作品情報/キャスト
宿命を背負う姫と二人の王、三大スター共演・超大型ラブロマンス時代劇
煬国奎州城の姫・馬摘星は狼に育てられた狼仔と友情を育んでいたが彼が行方不明に。8年後、城主となった馬摘星は煬国の皇子・渤王から冷たく突き放されるが狼仔の面影を感じ気になります。自分に想いを寄せる疾沖が現われるなか渤王と愛し合うが敵として戦うことに・・渤王の強い愛と摘星の憎しみを超越した愛、摘星を信じて支え抜く疾沖の切なくも優しい愛、権力闘争や過去の因縁など複雑に絡み合う物語から目が離せない
ネタバレ感想/狼殿下
第37話/皇女出現
溍国の王は前朝の皇女である馬摘星を主としてお迎えすることを決めると魏王に反対されます。
一族は前朝に恩があり迄貚の援軍派遣を阻止までし大功を立てたと告げると疾沖が助けなければ命を落としていた者に国を統じる力はないと言われます。
そのころ、溍国に向かっていた馬摘星は溍王から大歓迎を受けるでしょうと言われ、皇女であっても女だから役人や軍人が主と認めるとは思わないと言います。
煬国と迄貚の盟約を破棄され、さらに楚有禎が負傷して戻ってきたことで煬国王・楚馗は渤王に激怒します。
楚有禎が昏睡状態から回復する見込みがなく、渤王は牢獄される遥姫なら救えると思い楚馗の勅命を得てなんでも望みを叶えるから救ってほしいとお願いします。
遥姫は診断すると声も発せず知覚を失い言葉も理解できないので飲食さえも人の助けが必要な心の病だと言います。
最悪の場合は一生このままだと言われた楚馗は激怒し狼骨花の汁の着いた鞭打ちを命じます。
馬摘星は溍国に到着すると大歓迎を受けるが皇女と呼ばれることに慣れないので今まで通り接してほしいと願います。
疾沖は皇女は慣れなくても本人以外の者は改めねばと溍国王に訴えます。国主の席に案内された馬摘星は戸惑いながら座ると魏王は不満をあらわにします。
しかし馬摘星はすぐに立ち上がり溍国に戻れたのは天運と疾沖のおかげであり馬家軍を統べる力はないため馬家軍の令牌を溍王に委ねます。
馬家軍を分割されそうになった馬邪韓が魏王と衝突していると報告を受けた馬摘星は駆け付けます。馬家軍を溍軍に編入するなら溍国の信頼できるものに馬家軍を任せればいいと疾沖に言われ、溍軍からも馬家軍からも信頼が厚いのは疾沖しかいないと馬摘星は思います。
馬摘星は溍国王の許可を得るため参内し、馬邪韓は良い演技だっただろうと疾沖に耳打ちします。
第38話/溍国の新たな主
疾沖は思惑通り馬家軍を指揮することになるが溍王は裏切るのを承知で許可していました。
疾沖は帥印を使って軍令を偽造し川龍軍の兵を集めて勢力を広げ、皇女の噂を広めて民心を籠絡します。
それを待っていた溍王は兵を挙げて捕らえるよう魏王に命じます。皇女である馬摘星は世間に見捨てられたような寂しい村に案内されると男たちは溍王に全員殺されたと疾沖に聞かされます。
母危篤の知らせを受けたときに前線を守る軍務があるため離れられ悔やんでいました。すると仲間たちが気遣って自分に酒を飲ませて送り届けてくれたが戦いは惨敗し処刑されてしまったのです。
ここにいる村人は遺族であり疾沖は面倒を見ているが7年経っても許してくれない遺族がいました。
馬摘星は疾沖が賞金稼ぎしていた理由を察知するが魏王がやってきて疾沖が捕らわれます。
疾沖たちの犯した罪は重罪であるため厳罰に処されなければ法への信頼が揺らいでしまいます。馬摘星は溍国は厳しくても公正に統治されていて民の求める国であるため身分や権力に拘らず溍王の傀儡になることを決意します。
大局のために私情は捨てなくては告げると溍国王と魏王が部屋に入ってきてその言葉を聞きたくて試していたのだと謝罪されます。
逃走していた疾沖は様子を伺うために潜入すると溍王が自分の周囲に厳しくするのは優しさは戦場にいらないことを教えたかったのだと知ります。
疾沖は自由に生きようと思えばできるが皇女には自由がないので大局を見失い感情に流されないか皇女を試す必要があったのだと知り反省して姿を現します。
7年離れた家に戻りお役に立つことで罪を償うと頭を下げると魏王は許してあげるよう進言し溍王は受け入れます。笑みを浮かべる馬摘星は冊封の儀が執り行われ正式に主となりました。
第39話/借用証文
溍国に戻ることを許された疾沖は皇女の馬摘星のために戻ったのだろうと溍王にからかわれます。
向こうにその気はないからと遠慮すると隙を狙い意表を突くのが極意だと言われ一生守り抜きたいと胸の内を話します。
馬摘星は兵権を取り戻した疾沖に馬家軍をお祝いとして授けるが酔っ払った疾沖が訪ねてきて想いをぶつけられます。
馬婧たちからも馬家軍ではなく心を授けてはと進言されていたが謝罪の言葉を伝えるとキスされたので突き飛ばします。
翌朝目覚めた疾沖は白紙の借用証文があったので共に流浪の旅に出ると書き込むと馬摘星は破らずに預かり渤王を倒さねばと思います。
煬国と溍国は戦に備えて互いに士気を上げるため訓練に励んでいました。
渤王は楚有裕に命の借りがあり更に楚有禎を守れなかったことで謝罪の言葉を投げかけます。すると逆族に柏欀城を占領されたと報告が入りすでに民の中に精鋭兵を潜伏させていたので楚馗に伝えると先陣をきるよう命じられ出陣します。
楚馗は楚有禎の看病を遥姫に託し後陣の準備に入ります。
馬摘星たちは徹底した守備に自信を見せていたが渤王が10万を率いて到着したと報告が入り緊張感が走ります。
第40話/交渉
柏欀城での決戦を前に作戦を立てる溍軍の陣営に参謀の袁策から渤王の致命的な弱点が報告されます。
渤王から会見を申し込む書状が届き疾沖が反対するなか馬摘星は受け入れ護衛として同行を疾沖に頼みます。
渤王が発作を起こす狼骨花があるため城攻めの日を花が用意できる二日後に延ばさなければと思います。馬摘星は渤王の贈り物として蝶を用意するようお願いします。
馬摘星は相手にするには物足りない相手だと渤王に言い放つと馬家軍の何人か捕らえられていると知ります。
お前のせいだと言われ馬摘星は俯くと一家を惨殺した冷酷な奴が感傷的なことを言うなと疾沖は言い放ちます。
「投降し城を差し出せ、そうすれば二度と国境を犯さない」と要求された馬摘星は二日待てと告げます。蝶が出現すると邪韓は戦えば森林を荒し羽化を妨げるからだと説明します。
狼狩山でかつて蝶を愛していた渤王は要求を受け入れました。
遥姫は楚有禎の表情を見て不審に思い楚馗いがいに出入りする楊厚の監視を命じます。後陣の準備に入る楚馗に楚有禎を同行させるべきと進言するのは妙だと察知し尾行すると楚有禎は仮病を使っており大兄上の仇をとるためずっと復讐心を抱いていたのだと知ります。
交鈔から二日経ち、馬摘星は投降しない意向を示すため矢を放ちました。
そのころ、楚有禎に薬を飲ませようとした楚馗はいきなりナイフを突きつけられ玉璽を渡せと要求されます。
遥姫から報告を受けていた楚馗は返り討ちにし楊厚から渤王も計画に加わっていることを吐かせ驚きます。渤王は潜伏させていた精鋭隊に撤退を命じ1人で剣を手に・・・