作品情報/御史とジョイ
美食家の暗行御史とバツイチ女性の韓国ラブコメ時代劇
あらすじ
出世に関心がない美食家の官吏イオンは暗行御史に任命され従者のユクチルとクパルを連れて派遣先に向かう。不可解な事件の調査をする過程で借金まみれのマザコン夫と義母との生活に納得がいかず離婚しようと決意する女性キム・ジョイと出会う。事件解明をきっかけに2人は行動をともにするようになるのだが・・・
キャスト テギョン主演
キム・ジョイ(キム・ヘユン)
ユクチル(ミン・ジヌン)
クパル(パク・ガンソプ)
ポリ/ビリョン(チェ・ウォンビン)
ドクボン(ペ・ジョンオク)
カン・ハンギ(パク・シナ)など
全16話
ネタバレ感想/御史とジョイ
9話・七夕
密貿易を取り仕切るハンギはテソが爆破して鉱山が吹っ飛んだと知らせを受けます。支払日なのにトロクソンに支払う銀貨も吹っ飛んでしまったので銃が届くまでしのげば島を潰すぐらい簡単だし烏頭は奪い取るから代金など必要ないと思います。
そのころ、約束を守らない見せしめのためドクボンは銃を横取りし家まで運んでいました。
ジョイ、グァンスン、ビリョンはコリ島のトロクソンがジョイの母親だと思い江華島にいきます。偶然出会ったハンギにトロクソンの話をするとコクドゥ商団に案内され親切だと感謝していたが閉じ込められてしまいます。
代金を払うと呼び出されたトロクソン(ドクボン)は3人の人質を見せられ銀貨より値打ちがあるだろうと言われます。
娘だと瞬時に分かるが「必要なのは銀貨だ、他はいらない」とその場を去ろうとすると魚の餌にすると訴えられます。銃を横取りしていたので「海に沈めるならお前の物も沈める。3人を解放し烏頭の代金を払うまで銃は預かっておく」と告げます。
拘束を解かれたジョイはハンギを平手打ちし去って行く母親の背中を目にし涙を流します。船場に到着し振り返ると母親が見ていたので呼ぼうとするが険しい顔で首を振るのを目にし生き別れた時と同じ表情だと気付きます。
暗行御史イオンは陛下に謁見すると弘文館大提学に責任を負わそうと進言していた領議政は驚きます。命を狙われたので敢えて真犯人をあぶり出すために死を偽装し葬儀を行なったことを告げます。
「権力を笠に地方の役人らと手を組み民を搾取するなどあらゆる不正を働き国の税を横領した邪悪の連中の黒幕が分かりました」
領議政は焦っているはずだから黒幕である事を明らかにするまで時間を稼いで欲しいと弘文館大提学に告げます。そして何事もなかったように「今日は何日だ?」とユクチルとクパルの前に姿を現すと2人は幽霊が出たと倒れます。
また離ればなれになったら七夕の日に会いに来いと場所を指定していたので行くとジョイの姿を目にします。声をかけるとジョイは生きていたのかと驚き涙を流しながら抱き付きます。
10話・外知部
「テソ達はソヤン村を拠点として銀の密造と武器取引を行ない、テソは領議政の庶子で海運判官を殺したドスは嫡子、その背後には領議政がいるから事件に関わった者達の捕縛をお許しください」
イオンの訴えを王様が許可したことを知る領議政は驚き出向くと重臣達が罷免するよう跪いていました。
イオンは横領に関与した者の名を報告書に記して現われ、テソ達は忠清監営と税殻の倉庫の役人を買収し行く先々の村を盗賊のごとく荒らしたため地方の民の恨みを買っていると言い放ちます。また忠清道と江華島に商団を置いて違法な銀の採掘と火薬の売買を行ない、ドスは海運判官を殺害した凶悪な人物だと訴えます。
すると領議政は息子の罪を認めるのではなく醜態を招いた責任を取るため辞職すると王様に訴え許しを請います。
しかし王様は領議政を捕えて尋問しろと命じその場を去っていきます。
領議政だったパク・スンは投獄され、テス、マルチョン、ハンギ、メンスが指名手配されます。
ジョイたちは家を探していると詐欺師から不当に高い物件を勧められるが幼なじみの外知部(弁護士)スンユルに助けられます。
イオンは贈り物を持って訪ねようとしたがジョイとスンユルが仲良さそうに食事していたので、あの男は何者だと睨みつけます。気付かれてしまい私に会いに来たのかと言われ、捜査のついでにビリョンに会いにきただけと誤魔化します。
部下がやってきたのでスンユルに挨拶はまた今度だと告げドスを捕えて連行します。またマルチョンの潜伏先を突き止め捕えると村人の叫びにより逃げようとしていたメンスも捕えます。
テソとハンギだけは見付けられないでいたがイオンは烏頭を差し出し世子様暗殺にパク・スンが関与しているはずと大提学に告げます。
11話・治腫医
ジョイはグァンスンとビリョンと一緒に暮らすことにし生計を立てるために話し合います。
ジョイが針仕事が得意のため服の仕立てと巫女ビリョンの占い力をグァンスンが宣伝します。腕前が評判を呼び客たちが押し寄せるなかジョイは仕立ての際に耳にしたパク・スン達の情報をイオンに報告します。
イオンは、パク・スンが設けた侍薬庁が新設された時の治腫医は偽物だと大提学に伝えます。調べさせると偽物が誰かは分からないが本物の治腫医が生きていると知り世子様の死の秘密を知っているはずと思います。
その頃、王様は投獄する領議政が妙なことを言っていると報告を受け会いに行くと「世子様が父親によって毒殺された噂が広まらないか心配です。釈放してくれれば王座を守って差し上げます」と言われます。
火薬売買帳簿を提出しとけとイオンに言われていたジョイは母親の名前が記してあるので罪に問われてしまうのかと外知部スンユルに相談します。捜査して無実なら釈放してくれるはずと言われイオンだったら大丈夫だと思うが本当に罪を犯していたらと思うと怖くなります。
すると検問が多く遠回りしてやってきた母親トロクソン(ドクボン)が庭に立っていたので駆け寄って抱き締めます。
イオンは治腫医の居場所を突き止めるが既にテソにより殺されていました。飛び出す物影を目にして追いかけて捕えるとテソであり彼の手首にあった傷を目にし世子様を殺したのはお前かと剣を突き付けます。
怒りで震えるが世子様の死因を突き止めるためにも捕えて連行させます。
12話・尋問
イオンは捕えたテソが偽物の治腫医だったと大提学に告げ侍薬庁の業務記録を渡すが毒殺に関与した裏付けにはならないし領議政が関与していた事も分からないと言われます。
テソが侍薬庁の業務記録を大事そうに持っていたのは理由があるはずと思います。領議政はテソを使って忠清の役人と結託し税殻の横領などで懐を肥やしていたし忠清に派遣された暗行御史たちを殺し報告書まで握りつぶしていました。
「王宮の助けなしには不可能、世子様を毒殺する見返りとして覇権を与えたのでは?それが事件の始まりではないか・・・・」
大提学は領議政の後ろ楯があの方なら慎重に事を進めなければならず尋問ではひとまず世子様の件には触れず、領議政の権力を奪うことだけ考えろと言います。
トロクソン(ドクボン)は支援者から小切手を受け取り朝鮮を発つ準備をしていたがコクドゥ商団に官軍が押し横領した献上品などは押収されたと報告を受けます。
急いで駆け付けると商人は連行されていたが煙硝と武器だけは無事だと知ります。我々の名前が乗った帳簿がないと言われジョイが持っていた事を思い出すが倉庫に隠れているハンギを発見し脱出のために手を組みます。
テスは先に投獄されていたマルチョンとメンスと再会します。1人だったら手に入れていた書状を証拠に自白して父親を道連れに出来たが2人のせいで台無しだと言い放ち、2人は最後までシラを切れと命じます。
イオンは火薬売買帳簿がないと気付くとジョイが申し訳なさそうに角が燃えた帳簿を持って来ました。尋問までに間に合ったから理由は聞かないと受け取りテソ達、そしてパク・ドスを追い詰めます。
罪を認めたドスに指示したのは領議政パク・スンだなと追求するがそこに投獄されていたはずのパク・スンが委官として姿を見せたので驚きます。黒幕の疑いがあるのに放免して李官を任せるなどなりませんと大提学は訴えるが、パク・スンを降格することで証拠は内のだから手討ちにせよ言われ困惑します。
しかし、マルチョンがパク・スンに何度も上納してきた、証拠もあると訴えた事で、イオンは証拠を確保してから尋問を再会するべきと進言すると王様は「そうせよ」としかいえない状況となります。
イオンは大提学の部下二人を紹介してもらいマルチョンを連れて証拠を確保しに行けと命じるが2人が牢に行くと役人が既に連れだしていました。
逃げようとした罪でマルチョンは処刑されたと知りイオンは王様はパク・スンと手を組んだかとやり場のない怒りが込み上げます。パク・ドスは島流し、テソとメンスは斬首を命じられます。