高麗契丹戦争
忠臣とともに強国に立ち向かい国に平和をもたらした高麗8代王・顕宗の一代記を描いた韓国時代劇。
こちらは「WOWOW」さんで全話視聴し、
全32話あらすじ一覧、見所キャスト、最終回結末までネタバレ感想で詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
若くして高麗の王位に就いた穆宗は摂政を行なう母・千秋太后に権力を握られていた。覇者となった契丹に狙われる中、野心を抱く千秋太后が愛人との間にできた息子を後継者にすると宣言したために穆宗は千秋太后によって追い出された王家の末裔ワン・スンを呼び戻す。
暗殺の危機を乗り越えたワン・スンは反乱を起こした行営都統使・カン・ジョによって即位し顕宗となるが政治のことは何も分からず忠臣カン・ガムチャンに教育を受ける。
やがて契丹が高麗に宣戦布告し・・・
ネタバレ感想|高麗契丹戦争
5話|逆賊
顕宗は契丹の使者を招き入れるが逆臣カン・ジョを討ち大義を成すために皇帝自ら40万の大軍を率いて高麗に攻め入れると宣言されます。
顕宗は結局は先王を害したことが契丹にバレることになってしまったので高麗全土が戦火にさらされてしまうとカン・ジョを責めます。
王室を正したい一心だったのに万民の敵に仕立て上げられたと苛立つカン・ジョだが、それでも謀反は謀反だと武官ヤン・ギュに指摘されます。
とにかく戦に勝利するのが先決、その後に策を講じればいいと告げヤン・ギュは去っていきます。
宰相たちは戦を避けるべく契丹の使者をもてなすと貴国に背いたことはないし女真族の嘘を真に受けないで欲しい、今は宋を牽制する時だと説得にかかります。
カン・ガムチャンから報告を受ける顕宗はそれでは何も変わらないだろうと思います。契丹の言い分はカン・ジョの謀反であるために彼がいなくなれば大義名分も無くなるだろうと告げます。
1人のせいで民を犠牲にはできないので討つしかないと告げると無謀だとガムチャンに反対されます。
契丹は侵略の口実を探っていたので討っても戦を回避できるか分からないと言われるが我が身が危なくても目を背けない、民のために力を尽くすと断言します。
顕宗は人払いをしてカン・ジョを呼び出すと謀反を起こしたのは高麗のためを思っての挙兵だと言っていたなと確認します。だったら高麗のために大義名分を無くすために命を差し出してくれと告げます。
お望みなら従うが命を差し出すのは高麗のために戦う時だと言われると彼の部下ヒョヌンが突入してきてあっという間に劣勢に立たされます。
民を想ってのことなのでなかった事にするとカン・ジョは引き下がり、顕宗は謀反人を討つこともできないのかと落ち込みます。
カン・ジョは朝議の場で皇帝は私を討つために攻め入るのなら首をくれてやるから持って帰れと契丹の使者に剣を差し出します。大義を成すのは皇帝だと言われたので、だったら捕縛して連行すればいいと訴えます。
それでも躊躇うので顕宗は契丹の真の狙いは何だと問い詰めると答えられないと去られてしまいます。
契丹の狙いは戦なんだと把握する顕宗は動員令を下し、カン・ジョは30万の高麗本軍を統率します。顕宗はカン・ジョが統軍使を空席にしたのは王と一緒に戦いからだとヤン・ギュに言われ興化鎮を死守しろと命じ送り出します。そして出陣するカン・ジョに斧鉞を授けると「万民を救えば余は二度と逆賊とは呼ばぬ、高麗を救った英雄として称える」と告げ送り出します。
ヤン・ギュはまさに我が国のために戦う武将って感じて凛々しくてかっこいいですね。
6話|興化鎮での戦い
高麗最北の砦である興化鎮に到着するヤン・ギュは逃げようとする民たちに必ず守ると告げ戦に備えます。
契丹の使者から降伏を勧められるが丁重に断るとその夜に火炎放射が襲います。ぎりぎりまで耐えるとヤン・ギュは猛火油を飛ばすよう指示し矢を放っていきます。
互いに投石機が全壊すると契丹は歩兵によって城に近付こうとするが高麗軍が前もって仕掛けていた虎挟みに阻まれ苦戦を強いられます。
罠が多くなかなか近付けないと戦況報告を受けた契丹皇帝・耶律隆緒は時間の問題だと楽観視するが蕭排押は言葉を鵜呑みにして攻撃を遅らせるなと念を押します。
そして高麗軍の集結地を探らせ人や物資を根こそぎ略奪する打草穀を行うよう命じます。
顕宗は契丹にとって一番の戦利品は人だとガムチャンに知らされ困惑します。すでに多くの村が襲われ民が捕虜となっており各地の武将は契丹の大軍が興化鎮に向かっているのを目にします。
興化鎮にいるヤン・ギュは虎挟みが埋められたので敵は城壁を登ってくるから持ち場を死守するよう命じます。
顕宗は功を立てた武将の位牌が祀られている開京の寺に祈りを捧げに向かいます。そして民たちに寄りそい民の不安を拭いたくてこの戦は必ず高麗が勝つから安心するよう告げます。
民の困り事を聞き取るのは官吏の役目で王が気安く民と接してはいけません、王が民に言葉を伝えるときは詔書を下すべき、じゃないと王としての威厳を失う恐れがると元貞王后に言われます。
カン・ジョは籠城戦に切り替えるべきと進言を受けるが敵を討ち滅ぼすためには契丹の鉄騎兵を打ち払うための剣車を信じるよう告げます。
興化鎮での戦いは七日目を迎えヤン・ギュは契丹の目的が分からないまま城壁前で耐え続けていました。
しかし北から敵軍が現れたと知り確認しに行くと高麗の民たちを全面に立たせながら侵攻してきたので矢を放てず困惑します。しかし目前まで迫ると興化鎮を死守するのが命であるために涙をこぼしながら放てと命じます。