作品情報とキャストの紹介
冒険家ベンジャミン(ベン)は講演会に行くと4代前の先祖が南北戦争の英雄として讃えられるがリンカーン暗殺した黒幕だとウィルキンソンから教えられます。
先祖の無実を証明するため仲間のライリーと調査に出ると自由の女神像に謎を解く手掛かりが隠されていると分かります。そして「バッキンガム宮殿」、「ホワイトハウス執務室」へと足を運び次々と謎を解いていくと黄金都市が眠っているのだと突き止めます。(前作はこちら)
ネタバレあらすじ/ナショナル・トレジャーリンカーン暗殺者の日記
1865年4月14日、ワシントン.D.C。南北戦争終結5日後。
酒場にいたトーマス・ゲイツに2人の男が解読して欲しいと訪ねてきた。
ブレイフェア暗号だと気付いたトーマスはカギとなる単語がないので解読不可能だと言いました。
キーは「誰もが払うべき代償」だと言った男ジョン・ウィルクス・ブースは酒場を離れ劇場にいるリンカーン大統領を背後から射殺し「シク センパー ティラニス」と叫びました。
その頃、解読中のトーマスは「神殿」「黄金」「シボラ」…宝の地図…向かいに座るウィルキンソンの胸にゴールデン・サークル騎士団のバッジを見付けて解読したメモを暖炉に投げ捨てました。
トーマスは撃たれて死ぬ直前に息子チャールズに「誰もが払うべき代償」と言い残しました。
暗殺者の日記
現在。冒険家のベンジャミン・ゲイツは講演会にいました。
「ゴールデン・サークル騎士団は南軍よりの過激派グループで北部で活動していました。もしもトーマスが暗殺者の日記を燃やしていなければ犯人は莫大な金を手に入れ北軍は破れていたかもしれません」
4代前の先祖が南北戦争の英雄として讃えられ、ベンジャミンだけでなく同行していた父パトリックも喜びます。
しかし訪ねてきたミッチ・ウィルキンソンが暗殺を計画した黒幕はトーマスだと言い暗殺者の日記の一部を持ってきました。
保管されている暗殺者の日記とニッキが持ってきた紙を合わせると破れた箇所が一致しました。
一緒に住む公文書館責任者アビゲイルに家を追い出されたベンジャミンは友人でありハッカーのライリーに協力を求めます。「テンプル騎士団の宝」著書を出したライリーは会計士が税金を隠していたため国税局に自慢の高級車フェラーリを取られてしまいました。
暗殺者の日記を見るにはアビゲイルの身分証が必要なためライリーがセキュリティーを解除し家に侵入します。
しかしアビゲイルは大統領執務官コナーと帰ってきてしまいベンジャミンは私物を持って堂々としているとアビゲイルもすぐ勘付き「ライリー出てきなさい」と言いました。
ティーテーブルをあげる条件で日記をスペクトル解析してもらうと隣のページのインクが染み付いている事が分かり2つの文字から作るプレイフェア暗号だと分かります。
2つの舟板
リンカーン暗殺者の黒幕はトーマス・ゲイツだったと新聞に載ってしまいます。祖先の無実を証明するため暗号解読を急いでいるとパトリックが祖父から聞いた話の中に意味が分からない「誰もが払うべき代償」を思い出します。
ベンジャミンはキーは死=deathだと見抜き解読すると自由の女神の発案者エドワール・ド・ラブレーだと分かります。
ラブレーは自分のレディだと発言していた事でフランス、パリにある自由の女神だと気付き向かいます。
ライリーがラジコンヘリを飛ばすとフランス語の文字を発見し撮影します。「レゾリュートが決意」…「双子の絆」…19世紀に北極で行方不明となったレゾリュート号が引き上げられた後ビクトリア女王は舟板を使って机を2つ作らせた…
その机は「バッキンガム宮殿」と「ホワイトハウス執務室」にあると調べ電話してパトリックに知らせます。
またニッキはパトリックの携帯に盗聴器を仕掛けていたためベンジャミンの行動を把握していました。
ベンジャミンはパトリックから知らされ勝手に手伝いにきてしまったアビゲイルと共にライリーのハッキングを利用して執務室に侵入します。
4つの引き出しの裏に数字があるのを見付け鍵の役割をしていると気付いたベンジャミンは自由の女神に刻まれていた年の1876に合わせると見た事ない文字が書かれた木板が現れます。
急いで宮殿を出るとニッキ達に追われ激しいカーチェイスとなります。
命の危険を感じたベンジャミンはスピードを上げ速度取締装置に板を見せて写真を撮らせたあと川に投げ捨てました。
黄金の都市
ライリーがハッキングして写真を手に入れワシントン.D.Cのパトリックの家に集まります。
植民地時代前のアメリカ先住民の象形文字で500年前の文字であり印がシボラ(黄金の都市)だと分かります。
「1527年にフロリダ沖でスペインの船が難破した。生存者の1人である奴隷のエステバンは族長を救うと褒美として黄金の都市に招待された。伝説は広まり探検家たちが街を探し求めるが発見できずリトルビッグホーンでカスター将軍が戦いに破れたため望みは絶たれた」
古代の文字を解読出来るのは言語学者であるベンジャミンの母エミリーしかいない。しかし別れて32年も経つパトリックは嫌がります。
ベンジャミンは説得して連れて行くと2人は幼稚な口喧嘩を始めます。落ち着いてから解読を頼むと「高貴なる鳥、探してその手を委ねろ」…シボラへ導く宝の地図かも知れないが半分しかないので分からなかった。
大統領誘拐
アビゲイルがコナーを誘惑してホワイトハウスの執務室に入れてもらいます。
アビゲイルがわざとイヤリングを落とし探している間にベンジャミンが机を探るが何もなかった。しかし鷲が葉巻を掴んでいる絵が描かれていたので撮影します。
ライリーは大統領だけが読める本のマークだと都市伝説を語り、知り合いのFBIセダスキーを訪ねると存在する事が分かります。
ベンジャミンは大統領を誘拐するしかないと思います。
大統領の誕生日パーティーでジョージ・ワシントンが書いたマウンド・バーノンの地図を見せます。
地下トンネルには密かに脱出する経路があると伝えると大統領は興味を示しました。
隙を見てベンジャミンは大統領を閉じ込め消えた板を見つければシボラが見付かると訴えます。
「歴史的遺産を子孫に返さなくては…」
アメリカ議会図書館に本は存在し「XY234786」「3794」を忘れるなと大統領は言いました。
財宝を見付けなれば大統領誘拐の罪に問われるベンジャミンは最後に本の47ページを見ろと言われます。
アメリカ議会図書館の特別コレクション部屋に3794のパスワードで入りXY234786の場所で本を見付けます。
”1865年4月、ビクトリア女王はパイクに2通の文書を送る。
1通目は黄金都市の場所。女王は南部の綿花が欲しかったためアメリカを分裂させたかった。
2通目はラブレーに隠すよう指示していた。1880年に女王がヘイズ大統領へ送ったレゾリュート・デスクがワシントンに到着と記してあり木板の写真が貼り付けてあった。
1924年クーリッジ大統領が木板を発見し写真撮影後に板を始末する。
「ボーグラムが命を受けて聖なるブラックヒルズで目印を消滅させる」
ベンジャミンはラシュモア山に彫刻したのは地図に書かれていた目印を消し去って黄金都市を守るためだと気付きます。
サイレンの音が迫ってきたため木板と47ページを撮影し逃走します。
結末
ベンジャミンが木板の写真をパトリックに送った事でミッチは一足早くエミリーに会いに行きます。
パトリックは後からやってくるがミッチに銃で脅されていたエミリーは嘘の情報を伝えます。
しかしミッチがエミリーを連れてラシュモア山に行くとベンジャミン達は先回りしていました。
2人が捕まったら黄金都市の場所は分からないと説得しベンジャミンはトーマスの無実を証明するため、ミッチは発見者としての手柄を得るため手を組みます。
ビクトリアからパイクに送られた手紙はウィルキンソン家に渡っていたがミッチが燃やしていました。
「雲のない雨が降れば入口が姿を表す」
水を撒くと岩の色が変わり高貴な鳥=鷲が姿を表します。
ベンジャミンは岩の隙間に手を差し込みレバーを引くと近くの岩が崩れ始めました。
入り込むと古代の遺物が保存状態良く残っていました。
バランス悪い一枚岩の下には人骨が転がっていて落ちたら死ぬと分かるベンジャミン達は皆んなで平行になるようにバランスを保ちます。
油が流れていると気付いたベンジャミンは火を点けて進むが行き止まりとなってしまいます。水が流れ出るところがあるはずだと思ったベンジャミン達は力を合わせて石を回すと水が減って行き黄金都市が姿を現しました。
しかし水は少しづつ浸水しています。脱出するための扉は石うすを回せば開く。しかし開きっぱなしでは水が流れ続け溺死してしまう。
その場に残ったミッチは黄金都市発見者として名を残して欲しいとお願いし命と引き換えに全員を逃しました。
FBIセダスキーに連絡すると形として捕らわれます。
黄金都市を見付けた功績により大統領は誘拐なんてされていないと言いました。
翌日に載る新聞「トーマス・ゲイツは南北戦争の英雄」を見せられたベンジャミンは発見者にミッチ・ウィルキンソンの名を加えて欲しいとお願いしました。
「47ページについて報告はあるか?」
「お手伝い出来ると思います。世界は変わるでしょう」
ベンジャミンは仲直りしてアビゲイルの家に帰り黄金都市の発掘作業が開始されました。