作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/如懿伝
第77話・沈黙の夕餉
愉妃(海蘭)は如懿(皇后)が窮地に陥っていると知りながら静観していた第5皇子・永琪を何て薄情なんだと叱責します。
豫妃を使って皇后を排除しようと企んでいた衛嬿婉は失敗に終わり悪計を知っている者の口封じを命じますます冷酷となっていきます。
乾隆帝は毓瑚から「凌雲徹は信用できる男だと保証する」と進言されたが命懸けで皇后を助けた場面と元妻の茂倩の言葉から疑い進忠太監に痛めつけるよう命じます。
凌雲徹の姿が見えなくなり心配する如懿は李玉に捜査をお願いするが翊坤宮に陛下からの贈り物が届きました。
いったいどうゆうつもりかと戸惑うと贈り物の中に宦官になるよう強いられた凌雲徹がいました。陛下の非道な行ないにショックを受ける如懿は「陛下の怒りが治まり皇后様が助かるなら本望です」と凌雲徹に言われ涙を流します。
また凌雲徹を心配していた衛嬿婉は何も知らず、覚悟はしていたが皇后お付きの太監となったとしり悲しみます。
乾隆帝は翊坤宮に夕餉を運ばせます。好きな物を用意したと言われ席に着く如懿だが運ばれてきたのは嫌いな食べ物しかありませんでした。
乾隆帝が泊まっていくというので如懿はずっと背中を向け翌朝見送ります。
「皇后がいなければ凌雲徹が私を裏切るような事はなかった」と衛嬿婉に文句を言われた如懿は「自分が豫妃を唆して排除しようとした結果でしょ、幼馴染みを利用して私を陥れようとするな」と帰らせます。
如懿を心配する愉妃は凌雲徹が皇后のそばにいたらもっと悪い状況になっていくと心配します。
容嬪は「皇后への疑いも凌雲徹の処罰も間違っています。皇后に八つ当たりしているだけ、御自身の名誉を汚されたから怒っているだけなのでは」と乾隆帝に堂々と言い放ちます。
第78話・御花園の幻
母親の如懿(皇后)と凌雲徹が恋仲だったと噂を耳にした12皇子・永璂は悲しむ日々が続き弟として可愛がる5皇子・永琪は宮中の噂など信用するなと告げます。
凌雲徹は距離を置くことで皇后を守っていたが、乾隆帝の考えがもはやさっぱり分からない如懿は更に何かされるのではないかと心配すると凌雲徹が最低位の掃除係へと配置換えさせられました。
感情を出さずにずっと我慢していた如懿は乾隆帝が去ったあと箸を投げ付け皿を割りました。
衛嬿婉が16皇子を出産すると皇太后は図に乗らせないために寿康宮の太妃に育てさせるよう命じます。
皇太后も陛下の頑固さに呆れており「しばらくの辛抱だ」と如懿に声をかけます。衛嬿婉は皇后が寵愛を失ったのにわが子を手元に置けないのかと悲しみます。
永琪と永璂さえいなければと思う衛嬿婉は「陛下と皇后がヨリを戻したら一気に巻き返されるので2人を完全に決裂させるためにもう一度凌雲徹を利用するべき」と進忠に言われます。
そして自分の子によって追い詰められる様を見たいと思い皇后と凌雲徹が抱き合っていたという噂を12皇子・永璂の耳に入れます。
御花園で梅の花を見ていた如懿は掃除をする凌雲徹を見掛け元気そうなので安堵するが噂を耳に入れられた永璂は目撃し・・・
第79話・残された指輪
御花園で如懿(皇后)と凌雲徹が一緒にいるのを目にした12皇子・永璂は噂を聞いたばっかりで怖くなり宮中を走って逃げ出すと乾隆帝と衛嬿婉と鉢合わせてしまいます。
衛嬿婉と内通する太監が二人が抱き合っていた噂を口にすると直前に幻覚が見えてしまう毒を飲まされていた永璂は認めてしまい凌雲徹は牢獄されます。
わが子を利用して罠を仕掛けたことに腹を立てる如懿だが「陛下が処刑する前に手を打つべき、そうすれば潔白を証明できる」と愉妃に言われます。
愉妃と永琪は「本当に見たのか」と聞くと永璂は自分が証言した事を覚えていませんでした。
永璂に仕えていた者が全員職を解かれたと知りすぐに調べるよう如懿は命じると給任係が口封じに遭っていました。
食事が原因だと把握した如懿は献立を調べ毒茸を食べさせられそのあとにすぐに解毒されたのだと気付きます。
時間が足らないと思った愉妃から「凌雲徹をかばえば誤解している陛下の怒りは増し凌雲徹だけでなく自分の身も危険」と言われるが罪悪感は消えないし永璂も自責の念にかられて心の傷を残す事になると告げます。
衛嬿婉は賄賂を渡して慎刑司に行くと凌雲徹が酷い拷問に遭い傷だらけでした。自分をこんな目に遭わせたのは衛嬿婉だと分かる凌雲徹は「むかしの嬿婉はいない、冥土の土産にするのでむかし渡した紅玉の指輪を返してください」とお願いします。
昔の想い出が一気に蘇る衛嬿婉は悲しみをこらえ去って行きます。
愉妃は如懿に反対されていたが彼女を守るために凌雲徹に会いに行きます。そして陛下の疑いを晴らすためにはどうしたらいいと思うか訪ねると「皇后から死を賜って死ななければならない」と言われます。
自分の命で皇后を守れるなら本望だと思う凌雲徹は衛嬿婉はいろんな罪に関与している事を告げ指輪を渡しました。愉妃は涙を流しながら皇后の代わりに処刑を命じました。
永琪は「皇后の命令で凌雲徹を処刑しましたが御花園の件は真相は不明です」と乾隆帝に報告しました。指輪を受け取る如懿はもう少しで潔白を証明出来たのにと悔やみます。
第80話・舟上の誘惑
凌雲徹が処刑されたと知った衛嬿婉は嘆き更にわが子である二人の皇子が病で亡くなったと知らせが入ります。
~2年後、
乾隆帝が再び南巡りに行く事になりすっかり元気をなくしていた如懿(皇后)は残ろうとしたが「以前のように仲良くして欲しい」と12皇子・永璂に言われます。永璂が自分のせいで両親が不仲になったと自己嫌悪になっていたので如懿は同行する事を伝えます。
乾隆帝がここ1年後宮に足を運んでいない状態であり、如懿が同席すると知った皇太后はこれで少しは改善するだろうと思います。
乾隆30年2月、杭州に到着。
如懿は前に杭州に来たときは夫婦を装い城下を散策したことを容嬪に話します。その頃の気持ちはないのかと聞かれ「人は変わるし片方の情が深まれば片方は薄れる」と伝えます。
容嬪は乾隆帝に呼ばれ皇后の様子を聞かれたので「気になるなら直接お尋ねください、回りくどい。もう情はないのですか」と訴えると皇后が悪いと言われます。
まだ凌雲徹の件を疑っているのかと呆れる容嬪は他の妃嬪に癒やされてはどうかと言い放ち出て行きます。
乾隆帝が誰も気に入らず退屈そうにしていたので衛嬿婉は芸妓を呼んで仕えさせます。
乾隆帝が毎日眠そうにしているので何かおかしいと思った如懿は容珮に探らせ、また李玉も衛嬿婉とつるむ進忠だけを仕えさせる陛下に不安を感じます。
如懿はお忍びで街に出掛けると民たちから陛下が嘲笑されていたので李玉を呼んで問い質します。進忠だけ仕えさせ湖上にいると知り衛嬿婉が芸妓を手配したのだろうと分かります。歓心を買うため陛下の名誉を汚すなんてあり得ないと思うが惑わされた陛下も悪いと思います。
如懿は衛嬿婉を呼び付け「陛下が喜ぶなら何をしてもいいと思っているのか、不埒者を呼び入れ後宮を乱した」と叱責し罰が決まるまで監禁を命じるが・・・