作品情報キャストの紹介
中国ドラマ「宮廷の茗薇 時をかける恋」はベストセラー「夢回大清」をドラマ化したラブファンタジー時代劇。
北京で見習い設計士として勤務する歴女の徐薔薇(愛称・小薇)は皇帝が暮らしていた時代に憧れていました。ある日、故宮で老婦人に古い灯籠を持たされて家路につくと会話は出来るが触れる事が出来ない弁髪姿の青年が現れるようになる。一方、康熙45年に生きる十三皇子(胤祥いんしょう)は寝ると見慣れない世界にいる夢を見るようになりそこで出会う薔薇と会えるのが楽しみになっていました。二人は両想いとなるが・・・、ある日、薔薇は目覚めるとなぜか300年前の清の時代にいて茗薇という名で13皇子と再会するが・・・。
ネタバレあらすじ
第32話/密通の醜聞
茗薇(魚寧)が作った車イスで外に出られるようになった13皇子(胤祥)は怪我をしてから康熙帝に会ってないので挨拶に向かいます。
8皇子派は歩けない姿を見てやろうと勢揃いで出迎えるが13皇子が杖を付きながら歩き始めたので驚きます。
「ひどい傷だったので心配しておりました。足は元通りに?」
茗蕙のうわべだけの言葉に七香は「嘘くさい」とおもいっきり表情にだすが茗薇は「羽を伸ばして生活している。悪巧みに巻き込まれないから気楽よ」と言ってやります。
13皇子の回復力に康熙帝も喜び「今は完治することだけ考えればよい」と優しく伝えます。
13皇子の代わりに兵を指揮する事になった14皇子(胤禵)は「戦果を上げて凱旋するだけでいい。皇子争いに巻き込まれないためにも優位に立つことは目指さないように」と徳妃に忠告されます。
遠征は康熙帝が課した試練なのだと受け止めた14皇子は必ず期待に応えると伝えます。
ジュンガルとの戦いに向け出兵する前に13皇子のお見舞いに行き「早く治して共に戦場に赴き敵を殲滅しよう」と告げます。
天下を担う重職に就いたのだから敵を一掃して戻ってこいと13皇子は応援しガッチリと握手しました。
戦のために国庫は逼迫している状態だと知った康熙帝は名のみの官職が増えすぎた事が原因だと思います。
任務に当たろうとする皇子がいないなか4皇子(胤禛)は自分が任務に就くと名乗り出ます。
改革に乗り出した4皇子は役人の削滅で済むと思っていたが汚職役人が結託して清廉な者を陥れようとしている事が分かり忠臣と奸臣を見分けるのが難しく悩みます。
13皇子は役人の善悪は当地の民が知っているので民に役人を推挙させればどうかとアドバイスします。
汚職が横行する地域で民に支持された者は俸禄を減らさずに褒賞を与えるやりかたで汚職官吏を割り出すと見事な解決策に康熙帝は満足します。
4皇子は13皇子と茗薇を招き酒を振る舞うが4福晋は夫の表情を見てまだ茗薇の事を想っているのだと気付きます。
「皇位に就かずとも大局を左右する13皇子が背後で策を巡らしさえすればどんな困難でも乗り越えられる」
康熙帝の言葉を聞いた納欄貴妃は「皇位争いで不利な立場に追い込まれる。あの二人が組んだら14皇子は勝てない」と茗蕙に伝えます。
邪魔者はどんな手を使ってでも排除すると決意している茗蕙は4皇子にまったく相手にされない側室の年氏を唆し「邪魔者を消せば解決するのでは」と伝えます。
茗薇は13皇子のために薬草を捜しに山奥に行くが茗蕙が送った使者に捕らわれロープで吊されてしまいます。行方不明だと報告を受けた4皇子は怪我をしている13皇子に変わって救うが話を聞いて呼び出されたのだと気付きます。
発見された時に4皇子と一緒だった事から茗薇と4皇子が親密だという噂が宮中に流れます。
13皇子と茗薇はただの噂だと気にしないが何か仕掛けてくるはずだ警戒します。
第33話/未練との決別
和を重んじる徳妃が茗薇(魚寧)を追求しなかったので茗蕙は4皇子(胤禛)の側室・年氏に「夫である14皇子(胤禵)も誘惑された事がある」と話しかけます。
「罰を受けない者はどうしたらいいか」と伝え茗薇に思い知らせるよう仕向けるが心から反省している蓉月はそれを目撃し「交流のない二人が何やら親密に話していた」と茗薇に伝えます。
4皇子府から菓子の贈り物が届くと茗薇は「何でこの時代にタイムスリップしたのか」と考え込んでいたため食欲がなく順児と七香にあげるが4皇子の側室が駆け込んで来て「毒が入っている」と止めます。
年氏が勝ち誇ったように毒を入れたと話してきたため急いでやってきたのです。七香は吐き出すが順児が飲み込んでしまったため急いで医官に診てもらうと命に別状はありませんでした。
4福晋は毒を贈ったのが悪いと徳妃に委ねると年氏は謹慎となりました。
愛する茗薇が毒を盛られたと知った13皇子(胤祥)は4皇子府を訪ねると「離縁してもいいんだぞ」と4皇子が年氏に怒鳴っていました。
13皇子は尊敬する4皇子を殴り「未練を断ち切れていない事がすべての根源だ。いつまで家族をほったらかしにするんだ」と言い放ちます。
後宮の騒動を知った康熙帝に呼ばれた茗薇は拝謁すると「胤祥に婚姻を与えてやったが選択の機会は与えなかった。今選ばせてやると言ったら誰を選ぶか」と聞かれ心にいるのは13皇子ただ一人だと答えました。
陰で話を聞くよう命じられていた4皇子は己の過ちを反省し「この国のため一心に尽くす所存です」と跪きました。
反乱軍を一掃した報せが届き喜ぶ康熙帝は14皇子(胤禵)を大将軍王に封じ天子剣を授けると皇子たちに伝えます。
宴の席で皆の顔を見渡す茗薇は何でいつも自分ばかり騒動に巻き込まれるのかと考えていると必ず裏で手を回している姉の茗蕙が中心にいる事に気付きます。
清代にタイムスリップした原因が茗蕙にあるのではと疑いどうやったら因縁を解きほぐせるのかと考えます。
第34話/憎悪の生まれた場所
後宮では人格者で和を重んじる徳妃が絶大な信頼を得ていました。
後継ぎが4皇子(胤禛)か14皇子(胤禵)だと噂されるなか、徳妃は4皇子の母親であるため不利だと思った茗蕙は後宮の最高位である納欄貴妃に協力を願います。
茗薇(魚寧)は13皇子(胤祥)や七香たちと実家を訪ねると母親が病気であり部屋に茗蕙がいると使用人から言われます。
駆け付けると母親が「お前が作った薬など飲まん」と激怒しており、13皇子は茗蕙に出て行くよう伝えます。
母親は茗薇が生まれてすぐに茗蕙と彼女の実母を郊外の村へ追い払ったが実母が亡くなって茗蕙を引き取ることになったのだと悔しがりながら話します。
茗蕙は腹違いの姉とはいえ何でも茗薇に罪をなんでも押し付けるような人だったと知らされた茗薇は姉が閉じ込められていた薪部屋に行くととても薄気味悪い場所でした。
茗蕙は実は濡れ衣を着せられずっと罰を受けており何度も茗薇がした事だと告げても義母に信用されなかったのです。本当の事を告げても罰を受けるので茗蕙は何日も閉じ込められた場所で憎しみが生まれ今はすべてを受け止め我慢するが必ず大きくなった復讐してやると決意していたのです。
茗薇はタイムスリップした時に従兄・元青と駆け落ちを勧めたことを茗蕙に謝罪された事を思い出します。
茗薇は崖下で怪我を負っていたところを発見されたが元青も失踪しているので茗蕙が関わっているはずだと疑います。
茗蕙に恨みがある七香が捜索すると質屋に雅拉爾塔家の品が運ばれた事が分かり品を持ってきた人物を突き止めると亡くなっていた元青が握りしめており盗んだ物だと分かります。
元青が突き飛ばされる時に「蕙」の名札を咄嗟に掴んだ物でした。しかし盗まれた物と言われればそれで終わってしまうため殺した証拠にはなりません。茗薇は身代わりになるときに本物の茗薇から「一番信頼してた身近な人に・・・」と言っていた事を思いだし間違いなく茗蕙の仕業だと確信します。
茗薇は「蕙」の名札を見せて圧力をかけると茗蕙は毎晩魘されるようになります。あの日、駆け落ちさえしてくれれば良かったのに元青が財宝だけ手に取り茗薇を置いていこうとしたので二人を突き飛ばしてしまったのです。