作品情報キャストの紹介
中国ドラマ「宮廷の茗薇 時をかける恋」はベストセラー「夢回大清」をドラマ化したラブファンタジー時代劇。
北京で見習い設計士として勤務する歴女の徐薔薇(愛称・小薇)は皇帝が暮らしていた時代に憧れていました。ある日、故宮で老婦人に古い灯籠を持たされて家路につくと会話は出来るが触れる事が出来ない弁髪姿の青年が現れるようになる。一方、康熙45年に生きる十三皇子(胤祥いんしょう)は寝ると見慣れない世界にいる夢を見るようになりそこで出会う薔薇と会えるのが楽しみになっていました。二人は両想いとなるが・・・、ある日、薔薇は目覚めるとなぜか300年前の清の時代にいて茗薇という名で13皇子と再会するが・・・。
ネタバレあらすじ
第35話/運命の日
暢春閣の警備を命じられていた4皇子(胤禛)は康熙帝の密旨を李太監から伝えられます。
茗薇(魚寧)と13皇子(胤祥)は心配で向かうと陛下の命令で立ち入り禁止となっていたが出てきた4皇子から陛下が崩御されたと知らされます。また、茗蕙は暢春閣に向かう途中の8皇子に「宮中で変事が起きます。兵を率いてすぐ戻るよう夫に伝えてください」と願い出ます。
皆が暢春閣で悲しみに暮れる中、納欄貴妃は滞りなく葬儀を行なうためにも妃嬪や福晋は下がって務めを果たせと命じます。泣き崩れる13皇子を心配する茗薇はもう傍観者ではいられないと決意します。
徳妃は下がろうとすると陛下が自分に遺詔を残したと李太監から知らされます。貴妃はこの事を知らないと知り皆が離れた後に受け取るが最期の陛下の命令は4皇子を世継ぎとするとゆうものだった。
喜ばしい事ではあるが4皇子が世継ぎとなったら14皇子(胤禵)と兄弟争いが勃発してしまうため頭を悩ませます。改竄したところで4皇子には既に伝えられているはずと予想出来るからです。
しかし実際は4皇子が密旨を伝えられたのは亥の刻に来るよう言われただけで行ったら亡くなっていたので何も知りませんでした。
14皇子が戦中なので徳妃は4皇子を呼んで聖旨を見せ「お前の即位を阻む最大の障害を取り除け、事を果たしたのち天下に告げる」と伝えます。
4皇子は「事とは何か」と訪ねると「13福晋を始末しなさい」と言われ動揺します。
4皇子は拝礼しようとすると8・9・10皇子に止められ「暢春閣に入れたのは1人だけで突然亡くなるのはおかしい」と疑われます。
10皇子は言いがかりを付けて手を上げようとしたが13皇子がその腕を掴み「棺の前で出任せを並べ父上を安らかに眠らせぬ気か」と激怒します。茗薇も証拠がないのに棺の前で侮辱するとはどうゆうつもりかと責め立てると4皇子は疑わしい点を調べ上げ天下に対し明らかにするとその場を納めます。
その頃、茗蕙は貴妃を訪ね「ただの噂であっても4皇子が陛下を殺したと皆に信じ込ませれば夫は世継ぎになります。そうなれば約束は守れますし貴妃様の恩を忘れません」と願い出ます。
13皇子と茗薇は4皇子に罪を着せようとする8皇子派はあまりに卑劣だと怒りおかしな噂が広まるのは阻止せねばと思います。
「遺詔をなぜ隠すのですか、おかしな噂が広まる前にだすべき」と訴えられた4皇子は言葉に詰まり「政治から離れたい夫婦を巻き込みたくない」と誤魔化します。
13皇子は危険な目に遭っている4皇子を置いていけるはずないと思い調べると崩御の直前に太監が外套をかぶった人物を案内していたと密偵から情報を得ます。
おかしな噂が宮中に広まりこれは策略だと分かる徳妃はいきなり納欄貴妃から「遺詔には14皇子と書いてあったのに4皇子は改竄して殺した噂が流れているようだな」と聞かれ内心黒幕はこいつかと分かります。
「妃として陛下に仕えてきました。陛下の意に背くということは国を乱す行ない、陛下の信頼に応えます」
8皇子派の運営で何やら動きがあり命じられてもないのに14皇子がもうすぐ都に戻ると密偵から報せを受けた4皇子は城門を封鎖させ戦の準備に取りかかります。
14皇子は城門を突破し8皇子派に出迎えられるが父上に拝礼し涙を流します。
第36話/遺詔の血痕
命令が下されていないのに一隊ならまだしも大軍を連れて凱旋した14皇子(胤禵)に都を包囲させているのは何故だと4皇子(胤禛)は聞きます。
「城外の大軍は敵を殺し国を平定するためにいる。皇位を奪おうと企む悪者がいた場合、皇権を守り逆賊を殺す」
4皇子はそれは謀反だと言い放つが14皇子は康煕帝を殺し遺詔を改竄したと思っているので口論になります。
徳妃に呼ばれた4皇子はいきなり跪けと命じられると「隠し通したのに弟まで軟禁しようとするのか」と言われます。4皇子は弟に大罪を犯してほしくないから阻止するためだと訴えると「大罪を犯したのはお前だ」と激怒されます。
なんと徳妃は血痕の付いた遺詔を見て噂通り4皇子が陛下を殺し改竄したと思っていたのです。
信用されていないのだと知った4皇子は身に覚えのない事は認めないと去ろうとすると「皇権の邪魔になる13福晋を殺せないなら皇帝の座に付く資格はない」と言われます。
茗薇のもとに4皇子と徳妃から別々に招待状が届きます。徳妃に謁見して茶をご馳走になると「茶葉は最も適した時に取り出して捨ててこそ最高の味になる。人も一緒だ」と言われます。
最初何を言いたいのか分からなかった茗薇だが「大局のためには犠牲は付きものだ」と言われ自分の存在が障害だと思われていると気付きます。
「茶葉とは違い人は両立の策を探せます。災いの種は私ではありません」
茗薇は意見を述べるとそこに納欄貴妃がやってきて「2人に味わって欲しい」と茶を差し出されます。
一方、陛下崩御前に謎の人物を案内していた太監が亡くなったと知り間違いなく裏があると確信する13皇子(胤祥)は寝台に付着する指紋を発見するがそこに茗蕙が入ってきて「そんな事よりも福晋を心配なさった方がいいかと」と言われ茗薇が危険なのかと出て行きます。
4皇子は覚悟を決め毒を盛った酒を差し出すが茗薇が「胤祥が最も敬愛する4兄上を私達は全力で支えます」と言われ直前で飲むなと止めます。そこに13皇子がやってきて茗薇から酒を奪って外に放り投げるが茗薇は納欄貴妃の茶を飲んでいたことで倒れてしまいます。
遺詔を持っているのが母親だと知った14皇子は拝見させてもらうと改竄はなくても血痕がある事で殺したのだと激怒します。
命で償わせると今にも兵を率いて攻める勢いだったため徳妃は母親に後追いさせたいのかと止め4皇子に皇位を放棄させたら潔白を信じてと訴えます。
14皇子は受け入れるが4皇子が拒めばすぐに攻め込むと出て行きます。