鑑査院の名を勝手につかっていたと滕梓荊に知らされ真相を突き止めるためにも都へ行くことを決意します。
ずっと自分を守ってくれていた五竹に「守り神ではないのだから、やりたい事を見つけて自分のために生きてほしい」と母親の形見である箱を開けたいと言われます。
「鍵は都にあるから自分も行く。先に出立する」
范閑は大奥様に挨拶し紅甲の騎士を率いて出立するが護送隊に自分に殺されたと装う滕梓荊が紛れていました。道中、言若海の息子・言氷雲(監察院四処長官)を護送する費介を見かけ尾行すると「おまえが滕梓荊を殺したのが問題だ、四処が味方の提司を襲えば責任を取らねばならない」と言われます。
言氷雲は北斉の諜報網を引き継ぐことになったと知らされるが「見方を殺した俺は平気なのか」と聞くと後ろ盾はないから平気だと言われます。
第3話/鶏肉の君
都に到着した范閑は偶然立ち寄った慶廟で鶏肉をかじりながら隠れている女性(林婉児/宰相・林若甫の娘、長公主の隠子)と出会います。
「お嬢様」と呼ばれ出て行ったので馬車を追うよう告げるが范家の方に向かわれてしまいます。屋敷に到着すると范思轍(范建の次男)が騒いでいたが二夫人が昼寝中らしく侍女などは誰も話していませんでした。
范思轍は隠し子なんだから従わせると意気込み二夫人は昼寝終わるまで外で待たせとけと命じるが范閑はまったく従わず昼寝して待ちます。
弱いくせにぐちぐちと煩い范思轍にうんざりすると兄を侮辱するとは何事だと范若若がやってきます。妹との再会を喜ぶと二夫人も范思轍も自分には逆らえないと教えられ笑みを浮かべます。
陛下の護衛侍衛・宮典はお忍びで行ったのに慶廟に范閑がやってきたので林婉児と会わせるために仕組んだことではないかと疑います。
しかし誰に仕組まれたと思っているのかと慶帝に言われ陛下とは言えず皇太子(李誠虔)の名前を出して謝罪します。皇太子とは趣味を通して仲が良いそうだなと咎められた宮典は書画を返すと「互いに職務を全うし私的な交流は避けよう」と言われ気遣いに感謝します。
第4話/内庫の権限
范閑は書斎を訪ねて初めて父・范建と対面するとどんな暮らしがしたいかと聞かれ富と美女を手に入れ優雅に暮らす事と告げ笑います。
亡き母親が営んでいた商売は天下一の規模を誇り皇室が管理していて慶帝が内庫と名付けました。内庫を管理するのは長公主・李雲睿で陛下の実の妹ではないが信頼されていると聞かされ范閑は惚れたのですかと聞くと真面目に聞けと怒られます。
長公主には宰相・林若甫との間に娘(林婉児)が一人おり、娶って商売を取り戻す絶好の機会だと言われます。
慶帝には息子が4人いて1皇子は出征中で末子はまだ幼く皇太子と2皇子が皇位継承を巡って争っていました。長公主は皇太子一派であり皇室の財源を牛耳るのは禁忌なんだと聞かされるが二夫人が関与していないことを示すための嘘話ではと疑います。
命を狙ったのは皇太子一派かもしれないと言われるが二夫人が派遣した家職に殺されそうになったことを伝えます。家職は秘密の文を受け取り鑑査院と手を組んだと知る范建は鑑査院へ届いた命は偽物であり陛下のために動く鑑査院を操れるのは皇室内部の者だと告げます。
そして4皇子の母・貴嬪は二夫人の従姉であるため黒幕はお前かと問い詰めると柳如玉は驚き自分ではないと喚きます。
范閑は何か釈然としないと疑いの目を向けると二夫人から急に親切にされるようになり范思轍は急に仲良くなって何があったのかと困惑します。
全46話あらすじ一覧/慶余年
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23話~30話
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39話~46話(最終話)