高麗契丹戦争
忠臣とともに強国に立ち向かい国に平和をもたらした高麗8代王・顕宗の一代記を描いた韓国時代劇。
こちらは「WOWOW」さんで全話視聴し、
全32話あらすじ一覧、見所キャスト、最終回結末までネタバレ感想で詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
若くして高麗の王位に就いた穆宗は摂政を行なう母・千秋太后に権力を握られていた。覇者となった契丹に狙われる中、野心を抱く千秋太后が愛人との間にできた息子を後継者にすると宣言したために穆宗は千秋太后によって追い出された王家の末裔ワン・スンを呼び戻す。
暗殺の危機を乗り越えたワン・スンは反乱を起こした行営都統使・カン・ジョによって即位し顕宗となるが政治のことは何も分からず忠臣カン・ガムチャンに教育を受ける。
やがて契丹が高麗に宣戦布告し・・・
ネタバレ感想|高麗契丹戦争
13話|2人の策士
顕宗ワン・スンは身重の元貞王后や少ない護衛たちと共に都落ちします。追ってから逃走し川辺で休んでいると突如黒づくめの者たちに襲撃され囲まれてしまいます。
契丹軍かと思いきや戦死した南の遺族たちだと知り望みは何だと訴えると弱き王の命だと言われ覚悟を決めます。
しかし、チャン・ヨヌ将軍やチェムン将軍たちが駆け付けた事で一掃され、黒づくめ集団を率いていた地方の豪族パク・ジンだけが逃走します。
助かる顕宗だが高麗の民に命を狙われた事にショックを受け、元貞王后はあれは民心ではなく悪人だと訴え慰めます。
チェムンが馬の足音を察知したことで山中へと逃げ隠れるがチェ・サウイ将軍だと気付き呼び止めます。忠州へ向かうと告げると忠州の豪族は王命に逆らい信用ならないから避けた方がいいと進言を受けます。
西京城にいるヤン・ギュ将軍は丹軍が退き始めたときに亀州で地の利の利を活かして戦うべきと告げます。そのためには亀州が安全な退路だと思わせる策が必要だと話し合うと退却させる策を先に考えるべきとガムチャンは言います。
ヤン・ギュ将軍は馬を放牧させるために兵を故郷へ帰す時期だから撤退するはずだと思ったがガムチャンから耶律隆緒が初めて率いる戦ゆえにいつもとは違うかもしれない、顕宗は南にしか逃げ道がないので捕らえるために進軍するはずと指摘され困惑します。
ガムチャンが密かに契丹の都統に会いに行き皇帝が納得する名分を共に考えると言い出し、無謀だと止めるヤン・ギュ将軍は契丹に寝返って捕らえていたノ・ジョンたちを信じて行かせます。
顕宗たちは昌化県に入るとここでも官吏や奴婢がいませんでした。いったいどこへ行けば歓迎されるのかと落ち込む顕宗に元貞王后は太祖大王が国の礎を築かれた地である羅州へ行くべきと進言します。
そんな中、食事を運んでくれる民もいて顕宗は心から感謝すると契丹軍の噂を聞いて家族を連れて逃げた戸長が酷い行いをしていたことを知り言葉を失います。
ガムチャンは岊峰にて蕭排押と密会することに成功すると、あなたは撤退する考えのはずだと告げます。開京に留まり続ければ自滅し不用意に南へ行けば故郷には帰れなくなる、どのような名分なら契丹皇帝は納得するのかと尋ねます。
「契丹皇帝の威信を削がぬ名分、入朝だ」
それは降伏より屈辱的だと訴えるが「実際に行うかは二の次、高麗の王が国境を越えて参じ跪く盟約ならば説得できる」と言われ納得します。
ガムチャンは顕宗のもとへと向かうが日頃から蕭排押と対立する耶律分奴に矢で射られ契丹皇帝のもとへ連行されてしまいます。
耶律分奴は蕭排押を排除したいがために内通していたと証言を得るためガムチャンを拷問します。
ヤン・ギュ将軍はガムチャンが捕らわれたと報告を受けどんなに拷問を受けても彼は口を割らないのは確信しているが悔やみます。
再び「入朝」が出てきたから史実通りなら今回こそ撤退する時かも?ただ実際は一度も入朝などしないのよねww
14話|愚かな者たち
密通していたと耶律分奴に告げ口された蕭排押だが自分がなすことはすべて皇帝のためだから信じてほしいと訴え不問にされます。
顕宗たちは昌化県にはいると再び高麗の民たちに襲われるがチェムン将軍が一掃すると逃げるように去っていきます。顕宗は倒れている民たちを介抱し理由を問うと忠州の豪族パク・ジンが率先し高麗王を捕らえて契丹軍に引き渡すつもりだと知らされます。
パク・ジンは流刑になったゴンジンが王を捜していると知り、うまくいけば利用できるかもしれないと思います。
そしてゴンジンが大軍を率いて王を狙っている噂を流します。
耶律分奴はいくら拷問してもガムチャンが口を割らないために捕虜に世話をさせ死ぬ前に必ず吐かせろと指示します。
連行されるのを目撃していたガムチャンの妻は世話係を買って出て粥を届けるが酷い有様だったので涙を流します。
公州の節度使キム・ウンブは王様が向かうとしたら忠州か公州だと思い、以前は免じてやっていた戸長の息子たちも含め戦に備えろと命じます。
しかし戸長たちは王や宰相が逃げているのだから法などない、家族を連れて出て行くのみだと拒否されます。
戸長のせいで一丸となれないから戦に勝てないのだとキム・ウンブは悔やみ、戸長をおさえる力がない己に嘆きます。
再び民に教われる顕宗は今まで民の暮らしぶりを知らなかった事を謝罪しこのまま戸長の言いなりでいいのかと説得します。そこにゴンジンがやってきたので構えるが心配で探し回っていてくれた事を知り噂はデタラメだったのだと分かり安堵します。
入朝を申しいれれば契丹軍は撤退するはずだとガムチャンからの提案を進言され顕宗は悩むとヤン・ギュ将軍が反撃に備え郭州を奪ったと知り表文に玉璽を押します。
3千の兵が陣を離れた事で処刑しろと契丹皇帝から命じられる蕭排押は主導者だけの首をはね撤退しましょうと進言します。軍紀が乱れているのでこのまま開京にいては自滅すると訴えます。
蕭排押は拷問を受けるガムチャンを救出して匿うころ、ヤン・ギュ将軍は退却する契丹軍に奇襲をかけるために亀州に到着します。
ゴンジンから高麗王の表文を受け取る契丹皇帝は、開京にくればいいものを何で南下しているのだと訴え出征に備えるよう命を下します。
契丹は蕭排押と耶律分奴が政敵なだけだが高麗は酷いね、戸長たちは王や宰相が逃げていなくても絶対に逃げているだろうな。
キム・ウンブは娘たちがいずれ王后になるから高官になるのだろうか・・・
15話~のネタバレは更新中