作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/
第17話・啓蟄の悪夢
儀貴人(黄綺瑩)の世話を託された嫻妃は景陽宮を訪ねると毒蛇が現われたので退治します。
乾隆帝がやってきたので嫻妃は寝床に急に毒蛇が出るのはおかしいと告げます。懐妊中なのに災厄に遭うのは気の毒だと思い富察皇后は自分の寝殿に移そうとします。
しかし、嘉貴人(金玉妍)が第二皇子・永璉が病に伏せっている事を理由に看病に専念するよう進言した事で嫻妃が皇后に代わり受け入れる事になります。
嫻妃は儀貴人の世話をするため離れを用意し用心するよう告げると海蘭は「儀貴人がいたから毒蛇が出たのですね」と察します。
嫻妃は景陽宮の顔料を調べると修繕に乗じて毒蛇を引き寄せる細工を施した者がいると気付きます。乾隆帝に報告すると嘉貴人と皇后が要請し皇太后が許可したので誰かが画策したとしても関わっている者が多いので調査しても無駄だろうと言われます。
嘉貴人は嫻妃が儀貴人の子まで育てるようになったら皇后派の我々は苦労しそうだと慧貴妃(高晞月)の不安をあおぎ「阿箬の父親は貴妃の父親・高斌の配下なので阿箬から儀貴人の様子を探れればいいのだけど」とそれとなく伝え去ります。
嫻妃は食事や薬を細かく調べてから出すよう徹底して対策していたが儀貴人が破水したと報告を受けます。
第18話・裏切り
立て続けに子を失う乾隆帝は落ち込みます。儀貴人は死産してしまい子を調べると毒に侵されている事が判明します。
嫻妃はなんで中毒に侵されたのか疑問に思うが儀貴人が心配で寄り添って世話をします。しかし富察皇后が真相を調べるよう命じると体を温めるために使っていた炭や食事から辰砂が発見されます。
嫻妃の化粧台から辰砂が発見された事で嫻妃が毒殺したと疑われます。
懐妊した嘉貴人(金玉妍)から「あなたの子を害した者が分かったから行きましょう」と言われ同行していた白蕊姫は自分の子も水銀の中毒に侵されていたことで嫻妃に殺されたのだと憎みます。
嫻妃は自分に何の恨みがあって罪を着せるのかと内務府たちに訴えると捜索を妨害していた阿箬(嫻妃の侍女)が呼ばれます。
「第1皇子に帝位争いをけしかけたうえに、誕生する皇子を排除するよう命じられました」と阿箬に裏切られあまりのショックに嫻妃は言葉を失います。
嫻妃はすべての証言に身に覚えがない事を訴えると乾隆帝も「そなたの仕業とは思えぬ」と発言しました。
乾隆帝はもっと詳しく調査することを伝えると皇太后は嫻妃を貴人に降格させ軟禁としました。海蘭は一緒に軟禁されてでも嫻妃のそばにいる事を決心します。
乾隆帝は阿箬を慎刑司におくり密かに毓瑚女官を呼び付け真相を探るよう命じるが阿箬を殺せと何者かが命じたようだと知り引き取ることを決めます。
第19話・断ち切れぬ情
嫻妃(如懿)を裏切った阿箬は拷問を受けても耐え抜き釈放されます。
乾隆帝は酌量の余地があるとして良心に免じてそばで仕えさせようと決め、富察皇后は驚きながらも粗相のないようしっかり務めるように言いました。
貴人に降格し禁足されている如懿はいきなり押しかけてきた白蕊姫に鞭で襲われます。惢心が止めに入り如懿は濡れ衣だと訴えると白蕊姫は怒りを押し殺し出て行きました。
懐妊した嘉貴人(金玉妍)は儀貴人のお見舞いに行き本当に我が子を殺したのは如懿なのかと聞かれその通りだと伝えます。そして我が子を無事に出産するため乾隆帝に報告し養心殿に移ります。
如懿の処置は陛下も決めていないのに白蕊姫が罰を与えに押しかけたと知った皇太后は度量も見識みなさすぎると叱咤します。
白蕊姫だけでなく儀貴人にも如懿は命を狙われ、海蘭(貴人)は乾隆帝に訴えると延禧宮の警備は強化してくれたが子を失った事を考慮され罰は与えてくれませんでした。
儀貴人が病死し哀れに思った乾隆帝は嬪に追贈し、側仕えの阿箬を常在に封じて嘉嬪(貴人から昇格)と共に住めと命じました。
乾隆帝は幼馴染みの如懿が皇子を殺すとは思えないでいたが慎常在(阿箬)が毒入りのお菓子を届けるよう命じ皇太后が気付いて阻止してくれたと知り命を守るためにもその場しのぎで冷宮送りにしようと決めます。
第20話・冷宮送り
如懿の命を守るために冷宮送りを決断した乾隆帝は第一皇子・永璜を母親から引き離し純嬪(蘇緑筠)のもとで養育させる事を決めます。
富察皇后は第1皇子の面倒を後ろ盾がない純嬪に託されたことを知り安堵します。
冷宮で幽閉だけでなく称号を剥奪され庶人に落とされると知った如懿はあまりのショックでふらついてしまいます。大罪を犯したなど信用していない太監・李玉から陛下の側には阿箬(慎常在)がいるので訴える事が出来ないと言われます。
同行を志願する惢心に新しい主に仕えるべきと如懿は告げるが「残れば阿箬に苛められる可能性がある」と李玉に言われ「一緒に来てくれるなら頼もしい」と涙を流します。
そして最後に乾隆帝に会わせて欲しいとお願いし陛下の本心なのかと聞くと自分が分からず苦しんでいたので「時が濡れ衣を洗い流すことを祈って行きます」と告げました。
海蘭(海貴人)と純嬪に見送られ如懿と惢心が延禧宮を後にした頃、嘉嬪(金玉妍)、玫嬪(白蕊姫)、慎常在(阿箬)の冊封式が行なわれていました。
冷宮の侍衛の趙九宵と凌雲徹は即位後の初の冷宮入りなので運の悪い女だと如懿を見て話します。冷宮には今の皇太后に送られた者たちが住んでおり食事も粗末なもので自害する人も多くいました。