作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/如懿伝
第41話・疑心暗鬼
富察皇后(高賢皇后)の追悼の意で第5皇子・永琪は愉妃(海蘭)の指示通り涙を流して悲しみます。
純貴妃は愉妃が涙を見せてはいけないと教育していたので第3皇子・永璋にも涙を見せるなと指示していたが永琪が声を出して泣いていたので不安になります。
また第1皇子・永璋は愉妃の計画に気付いた嘉妃から「母親・哲妃を殺したのは富察皇后だ」と偽りを伝えられていたので涙は見せず堂々としていました。
愉妃は皇太子争いを匂わせるような発言を遠回しに伝えていた事で乾隆帝は涙を見せない永璜と永璋に「なぜ泣かないのだ」とひっぱたき、良からぬ事を企んでいる証拠だと言い放ちます。
純貴妃は永璋は気を張っているだけで悲しんでいると庇うが「二人を産んでいるので永璜も託したがなぜ親不孝に育てたのだ」と乾隆帝の怒りは収まりません。
永璜と永璋が皇太子を狙っているのだと疑われ、更に次期皇后の座を狙っていると疑われた純貴妃は皇太后に助けてもらおうと伺うが「乾隆帝の怒りが収まらないので第6皇子と第4公主を守りたいなら静観しろ」と言われてしまいます。
そんな中、ただ一人、第4皇子・永珹が皇太子になれると目論む嘉妃は自らも皇后になる道が開けたと喜びます。
嫻貴妃(如懿)は少しの間でも育てた永璜が乾隆帝に叱責されてから一月経っても寝込んでいるので悲しみます。愉妃からは「情に流されるのが姉上の悪いところ、姉上のためにした事なので許しは請いません」と言われます。
嫻貴妃が皇后になるのではと思われたが子がいないため嘉妃がなるのではと噂されます。
衛嬿婉(貴人)はかつて侍女だったときに酷く苛められた相手だが仕方なく嘉妃に挨拶に行くとさっそく侮辱され苛めれてしまいます。目撃した凌雲徹に「これがお前が選んだ道か」と言われる何としてでも子を産んで追い抜いてやると意気込みます。
皇太后に呼ばれた如懿は2人の皇子を陥れたと疑われ、自分の仕業だったらあまりに露骨過ぎて自滅していると告げます。
第42話・窮余の一策
「叔母よりも利口だが皇后の座に執着すると痛い目に遭う、現に自分は皇后ではなかったが皇太后になり先帝と同じ墓に入れるのだ」
よく考えろと言われた嫻貴妃(如懿)は返事をして出て行くと自分のせいで疑われたのではと心配する愉妃(海蘭)が待っていました。
如懿は皇太后の叱責は免れても良心が痛むでしょうと告げ二度と人を陥れることはしてはいけないと注意します。
「後宮をまとめる者が必要です。皇后を立てたくないなら責めて皇貴妃をお立てください」
皇子も公主もいる純貴妃がふさわしいと皇太后に言われるが長らく差配役を務めた如懿の方が子がいないために皇子を公平に扱えるから適任だと乾隆帝は述べます。
金川で内紛が起きており鎮圧を試みるも失敗が続いているので皇太后の縁者である訥親を派遣すると告げると政事は受け入れるが後ろ盾と世継ぎを持たぬ皇后は苦労すると言われます。
「苦労を克服できなければ如懿が無能なだけ、訥親も同様に功を上げられなければ無能です」
皇太后に一歩も譲らなかった乾隆帝は嫻貴妃/烏拉那拉・如懿を皇貴妃に封じて後宮を任せ、嘉妃(金玉妍)を嘉貴妃に封じ如懿の補佐を命じました。
そして慶常在を慶貴人に、婉常在を婉貴人に、秀答応を秀常在に封じました。
王が亡くなり世子が即位したと報告を受けた嘉貴妃は新王が参内する前に皇貴妃になってやると意気込みます。
嘉貴妃に侮辱される嬿婉は子がいないと出世できないと進忠太監から言われ凌雲徹を呼びに行かせます。凌雲徹は命を絶とうとしていると言われ心配で駆け付けるが誘惑されたことで利用されたのだと知り受け入れず出て行きます。
第43話・翊坤宮の刺客
如懿(皇貴妃)は金川での戦の勝利のため安吉大師を招きます。
天は戦を好まないので戦死者の魂を慰めるべく祈祷が行なわれ中元節から中秋節まで読経を続けます。如懿は乾隆帝とともに安華殿に通い祈りを捧げます。
安吉大師から香炉をプレゼントされた如懿は七宝の数珠を身に付ければ効果は高まると告げられるが皇貴妃の座を狙う嘉貴妃の侍女に聞かれていました。
衛嬿婉がホタルを放って乾隆帝を引き入れた晩に翊坤宮に刺客が現われ騒動になります。太監の三宝が刺客に気付いたが侍衛が警備しているのに刺客に気付かなかった事が変だと愉妃(海蘭)は言います。
乾隆帝からお呼びかかかった如懿は嘉貴妃がいる啓祥宮を訪ねると大師がいる安華殿に頻繁に通っているのかと聞かれます。
私通している事が疑われる如懿筆跡の文や数珠を出され、また何者かに嵌められたのだと思う如懿は「不義密通をするとしたらわざわざ刺客が入り込んだと騒がない」と告げます。
安吉大師の弟子から数珠をお守り代わりとしてもらった女官・艾児は皇太后の命で鞭打ち100回の刑に処されるが「皇貴妃のほうがもっと悪辣だ」と叫びます。
第44話・対句の意味
艾児は身寄りのない女官であり誰かの手先とも思えないので皇太后はしっかり調べて明らかにするべきだと言います。
乾隆帝は如懿(皇貴妃)の身の潔白を証明出来るのは側仕えの惢心だけだと思い慎刑司に送ります。
艾児など知らないし拷問を受けてしまったら惢心の命が危険だと心配する如懿は禁足されて連絡が取れないので万寿節に出席できない代わりに陛下に好きなお菓子を届けたいと訴えます。
舒嬪や純貴妃は皇貴妃は不義密通をするとは思えないと話していると愉妃のもとに如懿が作ったお菓子が届けられます。
お菓子の容器に張ってある対句を見て愉妃は如懿の意図を察知しお菓子の中から数珠を取り出し信頼できる凌雲徹と李玉に協力を願い出ます。
李玉は先に席を立つ皇太后を送ったあと養心殿に向かい保管してある証拠品の数珠を取り替えます。
乾隆帝は如懿から届いたお菓子に自分の筆跡を真似て書いた寿の字を見て「その気になれば誰でも人の筆跡を真似て書ける」と言いたいのだろうと察知します。
乾隆帝は翊坤宮を訪ね証拠品をすべて見せて徹底的に調べて身の潔白を証明すると告げます。如懿は感謝はするが濡れ衣を着せられたのに惢心が拷問されていることが納得できず止めるよう言うが体面を気にしている事が分かりがっかりします。
証拠品の中にあった七宝の数珠を目にして自分が用意した物だと気付き「見た目はそっくりですが紅玉髄が混ざってます。修行者が間違えるとは思えません」と告げます。
修行者は間違えるはずもなく満蒙漢の出身の妃嬪も間違えるわけないので仏を信じていない者の仕業だと李玉は訴えると乾隆帝は啓祥宮を調べるよう命じました。