作品情報/キャスト
ウー・シーザー&チャン・ホイウェン共演の中国時代劇
開封府の審問を受けるために汴京城に来ていた織造府の白宝震が殺される。展昭は江湖で名を馳せる蜀中六悪の5番手探雲・李栩を殺人容疑で指名手配すると7番手の神犬・莫研が現れて無実だと訴えられる。名裁判官・包拯が莫研の洞察力と推理力を買って捕快として仮採用したことで展昭と莫研は一緒に事件の謎を追うことになる
全24話で紹介
ネタバレ感想/高潔なあなた
9話・偽りの供述
白盈玉は夜中に太鼓を鳴らし父の仇を生かしておけず張堯佐を殺めたと自白します。莫研は武芸者でもないのに張府に侵入して殺めるなんて不可能だと訴えるが展昭は父の仇なら立派な動機だと言います。
城内の封鎖が解けたので蕭辰が莫研を連れて帰ると公孫策から知らされた展昭は未練はあるが彼女を開封府に置いとくと危険なので安心して帰れと告げます。
蕭辰、李栩、莫研は蜀中に帰ることになり、莫研は秦薇薇や包拯に挨拶し後ろ髪惹かれる思いで去ります。
途中、寧晋王が肉まんを持ってやってくると宿まで付いてきます。4人もいるのに4つの部屋を借りろと蕭辰に言われ夜中に出て行くのだと悟った莫研は様子を伺うと予想的中します。
莫研は白盈玉を脱獄させるのだろうと言い疲れたから寝ると部屋に行きます。李栩は寧晋王に蝋燭を消せと告げると莫研が出て行くのを確認し寧晋王と共に飛鳳楼に向かいます。
展昭は蕭辰が剣を置いて行ったので戻ってくるのだと予想し待ち構えます。剣を返し脱獄は大罪だから帰れと告げるが従わないので剣を交え白盈玉を連れてずっと放浪するつもりかと訴えると蕭辰は剣を降ろします。
審議の場に駆け付ける莫研は張堯佐は肌着姿ではなく華美な羽織なので白盈玉の供述は嘘だと言います。また靴を投げつけた痕跡があるので何かに恐れていたのだと告げると蕭辰は自分に足音を気付かれないためだと言います。
蕭辰は趙堯佐を殺害した後すぐに出て行ったが、その後にやってきた白盈玉が遺体に酒をかけて火を付けたのです。
白盈玉は愛するがゆえに罪を被ろうとし蕭辰はこのままでは後悔すると思い戻ったのです。官吏を殺害したことを認めると包拯が斬首だと言い札を手にしたので莫研は慌てて止めに入ると展昭は同情の余地があり死罪は重すぎると訴えます。
包拯は法で裁こうとしたが張堯佐の賄賂を受けた身代わりが自害したと報告が入ります。また陛下が張堯佐を有罪に改めた事で蕭辰は減刑され白盈玉と共に流罪となります。
開封府に留まることになった莫研は本心に背いて追い出そうとしたことを展昭に謝罪されます。
飛鳳楼に侵入した李栩は張風が青衣の者だったと何やら箱を盗んでやってきたが暗器を受けていた事で寧晋王の前で気を失います。
10話・天下一の女侠
展昭は蕭辰が流罪になる前に幼いころの莫研の話を聞かされていました。
生まれた村で疫病がはびこり官兵が感染者を閉じ込め焼き払おうとした時に偶然通りかかった師父と蕭辰が莫研を救い出しました。死毒を吸い込んでおり死体を見ると病が再発するからしっかり守るよう託されました。
寧晋王は開封府にやってきて汚職に関しての不正金の行方を調べよと陛下からの勅命を伝えます。
そして飛鳳楼の隠し部屋は暗花の秘密拠点であり青衣の者は張風だったと告げます。李栩が張風と何者かの交易品を盗み出し預かっていると告げると開封府は目を付けられているからしばらく保管するよう包拯に頼まれます。
公孫策が解毒剤を持ってきてくれたことで復活する李栩は解錠の達人がいれ施錠の達人もいて、おそらく墨家の譚彰が作った箱だと言います。
天下一の女侠・段青衣が開封府に現れ展昭は8年ぶりの再会を果たします。莫研が嫉妬し尾行するなか展昭は段青衣に呼ばれ飛鳳楼に向かいます。
半年前に張風が師兄・譚彰に飛鳳楼を建築させ密室に監禁したようだと言われます。譚彰を捜さなくては部屋をくまなく探そうとすると張風が入ってきたのでわざと抱き合うが莫研を案内したらしく慌てて離れます。
段青衣は妓生に扮していた方が怪しまれないし師兄がどこかに監禁されているんだと言います。展昭も張風を欺くための芝居だと説明し人目につくから帰ってくれとお願いします。
展昭は飛鳳楼の密室を調べるのはしばらく延期するよう包拯に言われます。陛下が寧王府を調べるらしく開封府に盗まれた箱がないから敵は寧晋王に目を付けたのだろうと言われ箱を預かりに向かうと告げます。
すると李栩が負傷している事を教えられ1人で行ってくれと公孫策に言われるが莫研に聞かれていました。
展昭と莫研は李栩を蜀中に帰らせ箱を預かろうとすると譚彰しか開けられないみたいだと言われます。飛鳳楼に向かう途中に莫研は張風に拉致られてしまい展昭と段青衣は彼女が落としていった薬をたどって向かいます。
李栩は休憩をとっていると烏から莫研の危険を知らされ立ち塞がると展昭と段青衣が間に合い張風を捕縛します。しかし李栩が吐血をして倒れます。
11話・不正金の在処
莫研を助けに行った李栩は張風との戦いで毒にあたり命を落としてしまいます。展昭は悲しみに暮れる莫研を心配するが「張風を開封府に連れて行って、しばたく放っといて」とお願いされ連行します。
莫研は李栩を負ぶって連れて帰り、捜査のために助けに行くことが出来なかった寧晋王は遠くから見守ります。
包拯は平然と人を殺め罪なき者を監禁し悪の限りを尽くした張風に暗花の刺客を束ね飛鳳楼の密室に隠したなと訴えます。
反省せず挑発ばかりする張風は不正金の在処も分からないのに斬首など出来るものかと笑うが狗頭鍘が運ばれてきたので、譚彰の監禁場所と密室をすべて白状すると訴えます。
李栩を亡くし我慢できない寧晋王は陛下に謁見し何で邪魔したんだと責めます。主導者が箱を奪うための罠だと知り弟を守るためにしたこと、宮中侍衛の名で李栩を手厚く葬ろうと言われます。
展昭と寧晋王は飛鳳楼に向かうとすると主導者は自分が捕まえると莫研がやってきます。張風が描いた地図があるが段青衣は信用できないと言い警戒しながら4人で手分けして密室を探します。
譚彰を発見すると莫研は壁に不正金の地図が描かれていた事を見抜いて解読し遼にあるのだと突き止め脱出します。開封府で譚彰は箱を解錠すると粉にして吸うと痛覚が麻痺し興奮状態になる見仙石が入っていました。
張風が死んだフリをして秦薇薇を人質にとったと知らせを受け展昭は駆け付けると生きて戻った事に驚かれます。
12話・首謀者
展昭は張風が秦薇薇を殺そうとしたので剣を突き刺すが薇薇は頸動脈を切られていて殺されてしまいます。莫研は馬漢が妻を抱きかかえ悲しむのを目にし驚くが死毒により気を失ってしまいます。
官吏たちに弾劾されたことで寧晋王は聖旨を手に開封府を訪ね、命に背き独自に調べた罪で包拯の身分の降格と物証の引き渡し、展昭の帯刀侍衛の称号剥奪を読み上げます。
展昭が投獄されて我慢ならない莫研は不正金は極秘裏で調査するよう密旨があったのに何で罪に問われるのかと不満を口にします。
包拯は皇帝に謁見し降格を受け入れるが物証は引き渡さないし調べも続けると反抗します。
莫研は心配して展昭に食事を届けに行くと、かつて義に生きる侠客として名を馳せていた展昭は山賊に襲われる家族を救ったが村が虐殺に遭ってしまったと話し始めます。
救った少年から侠客になれるかと聞かれ村に行くときに教えていたが最後まで戦い川で死んでいるのを目にしてから泳げなくなったのだと言います。復讐は果たしたが村人が生き返るわけでもなく包拯の手引きで役人になりました。
法は首謀者を洗い出しその罪を裁けるのだと言われるが、莫研はこの手で首謀者を捕まえると宣言します。
そして見仙石を使って黒幕を誘き出すから自分に預けてほしいと寧晋王にお願いします。
寧晋王は命に背いた罪で謹慎され、展昭は食事を届けに来た段青衣から莫研が見仙石を持ち出したと聞かされます。
開封府が刑部に物証を届ける途中で奪いに来るはずと読む莫研は監視していると展昭が脱獄してきたので驚きます。馬漢は戦ってわざと負けて物証を敵に渡し莫研と展昭は追いかけると染物店に行きつきます。
見分けがつかないので「あれは偽物で本物はここにある」と莫研は叫び反応を見て確かめます。江湖の豪傑たちが商売でも始めたのかと展昭は訴え捕らえると見仙石を白衣閣に持っていくのが任務だと口を割らせます。
白衣閣に開封府が押し寄せ封鎖すると包拯が10年追う汚職官吏・国師の龐吉が人質にとられそうになったと姿を現します。
「規律に反してまで公務に尽力とは敬服する。私は民のために毒である見仙石を砕き潰しましょう」
龐吉が笑いながら去ってしまい莫研は首謀者なのに何で捕まえられないのだと怒ります。