夢華録/作品概要
歴代記録を塗り替え大ヒットしたリウ・イーフェイ主演のロマンス時代劇
夢華録はWOWOWですべて鑑賞済みです・全40話ネタバレを感想を交え紹介しています。
あらすじ
北宗の時代、杭州で茶芸館を営む趙盼児は夫に捨てられ息子も取られて絶望する親友の孫三娘と都に向かうが、妹のようにかわいがってきた宋引章が駆け落ちして結婚した後にひどい目に遭っていると知り助けに向かう。頼もしい味方となってくれたのが成り行きで道連れとなっていた皇城司の指揮使・顧千帆だが彼は事件を調べるうちに敵の罠にはまり追われる身となっていた・・・
全40話で紹介します
キャスト
ネタバレ感想/夢華録
33話・花月宴
陳廉から顧千帆は極秘任務で趙盼児たちがどうなっているのか知らなかったのだと訴えられた葛招娣は趙盼児に伝えます。
しかし、趙盼児は馬車から降りてきて会おうともしなかったのが信じたくても心にひっかかるものがあります。顧千帆は蕭欽言が趙盼児の父の死に関わっていると聞かされ合わせる顔がありませんでした。
趙盼児は顧千帆のことを頭から振り払うように永安楼の開店作業に専念します。極上の料理や宋引章の演奏などでもてなす花月宴を企画して新規客の獲得を狙います。
賓客にあいさつ回りをする趙盼児は永安楼が価値ある店だと思わせるための仕掛けとして高額な参加費を提示します。
花月宴でのクライマックスである花火を遠くから眺める顧千帆は、元宵の賑わいを利用するとは大したもんだと蕭欽言に言われます。
干渉などしないから安心しろ言われるが父親を殺した敵の息子に嫁ぐ女などいないから助言など必要ないと告げます。そして皇城司は国や民に尽くすのであって派閥争いの道具ではないと忠告します。
顧千帆は夜中に趙盼児に会いに行くがネズミ捕りにはまり葛招娣から水をぶっかけられます。趙盼児には扉を閉められ孫三娘からは帰るよう強いられてしまいます。
欧陽旭は祭詞があると偽って皇帝に謁見し陛下を欺いて皇后の座に就いたと上奏します。
34話・皇帝の苦悩
皇帝に謁見する欧陽旭は薛闕の夜宴の様子を描いた夜宴図を見せ鼓を打っている女子に見覚えはないかと訴えます。
先帝が陛下のそばに今の皇后を廃した際に詔には貴人の娘と記されていたが歌い女であり妓女に純潔はあるのかと訴えると後宮を束ねる極めて徳の高い女子だと激怒されます。
すべては人倫の道を正すためと訴え讒言だと思われるなら死をもって謝罪すると投げつけられた硯を己の頭に叩きつけます。
永安楼の酒を気に入った皇帝は貴賓室の秘酒で滅多に手に入らないと知りお忍びで向かいます。
池蟠は予約もないのにやってきた皇帝を目にしどこぞの豪富に違いないと思い空いている部屋に案内します。趙盼児は料理の説明をするとお付きの者が毒のチェックを行っており銭塘で育ったことを告げると楊運判を知っているかと聞かれます。
文人が集う茶坊を営んでおり仲立ち人として鑑定をしに楊府へ行ったことがあると夜宴図などを買っていただいたと告げます。
趙盼児は皇帝を見送ると陳廉から陛下だと教えられ予想は的中します。皇城司の者たちを撤退させるよう伝え顧千帆が知らせを受けて向かっていると知り止めに行きます。
そして楊運判の名が出た時に陛下と確信し欧陽旭が戻れたのは夜宴図を手に入れたからなので陛下は彼から知らされたはずと告げ夜宴図は贋作だと思わせるために消失したと告げた事を教えます。
35話・隣家の秘密
趙盼児は裏で入るけど死んでほしくはないと顧千帆に訴えます。そして長年連れ添った皇后の出自も承知のはずなので陛下が自分の話を信じる時、それは心から皇后を信じる時だと告げます。
立ち去ろうとすると手を掴まれ望月楼の件は知らなかったんだと訴えられるが、だから臆病者になって馬車からも下りなかったのかと言い放ちます。
するとそこにやってきた池蟠に手を引かれ顧千帆と引き離されたのでそのまま身を任せます。一生懸命慰め元気付けようとしてくれたので彼に付き添い楽しむが想いを伝えられたので話は済んだかと告げお勘定を置いて店を出ます。
賭けに勝った趙盼児は何でも従うと池蟠が言うので顧千帆との関係を聞くと彼の実父が蕭姓だと知ります。
家に帰った趙盼児は宋引章が扉を閉める際に風で書類を飛ばしてしまうがその中に3000貫の銀票を発見します。こんな事できるのは顧千帆しかいないと思い陳廉を呼んで話を聞くと遼の使者の歓待を命じられた日に自分のために荘園を売ったことが分かります。
欧陽旭は夜宴図は動かぬ証拠なのに宮中から何の消息もないので何かあったのかと困惑するなか、皇帝は趙盼児の言っている事が真実だと分かると欧陽旭と斉中丞は皇后を陥れようとしたのかと思います。
しかし雷敬から絵を真作と認めれば皇后は廃され蕭宰相も巻き添えになり贋作だと認めれば斉中丞が罪を負うが皇后の名が汚れ陛下に疑われると言われます。
信じようが信じまいが黒幕の思惑通りなのかと把握します。
36話・黄色い花に託す想い
息子と再会した孫三娘は母さんと会うために二カ月かけて歩いてきたんだ、もう口答えはしないと言われ目に涙を浮かべます。
趙盼児は父が命に背いたとされる景徳元年に記録がないので何でなのかと困惑すると蕭欽言が父を弾劾したという記録を目にし顧千帆が自分に会えないと言っていたのはこれかと察します。
顧千帆は趙盼児に会いに行くと「これが最後、私を娶る気はある?」と聞かれます。自分の事は許せないだろうと口にすると「あなたの父が私の父を弾劾したから?」と言われ知っていたのかと驚きます。
娶る資格などないと告げると踏みだす勇気がないだけと訴えられ俯きます。
「この先も父君の犠牲になるつもりか、あなたがいなくなりどれほど辛かったか。暴風の日にあなたもいないし店も潰れたし死のうと思った」
すべての過去を忘れ、やり直すかと聞かれ自分が贈った簪を叩き割ろうとしたので顧千帆は彼女を抱きしめます。