作品情報・キャスト
チャオ・インズ、チョン・イー共演、中国の五代十国時代を舞台に架空の4つの国を舞台にした中国大型宮廷ロマンス
盛州・西斉・雍臨の三国が北方で勢力を争う梁の末期。雍臨の郡主・賀蘭茗玉は盛州の第九王子・蕭承煦と運命的に出会い恋に落ちる。一方、蕭承煦に王位を継がせるという盛州王の遺言をもみ消して卑劣な手段で王になったのは第三王子・蕭承睿。
賀蘭茗玉は結婚の約束をしていたが戦死の知らせが届き、陰謀で殺されたと訴える第十王子・蕭承軒を死罪から救うため国王の側室となり復讐を誓うが戦死したはずの恋人が帰還する。
一人の女性の波乱の生涯を描いた切なくも美しい物語
全61話で紹介しています
ネタバレあらすじ/長安・賢后伝
第33話/望まぬ結果
凌蓁児の証言により呪い人形を作っていたことがバレた蘭昭儀は息子の蕭啓翰を守るために自分一人でやったことだと認めます。
凌蓁児は賀蘭茗玉(賢妃)を守るためとはいえ唯一自分たちを傷つけなかった欄昭儀が死罪になるのではと心配します。膝まづく蕭啓翰のもとに行き謝罪するが欄昭儀が自決したと知らせが入り恨まれることとなってしまいます。
蕭承睿は自決したと知らせを受け驚くが死罪で当然な者なので「皇族の墓に入れることはできない、大理寺に侵入した蕭啓翰は俸禄を三月差し止めし燕王の営に送れ」と命じます。
息子を亡くした賀蘭綰音(貴妃)は誰よりも寵愛を受けていると思っていたが茗玉の面当てに皇太子を立てたことを耳にします。何度も茗玉を疑って失望させてしまったと陛下が反省していたので結局は茗玉がすべて持っていくのだと逆恨みします。
茗玉は「捧げたのは愛ではなく忠義、どうか私たちを捨て置きそっとしておいてください。それが最大の恩情です」と正直に陛下に告げます。
出征中の蕭承煦は錦州の包囲を命じられるが梁にとっては生命線の土地であり守りも固く厄介な相手であるため焦る時ではないと思います。
蕭承睿は勅命に逆らい軍を退却させたと知って激怒しすぐに陳王へ出兵を命じます。蕭承煦は錦州城内には5年分の食糧があるがこちらは人の食糧のみで馬が生きていけないから退却したと告げます。2月、30里撤退して敵を油断させ誘い出し勝利したので30里撤退しても敵は警戒し何もしてこないと読んでいたのです。
しかし、陛下は命に逆らうのは許せないとして蕭承煦に罪を認めさせるよう鄭王に命じました。
第34話/偽の密書
何の罪だかさっぱり理解できない蕭承煦は「死のみ」と告げると蕭承軒や蕭啓翰たちも賛同します。
蕭承睿は罪を認めさせるよう命じたのに全員が死罪を受け入れると蕭承礼(鄭王)が報告してきたので皇帝を軽んじているのかと激怒するが長子である蕭啓翰もいるので死罪を命じるわけにはいきません。
蕭承煦たちは罰金、兵馬を奪われ受け入れたが儀礼に従い感謝しに来たのに城外で足止めされます。蕭啓翰たちは跪いて許しを請うが蕭承煦と蕭承軒は王府に戻ります。
蕭承泰(衛王)は今が好機だと思い「蕭承煦が売国奴である証拠をお持ちしました」と洪広志から奪った密書を差し出します。
謁見を命じられた蕭承煦は忠誠を尽くしているのにまだ罪があるのかと訴えると国を売ったなと蹴飛ばされます。
忠実で二心などないと言い放つと密書を見せられるが自分の印章は3年前の戦で破損したので偽物だと訴えます。
蕭承睿はここ3年の蕭承煦の戦況報告書と照らし合わせ本当に無実のようだと気付くが皆から信頼され力をつけすぎている蕭承煦をどうすべきが考えます。
政務をつかさどる御書房が火事となりすぐに消し止められたが多くの書籍が台無しになり陛下は宦官を罰します。報告書が無実である証拠だったため茗玉は火事は陛下の仕業だと気付きます。
偽の密書だとすぐにわかるはずと思う蕭承煦は次にどのような行動に出るのかと待っていると「処刑牢にて執行を待て」と勅命が届きます。
第35話/亡霊
賀蘭茗玉(賢妃)は蘇玉盈と可欄に蕭承煦を救うための策を伝えます。
朝議では蕭承礼(鄭王)と李分程が国の大黒柱である蕭承煦を処刑牢に入れては軍の士気が乱れて敵国に攻め込まれると進言します。
そこに蘇玉盈と可蘭が突入し「連帯責任として売国奴になってしまうから離縁したい」と訴えます。茗玉に協力を求められていた鄭王は二人が手にする婚姻書の印章と密書が違うことを重臣たちに示し偽物だと証明しました。
賀蘭茗玉は沐王妃に誓っときながら蕭承煦を葬ろうとしたことが許せず思い出させるために幽霊を装います。
綰音や侍女たちは幽霊に驚き沐王妃の亡霊だと騒ぎ立てます。
蕭承煦を解放するよう願う茗玉は赦免されたと知り安堵します。蕭承煦は功労者でもある蘇玉盈に今回はよくやってくれたと抱きしめるが可欄はお望み通り追い出したと言われ作戦の裏でそんな下心があったのかと見損ないます。
すぐに可欄を探すよう命じると燕王府を追い出されるなら死んだ方がましだと自害してしまったと知らせが入ります。
蕭承睿と蕭承煦の関係が敵国にバレれば国が乱れると賀蘭芸琪(皇后)に言われた茗玉はこれ以上災いを招くと危険だと思い互いの怒りを消すためにはこちらが謝罪しなくては蕭承煦を説得します。
第36話/暗殺計画
表向き二人の仲が修復されるが蕭承煦は蕭承睿(皇帝)への憎しみを強め敵意を胸に秘めていました。また蕭承睿も長いことを膝まづいて足を負傷した蕭承煦を呼んでおきながら体調の理由に朝議を中止にしたりとわだかまりは解けていません。
蕭承睿の主催で鹿狩りが行われることになり蕭承煦は暗殺する絶好の機会だと計画を練ります。
狩場に梁の刺客に扮した部下たちを潜伏させていたが蕭承睿も部下を潜伏させていました。互いに合図を決めていたが直前で凌麒と洪広志が10万の兵を率いて寧錦国境を急襲していると報告が入り営に戻ることになります。
軍功を与えたくないがやっかいな敵を前にそんな事言ってられないため蕭承煦たちに出征を命じるが自らも出征することを蕭承睿は臣下に伝えます。
第37話/皇帝を帰還させるため
自ら出征している蕭承睿は「士気が下がるから朕の病のことは口外するな」と長子・蕭啓翰に伝えます。
蕭承煦と蕭承軒は皇帝がわざわざ出征してきたのは殊勲を奪いに来たのだろうと分かるが顔色が悪いのを気付いていました。
亡くなった息子を再生できると信じる綰音(貴妃)は精神的におかしくなります。沐王妃の幽霊を見てから信じてしまったと知り茗玉(賢妃)は皇帝に誓いを思い出させるために凌蓁児に命じたことで再生など不可能だと言います。
絶望した綰音は憎んでいた茗玉を道連れにするために茶に毒を入れてすすめ心中を図ります。
二人が毒に侵され倒れると、芸琪(皇后)は秘密の倉にある九珍金匱丹を飲めば毒が抜けるかもしれないと言われるが1つしかなく皇帝の許可が必要だと知ります。
芸琪は出征中の蕭承睿に知らせて賢妃を救うために戦を捨てて戻ってくるだろうかと困惑します。凌蓁児から士気を上げないために蕭承煦に告げるべきと進言されるが逆に賢妃を救うためなら何でもするので迷います。
皇帝を憎んでいても国と民のために戦中に命を狙ったりしないはずと説得され蕭承煦に文を送ります。
蕭承煦は「貴妃が自身と賢妃に毒を飲ませて心中を図り危篤状態だそうです。二人を救えるのは陛下だけです。陛下が貴妃を増長させていなければ今の事態は避けられたはず」と責めます。
予想どうり国を優先するので蕭承煦は助ける方法があると告げ「兵符と印章をお渡しください。陛下直属の竜嘯営に対し私に従えとの勅旨を記していただければ情報さえ防げば陛下の帰京を知られないようにできる」と願います。
蕭承睿は蕭承煦を信用し全軍の統率を任せすぐに出立します。