作品情報・キャスト
チャオ・インズ、チョン・イー共演、中国の五代十国時代を舞台に架空の4つの国を舞台にした中国大型宮廷ロマンス
盛州・西斉・雍臨の三国が北方で勢力を争う梁の末期。雍臨の郡主・賀蘭茗玉は盛州の第九王子・蕭承煦と運命的に出会い恋に落ちる。一方、蕭承煦に王位を継がせるという盛州王の遺言をもみ消して卑劣な手段で王になったのは第三王子・蕭承睿。
賀蘭茗玉は結婚の約束をしていたが戦死の知らせが届き、陰謀で殺されたと訴える第十王子・蕭承軒を死罪から救うため国王の側室となり復讐を誓うが戦死したはずの恋人が帰還する。
一人の女性の波乱の生涯を描いた切なくも美しい物語
全61話で紹介しています
ネタバレあらすじ/長安・賢后伝
第20話/沐王妃の侍女
賀蘭茗玉(麗妃)は盛州王・蕭承睿の密命ではなく蕭承煦が勅命に逆らい命を懸けて守ってくれたのだと知り、国王は自分を見捨てたのだと把握します。
50回の杖刑を受けた蕭承煦を心配して駆け付け「私のために危険を冒さないと約束して」と訴えます。しかし互いの願いは同じで相手の無事を祈ることなので約束はできないと言われてしまいます。
寺に置いたはずの巾着を蕭承煦は持っており完成させてくれと手渡されます。
茗玉を見送る蕭承煦は燕王府に逃げ込んだ素秋が訪ねてきたので驚きます。
沐王妃が亡くなってすぐに姿を消したのはなぜなのか聞きます。沐王妃を見捨てたのではなく怖かっただけと言われると先に真相を聞いていた蕭承軒が「父上は王位を蕭承煦に継がせると遺言を遺していた。蕭承耀が母上と我々を殺そうとし蕭承睿を王位につかせた」と言います。
前王が遺詔をせずに逝ってしまったため蕭承睿たちは真実を隠し口封じのために沐王妃を殉死したことにしたのか・・・
蕭承煦と蕭承軒は信じていた蕭承睿がすべてを奪ったのだと把握し、すべては権力を手に入れるための口先だけの偽善者だったかと恨みます。蕭承煦は国王から授かった弓を折り燃やしました。
賀蘭茗玉は盛州に戻ると無事を知った凌蓁児が泣きながら駆け寄ってきました。出迎えた賀蘭芸琪(王妃)も安堵するなか、死ぬと思っていた蘇玉盈は可欄(蕭承煦の側室)に八つ当たりします。
西斉の使者が人目を避けるために夜中に訪れ投降が嘘ではない証拠を差し出します。蕭承煦は中身は何なのか聞くと古代より皇帝が受け継ぐ伝国の玉璽だったので驚きます。
蕭承煦が西斉を投降させたと朗報が入り喜ぶ蕭承睿だったが営を抜け出して戻ってきた蕭啓翰から「蕭承煦は謀反を起こすかも」と言われます。
第21話/伝国の玉璽
西斉の司徒成が帰服の証に宝物を献上したと耳にした蕭啓翰は熙国が滅びたときに皇帝が持って逃げた玉璽が司徒寅に渡った噂を思い出し、営を抜け出して「蕭承煦は謀反を企てているかも」と盛州王・蕭承睿に報告します。
凌蓁児は蕭啓翰がいたので蕭承煦はお戻りではないのか聞くと「巻き込まれるから関わるな」と意味深なことを言われ気にします。
賀蘭茗玉(麗妃)は胸騒ぎを覚え国王を訪ねると何やら警戒している様子が見て取れたので蕭啓翰から何とか話を聞き出すよう凌蓁児に託します。おもいっきり酒を飲ませ伝国の玉璽を隠し持っていると聞き出すと茗玉は謀反なのかと察知し、玉璽の件は知られているから自ら罠にかからないようにと蕭承煦に文を届けます。
折り返し手紙を受け取ると蕭承煦が王位を奪われた真相を把握したことを知り何とか計画を取りやめてほしいと願います。
蕭承煦は出迎える国王が明らかに不満な様子で盃を投げようとしたので合図だと察知し、また茗玉の言う通り今はその時ではないと判断して伝国の玉璽を手に入れたと告げます。
国王に渡す前に貴重なものを奪われるわけにはいかないので誰にも報告せず守っていたと報告し「天下統一を果たしてください」と跪きます。
国王は蕭承煦を称え茗玉は間に合ってよかったと安堵します。
盛州は大晟国(たいせいこく)と称し顕徳(けんとく)と改名します。蕭承煦は祝宴まえに茗玉を訪ねて感謝し皇帝のそばで主導権を握ると告げます。
第22話/疑惑
妃の序列は臣と同様に重要であり賀蘭茗玉は賢妃に封じられます。蕭啓翰は長子であるが母・欄美人が後宮の者を服従させられるような人ではないため生母が就くべき貴妃の位が空席のままとなります。
褒美が届けられ凌蓁児は感動するが茗玉は蕭承煦から完成させてくれと渡された巾着を目にし手に取ります。
欄美人は昭儀に封じられたのでご立腹であり、喬恵妃は淑妃に封じられたので二人を嫁がせた結果だと満足します。
蕭啓翰は凌蓁児の腕輪を見て蕭承煦から文を受け取っていた使者だと気付き何を企んでいるんだと問い詰めるが知らないと振り払われます。
それを目にしていた喬淑妃は「蕭啓翰が、蕭承煦と何を企てていたんだと賢妃の侍女を問い詰めていた」とそれとなく陛下に伝えます。
陛下に呼ばれた蕭啓翰はあまり見えなかったからと告げると1日跪いて思い出せと叱責されます。
陛下から問い詰められる凌蓁児が宮中から出たことを認めてしまったために茗玉は自分が命じたのだと名乗り出ます。
明らかにできない事情がありと跪くと機転を利かした凌蓁児が「この期に及んで蘇玉盈を擁護なさるのですか」と言い放ちます。
「蕭承煦の側室・可欄様が流産したのは蘇玉盈の仕業であり賢妃は仲たがいを望んでいないので事前に伝えて宥めるようお命じなったのです。私は余計なお世話だからやめるように・・・」
許された茗玉(賢妃)はこれで陛下の疑念が消えればいいがと心配します。
可欄を孺人に封じたと知った蘇玉盈は何でなのか問い詰めるが蕭承煦から「蘇氏がなにか?」と離縁状を突き付けられます。
虐待を加え手を不自由にさせたことまで知られており蘇玉盈は捨てないでと泣きながら必死に許しを請うと次はないと忠告され離れで暮らし反省しろと言われます。
母親に文句を言いに行くとそこには陛下がいて叱咤されるが「可欄を大事にするのは茗玉に似ているからだ。あの二人は愛し合っている」と口にしてしまいます。
激怒する陛下に怒りのあまり作り話をしてしまったと謝罪するが・・・・
第23話/手に入らないもの
蕭承煦は蘇玉盈が何かしでかしたと気付き「軽蔑されるようなことはするな、やましい事がなければだれからも追い込まれるはずない」と告げます。
蘇玉盈が不意に話した内容を信じられない大晟国皇帝・蕭承睿は茗玉(賢妃)と蕭承煦はどんな関係だと芸琪(皇后)に聞くと「それは過去の話です」と言われます。
よくも隠してくれたなと叱咤された芸琪は「蕭承煦に蘇玉盈を娶るよう説得したのは茗玉ですよ。蘇玉盈を信じて茗玉を疑うのですか。彼女がどんな人かよくご存じのはず」と告げます。
誕生日の宴が開かれ蕭承煦は感謝を述べると蕭承睿は一献差し上げろと茗玉に命じたあと自分のもとに来させます。
「夫の心を射止めるにはどうしたらいいか蘇玉盈に教えてやってくれ」と告げると心をつかむ術など分からないと言われます。雍臨一の美女を娶れて幸せだからそっくりな者を授けてやろうと蕭承煦に伝えると「瓜二つの者がいるのならこの世で一番ではなくなるのでは?」と返されます。
芸琪は宴を後にした蕭承睿のもとに向かうと「地位に拘らず恩賞に関心がなく寵愛さえ必要としないのは茗玉は朕のことを何とも思っていないからだ」と言われます。
「陛下が茗玉を求めたのです。二人は将来を誓い合った過去がありますが事実を伝えても陛下は二人の仲を引き裂いたはずです」
蕭承睿は皇帝になったからには茗玉も蕭承煦も心腹させすべてを従わせると言い放ちます。
自分と蕭承煦の関係を陛下は知ったのではないかと思う茗玉は自分はどうでもいいが蕭承煦の将来を心配します。
西斉での5年間、辛い思いをした姉・綰音が訪ねてきたので再会を喜び、長く滞在してもらうためにも侍女・恵児をつけます。