作品情報・キャスト
ベストセラーを映像化しアクセス数13億を突破した中国宮廷ドラマ。
時は清康熙8年。康煕帝は朝廷を支配していた奸臣オーバイを捕縛し一味と見なすチャハル親王の一族も討伐する。一族皆殺しの惨劇を逃れた親王の娘・良児は葉三と名乗る少年に救われるが叔父・納蘭明珠に家にたどりつくと命を狙われ記憶を失う。納蘭容若が懇願してくれたおかげで良児は名を琳琅と変え使用人として匿ってもらうが数年後、容若と恋仲となった事で追い出され下級宮女となる。琳琅の姿を見た康煕帝は彼女こそ探し続けていた良児だと確信する。また彼女の記憶を取り戻そうとする康煕帝の側には侍衛として仕える容若の姿が。皇帝と宮女、幼馴染みの三角関係の行方は?!
ネタバレあらすじ/皇帝の恋
第28話・太皇太后の教え
太皇太后に琳琅が呼ばれたので心配する康煕帝は共に慈寧宮を訪ねます。
「祖母上の顔を見たくて」と誤魔化すと琳琅を貸してほしいと言われ戸惑うが琳琅が「お仕えします」と言うので心配しながらも承諾します。
「端敬皇后にそっくりだ、皇后が嫌うのも無理はない」
戸惑う琳琅は先人の尊い教えを失ってはいけないと古くなった書物の書き写しを命じられます。端敬皇后は陛下の寵愛を独り占めできて幸せだったとは思うがそれは妃嬪たちの不幸と引き換えに得たものだと琳琅は知らされます。
陛下が倒れたと報告を受け向かうと激薬を投与しようとしていたので、耐えられる保証がないと心配する太皇太后を安心させるため琳琅は毒味しました。
太皇太后は琳琅を乾清宮に返すが同じ轍を踏まなければいいがと心配します。
康煕帝は干ばつ被害地の視察に行くことを決めると皇太后から長慶が派遣されてきます。琳琅を連れて馬車に乗り納蘭容若も陛下の護衛のために同行します。
陛下と琳琅がお忍びで夜中に抜け出し中秋節の祭りを楽しむなか長慶は呉子墨と接触します。呉三桂と自分から信頼を得る証はあるのかと聞かれ、皇帝に一族を滅ぼされたのだから1人でもやる、別に信頼されなくてもいいと言い放つと今のうちに身辺を整理しとけと言われます。
第29話・皇帝暗殺計画
芸初を愛してしまった長慶は自分は人を愛する資格はないと思い心を鬼にして酷くあたり遠ざけます。
泣きじゃくる芸初だが簪を贈られたこともあり何か秘密があって打ち明けられないのだと信じ尾行すると殺しの計画をしているのだと分かり驚きます。
物音を立ててしまい呉子墨に命を狙われるが長慶に助けられ逃がされます。
琳琅は芸初の咳が酷いので許可を得て薬草を採りいくが落とし穴に落ちてしまいます。皆が手分けして捜索しているので長慶は陛下から目を離さず見張っていると琳琅を救出して負ぶって歩き出しました。
康煕帝は花火の音を聞いて危険を察知し琳琅を安全な場所で下ろし機会を見計らって逃げるよう告げ彼女から離れます。
予想通り刺客が現われたので陛下は駆け付けた容若と共に戦います。琳琅は陛下を助けようと近付いてしまったため覆面姿の長慶に人質に取られてしまいます。
康煕帝と琳琅は崖から突き落とされるが落下した場所が湖だったために助かります。
第30話・記憶回復
康煕帝は琳琅を背負って歩いていると納蘭容若に発見されお迎えが遅くなったことを謝罪されます。
画珠は二人が無事に戻ってきたので安堵するが、芸初は長慶が悔しさを押し殺しているのに気付き「誰にも言わないからもう危険なことはしないで、悪事から手を引いて」とお願いするが冷たくされ泣きながら帰ります。
刺客は呉三桂と呉子墨の配下だと容若から報告を受けた陛下は内通者がいるはずだから悟られないように調査するよう命じます。
琳琅は盗みを働いていた子供を助ける先に倒れてきた物の下敷きとなってしまいます。それがきっかけで皇帝の命によって一族が滅ぼされた事を思い出し容若は自分の事を思って嘘を付いたのだと嘆きます。
急に余所余所しい態度を取る琳琅が御前女官から退いたので康煕帝は理由が分からず彼女に何かったらすぐに知らせるよう容若に命じました。
第31話・2つの愛
康煕帝は琳琅の急な変わりように驚き彼女の部屋を訪ねると「死者は蘇らない、過去は消せない、私の恨みは陛下には分かりません、近付いたら自害する」と言われ戸惑いながら部屋を出て行きます。
琳琅は納蘭容若の協力を得て皇宮を出ようとしたが既に長慶に察知されており刺客に取り囲まれます。
「容若を殺すか、皇帝を殺すか、自分で選べ」
容若が捕まり、琳琅は皇帝の食事に混ぜるよう毒を渡されます。琳琅は御前女官に戻り迷いながら杏仁酪を作っている頃、陛下は容若と琳琅が賊に捕らわれたと報告を受け驚きます。
小徳子は毒味をすると進言するが陛下が琳琅が作ったのだから大丈夫だと口にしようとしたので無礼を承知で器を払います。
琳琅はもともと毒を混入することは出来ず容若が殺されてしまうと悩みながらも陛下への想いに気付きます。
刺繍を仕上げ拝謁すると容若への想いには勝てないと察した陛下から拒絶されてしまうが引き止めて抱き締めます。そして今までずっと守っていてくれた事に感謝しくちづけを交わしました。
翌朝、約束の場所に行き「皇帝を殺せなかった。だけどあなたと一緒にここで共に逝く」と容若に伝えます。二人で覚悟を決めるが陛下は兵を率いて琳琅を尾行しており襲撃します。
助けられる琳琅だったが一族が滅びる場面がフラッシュバックし気を失います。刺客たちは散って逃げだし長慶はいきなり林の中から出てきた芸初によって助けられます。
「家族がいないなら私がなるし、一緒に遠くへ逃げましょう」と涙を流して訴えてくる芸初を長慶は思わず抱き締めます。
第32話・側室
長慶は自分はチャハル新王(阿布鼐)の子・阿思海で一族127人が皇帝に殺されたのだと芸初に伝えます。
介抱され意識が戻る琳琅は「容若を愛しているならなぜ婚姻を断ったのだ?朕を翻弄したのは何故だ?」と康煕帝に言われます。
「陛下のそばにいると辛いのです。愛をお受けできません」と跪くが康煕帝は琳琅を答応(側室)にする勅命を出しました。
芸初は刺客が落とした物を阿武が持っていると偶然耳にし長慶の物だったら大変と思い背後から石で殴り付け奪って逃げます。
また琳琅が刺客の腕を嚙んだと知り「わたしを弄ばないで」と皆の前で長慶をたたいて腕を嚙みます。長慶は歯形を見て証拠を消してくれたんだと気付きます。
康煕帝は琳琅の部屋を訪れるが「今日はお帰りください」と言われ深酔いします。戻る時に画珠に介抱され送ってもらうが「帰らないでくれ」と腕を掴み眠ります。
琳琅は酔い覚ましを持って訪ねていくと「画珠が夜伽の相手をしてくれたらぐっすり眠れた」と言われます。そして画珠を自分より身分が上の常在(側室)にする勅命が出され「おめでとうございます」と琳琅は告げます。